慶應義塾大学SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(大木聖子研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

近年の日本において,規模の大きな自然災害が多発していることから,人々の防災への意識は高まっている。あまり知られていないが身体に感じないものを含めると日本では,1カ月に約2万回の地震が起きている。これは驚異的な数字である。最近では,「南海トラフ大地震」や「首都直下型地震」が30年以内に必ず起こるといった報道もされている。このように地震が頻発している日本では,いつ如何なる時でも正しい行動が取れるように,防災の知識と備えが必要である。地震の規模を示すマグニチュード(M)は,震度6や7の立っていられないほどの揺れがだいたい何秒続いたかによって予測することができる。揺れが10秒ならだいたいM7となり,津波の心配はまず無いといってよいが,電車が止まることを想定しなければならない。揺れが1分続いたならM8となり,もし沿岸近くにいたなら,1~2mの津波が来ることを想定して津波警報を待たずに直ちに高台に逃げるべきである。そして揺れが3分続いたならM9となり,東日本大地震レベルの大津波が来ることを想定して行動しなくてはならない(*1)

 

■ 問題発見・・・ 

では,災害が起こった時,どう考え,どう行動するべきなのか。

 

■ 論証・・・ 

防災アンケートなどによると,大規模災害があった直後は人々の防災意識は非常に高かったものの,時間の経過とともに減少する傾向が見られる。また,学校での防災避難訓練においても教師のマイクの指示に従い,机の下に入り,整列して校庭にでるなど非現実的な想定のものが多い。この課題を解消するために貴学環境情報学部の大木聖子研究会が主催して行われている防災訓練授業では,自分で判断するための3つの「ない」(落ちてこない,倒れてこない,移動してこない)がどこで守られるかを学び,写真による危険探しをするなど実践的な意識作りがなされている(*2)。このように,より実践に近い形で考える防災活動が,より高い防災意識につながると考えられる。

 

■ 結論・・・ 

そこで,私は1人1人が自分で考え,危険を回避するための防災意識を高める防災教育プログラムを構築し,より多くの人に広めたいと考えている。

 

■ 結論の吟味・・・ 

貴学環境情報学部の大木聖子准教授は,防災教育授業やフィールドワークなど実践的な研究を数多く行っている。SFCでは,実践的で能動的なプロジェクトへの参加を主体としたカリキュラムを実践しており,私の研究に最適な環境が整っている。よって私はSFCに入学し,大木聖子研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 大木聖子.“南海トラフ巨大地震とは(講演)”,「防災減災の計画と行動」,第2分科会「越境地域の防災減災と情報支援」,愛知大学三遠南信地域連携研究センター紀要, 2017

(*2) 大木聖子.“写真で危険探し&ショート訓練”,< http://www.bosai.sfc.keio.ac.jp/column-shortdrill >

 

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