慶應義塾大学SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(脇田玲研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

デザインとは,色彩,模様,空間,イメージなど我々の感覚に関わるものを操作することで新たな価値を創作する作業の総称である。たとえば,建築デザインとは空間と人間の関わり方を操作し,新たな「箱」を創りだす作業をいう。デザインにおいては感覚のみを操作対象とするわけではない。デザインが操作する感覚には,ある種のロジックも含まれている。そのロジックを含む感覚を言語化したものがデザイン言語である。デザインを消費する側からみれば,デザイン言語とはデザイン作品から消費者が読み取る,デザイナーからのメッセージである。一方,デザインを提供する側からみれば,デザイン言語とは新価値を創作するためにデザイナーが試行錯誤する行為,もしくはその行為を言語化したものである。つまり,デザイン言語はデザインを産出する記号体系であり,デザインを提供する側と消費する側が新たに創作された価値を知覚するための作法と捉えることもできる。

 

■ 問題発見・・・ 

そのデザイン言語の実装法が近年変化しつつある。ポータブルな高速演算環境が普及したことで,コンピュータによる抽象的概念の操作能力がデザインの質を左右する時代となったのである。

 

■ 論証・・・ 

デザイン作業の中心はプログラミングやコーディングと呼はれる行為となり,その成果物たるソースコードにデザイン言語を反映させることになる。空気・音波・熱流など実世界の流体のふるまいを記述する数学と高速コンピュータを駆使することで,人間の生物学的知覚能力では産み出せなかった新たな価値が創作されるのである(*1)

 

■ 結論・・・ 

そこで,コンピュータによるデザイン革新を研究テーマに,これまで数々の作品を発表(*2)している貴学環境情報学部の脇田玲教授に師事し,ダンスパフォーマンス中の空気圧の変化と音響による音波波形を可視化したダンスデザインについて研究したいと考えている。ダンスは子どもの情操教育に適していると認められており,近年学校教育においてもダンスが必修化されるなど,ダンスに興じる土台ができている。

 

■ 結論の吟味・・・ 

目の前に存在するも知覚不能な自然界の情報を可視化/可聴化することで,自然界の見方を刷新するメディアを作り出すことを研究テーマとする貴学の脇田玲研究会は,上述の研究に最適の研究環境である。そこで,貴学SFCに入学し,脇田玲研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 脇田玲.< http://xd.sfc.keio.ac.jp/features/2012/interview-wakita/ >

(*2) 脇田玲.< http://akirawakita.com/ >

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