慶應義塾大学SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(松川昌平研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

スマートフォンやカーナビの機能としてよく聞く「GPS」は,地球の周りを飛ぶ人工衛星からの電波を受信することで,緯度,経度,高度を測定し,「現在位置」がわかるシステムである。スマートフォンのカメラや,GPS機能搭載のカメラで撮った写真には,Exif情報という位置情報や撮影日時,カメラ機種,カメラ設定など,写真に関するさまざまなデータが記録されている。位置情報が記録された写真からは,撮影場所を特定することができ,Googleマップなどの検索ボックスに,緯度経度の座標を入力するだけで,該当する場所にピンが表示され,特定することができる仕組みとなっている。最近は,SNSなどに投稿された写真から位置情報が特定され,犯罪などに巻き込まれるケースも発生しているため充分に注意するよう呼びかけられている。

 

■ 問題発見・・・ 

では,これらの写真を便利なツールとして利用できないだろうか。

 

■ 論証・・・ 

貴学環境情報学部の松川昌平准教授は,「時空間ポエマー」と題した運用実験の中で,GPSカメラ付き携帯電話から投稿された位置情報付きの写真を地図上に表示し,地域情報を共有するシステムを開発している。この運用実験として,20名の市民参加による「地域の魅力探しイベント」を行い,決められた範囲内における身近な紹介スポットを,カテゴリに分け,カテゴリごとのアドレスに投稿すると,約200枚ほどが投稿され,参加者の評価も上々であった。ただ,悪質なユーザーによる誹謗中傷や個人情報の漏洩に繋がりうる不安やイベント時だけではない継続的な投稿を動機付けていく仕組みの整備などが課題としてあげられている。また携帯端末の機能面の問題として,位置情報のズレなども指摘されている。

 

■ 結論・・・ 

そこで私は,野外コンサートやスポーツ観戦などのイベント会場において,観客から位置情報付き写真を集め,それを使ったPVや動画を作成し,投稿者に還元するツールの開発をしたいと考えている。

 

■ 結論の吟味・・・ 

SFCでは,実践的で能動的なプロジェクトへの参加を主体としたカリキュラムを実践しており,私の研究に最適な環境が整っている。また,貴学の松川昌平准教授は,「時空間ポエマー」や「カキコまっぷ」など,位置情報付き写真を使った魅力的なツールを開発しており,上述の研究開発を進めるのに最適な環境だと考える。したがって,貴学SFCに入学し,松川昌平研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 本江正茂,中西泰人,松川昌平.“時空間ポエマー: GPS カメラケータイをもちいた WebGIS 多摩センターにおける運用実験とその評価”,日本建築学会学術講演梗概集2004,pp.531-532,2004

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