お世話になります。毎日学習会林です。
今日からは内容一致問題の解き方について説明をしていきます。今日は、「特定段落の内容と合致する選択肢を選ぶ問題」についてお話していきます。
まず、内容一致四択問題の中でも、「特定段落の内容と合致する選択肢を選ぶ問題」は一番手がつけやすく、かつ比率も多い問題です。多くの合格者はここは全問正解でこなしてきますので、なんとしても落とすわけにはいかない問題なのですが、生徒さんの解き方を見ていると、この絶対落としてはいけない問題で点数を落としている生徒さんが散見されます。なぜここで点数を落とすのかを聞いてみると、紛らわしい選択肢があり、それを間違えて選んでしまったという答えを聞くことが多いです。なぜそのようになるのかについて考えてみたいと思います。
紛らわしい選択肢についてですが、これは大学側が意図して作成しているものです。こうした問題をどのように作成するのかを考えると、自然と、こうした問題にどのように対処すべきかが分かります。まず、こうした問題の作り方ですが、誤答部分を作るためには、句や節の中で、明らかに本文とは違う句や節を一つ紛れ込ませて置きます。基本的に紛らわしい誤答の作り方というのはこれがすべてです。特に、主節では正しいことを言っていても、従属節(条件節)や句で間違ったことを言っているというケースが散見されます。
ですから、私達がこうした問題に取り組む際には、まず選択肢を句と節に分け、それぞれが本文の内容に対して正しいか間違っているかを判断する必要があります。正しい場合にも間違っている場合にも、どのパッセージ(段落)のどのライン(行)を根拠として正しいか、あるいは間違っているかをメモし、見直しが素早くできるようにしておきましょう。
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