慶應義塾大学SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(鳴川肇研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

貴学環境情報学部の鳴川肇准教授は,アイデアをカタチにする“デザイン”をメインテーマに,美術とエンジニアリングに共通するツールとして立体幾何学に注目し,ジオデシックドームと呼ばれる軽量構造物の設計やテンセグリティー構造と呼ばれる軽量構造体の実証研究を行っている。この他にも,歪みの非常に少ない世界地図図法(オーサブラフ)の研究やオーサグラフ関連のビジネスも手がけている(*1)

 

■ 問題発見・・・ 

ところが立体幾何学的構造体は2次元で表現するのが困難であるため,3Dデザインツールを利用して3次元空間でデザインするのが一般的であり,コンピュータとの親和性も高い。ここに,デザイン作業における試行錯誤のツールとして,進化著しいAIをデザイン支援に活用する余地がある。

 

■ 論証・・・ 

囲碁AIが人類最強棋士に完勝して以来,プロ棋士の間ではAIを活用した棋譜研究が盛んとなった。これは,あるルールの下で勝利に至る秩序を見つけ出すためにAIを利用した例である。一方,これとは逆に,人間がこれまでに作り上げた秩序を破る“意外性”を求めてAIを利用することもできる。AIの意外性が人間の創造性にインパクトを与えることを期待して,デザインの領域でもAIを利用するのである。人間では想像もつかないような意外性を求めて,人とAIが一緒に仕事をすることにも意味があり,それが新たなデザインを生むきっかけともなろう。デザイナーがAIを利用して発想力・表現力に磨きをかける様は,プロ棋士が囲碁AIを利用し新手筋を生み出す様に似ている。AIが人間の能力の限界を引き上げていると見ることもできよう。貴学の鳴川肇准教授も,創造性を養うためにはとにかく“手を動かす”ことが最も有効的だと推奨している(*2)。AIと対話しながら試行錯誤を繰り返すことで創造性が刺激され,新たなデザインが生まれることを期待したい。

 

■ 結論・・・ 

そこで,立体幾何学的デザインを専門に研究し,数多くの作品(*1)も発表されている貴学の鳴川肇准教授に師事し,機能美を立体幾何学的デザインで具象化したような構造物を自ら創作してみたいと考えている。

 

■ 結論の吟味・・・ 

貴学の鳴川肇准教授は,模型による立体幾何学的検証を軸としてアイデアを展開し社会的ニーズへの応用を探求する研究者であると同時に,建築家・構造家でもあり,これまでも数々の先鋭的な作品を発表している(*1)。そこで,上述の研究作品を生み出すのに最適の環境を求めて,貴学SFCの鳴川肇研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 鳴川肇.”Hajime Narukawa Laboratory”,< http://narukawa-lab.jp/ >

(*2) 鳴川肇.” 建築家,構造家を経て,新・世界地図の発明へ。頭で考えるだけではなく,〝手で考える〞ことも大事”,< https://www.arc-agency.jp/magazine/2848/2 >

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