慶應義塾大学SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(加藤貴昭研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

近年,スポーツ競技において,知覚-認知タスクの解明を目的した研究が増えている。例えば,競技者がいかに予測や意思決定を行なっているかという課題に対しては,刺激映像の加工技術を駆使した手法が用いられる。時間遮蔽技術やシャッターゴーグルを使った,スポーツ競技においてのバイオロジカルモーションによる刺激呈示法を用いることで,パフォーマンスに必要な相対的な運動連鎖情報を利用していることが分かるのである。しかし,この検証においては,視覚刺激を加工することによる実験的バイアスの影響が無視できず,生態学的妥当性の問題が指摘されている。こうしたなか貴学の加藤貴昭准教授は,競技者を対象とした眼球運動計測を行い,可能な限り実際の競技場面でのフィールド実験を行うことで,生理学的妥当性の高い実験状況を構築しようとしている。それにより,熟練者と一般競技者との視支点の置き方の違いや眼球運動範囲に差があることを指摘指摘している(*1)

 

■ 問題発見・・・ 

では,どのような競技においてもこの測定法が有効であろうか。

 

■ 論証・・・ 

1対1の競技や運動範囲が少ない競技や動きが激しくない競技においては眼球運動計測が有効であると言える。しかし,逆に多数対多数や運動範囲の広い競技や動きの速い競技においては,他の検証も重ねて行うべきである。動体視力や視野の広さ,距離感覚,動くものに対して素早く反応する能力など,多項目の検証を行うことで,より有効的な学習環境のデザインに役立つと考えられる。

 

■ 結論・・・ 

そこで私は,スポーツ競技における知覚と身体運動との関係をより多くの項目で検証し,熟練者が優位性をもつ項目を明確化することで,そのスポーツに重要なスキルを身につけるのに有効なトレーニング法を構築していきたい。

 

■ 結論の吟味・・・ 

SFCでは,実践的で能動的なプロジェクトへの参加を主体としたカリキュラムを実践しており,私の研究に最適な環境が整っている。また,貴学環境情報学部の加藤貴昭准教授は,人間の様々な行動を対象に,心理的および身体的な側面から,各種手法を用いて実験的に検証をする研究を行っている。加藤貴昭研究会であれば,上述の研究をより充実したものにできると考える。したがって,私はSFCに入学し,加藤貴昭研究会に入会することを強く希望する。

 

(*1) 加藤貴昭.“スポーツ競技における知覚-運動スキル”,VISION,Vol.25, No.1,pp.30-34, 2013

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