慶應義塾大学SFC 総合政策学部 AO入試 志望理由書 提出例(國枝孝弘研究会向け)

■ 議論の整理・・・ 

インターネットの普及により,教育のあり方が大きく変わってきている。中でもVC(visioconférence)システムは,これから益々活用されるものと予想される。これは動画を中心とした情報をインターネット回線を使い送受信することで,離れた相手とのコミュニケーションを可能にするシステムであるが,すでに企業では遠隔会議(テレビ会議)によく利用されており,今後海外の教育機関などと連携すれば,外国語学習にも大いに活用できるシステムである。実際,このような用途で活用され始めており(*1),学習塾や家庭学習など多方面で使われるようになった。

 

■ 問題発見・・・ 

では,海外の教育機関と連携した外国語学習にVCを活用するにはどうすべきか。

 

■ 論証・・・ 

これについては,貴学総合政策学部の國枝孝弘教授による,日本のフランス語学習者とフランスの日本語学習者の交流型授業を研究対象とした研究がある(*1)。この研究では,グループ対グループの形態で,双方向から意見を述べ合うディスカッション方式で行われた。日本側はフランス語で,フランス側は日本語でそれぞれプレゼンテーションすること,相手へのコメントは相手が使用した言語で行うことを原則とした。プレゼンテーションという形をとったのは,事前に準備すれば心の余裕をもってプレゼンテーションに臨むことができること,ある程度まとまりを持った内容を話すことができるという理由からである。逆に言えば,十分な準備なしでテレビ会議に臨めば,その場で学習言語で表現することを迫られ,コミュニケーションに困難な状況をまねくことは避けられない。その意味でも外国語学習を目的とするVCにおける母語使用には次の効果が期待できる。1つ目は,精神的負荷の軽減である。外国語を話す際に不可避な,沈黙やいいよどみ,あるいは「通じない場面」を少なくすることで,円滑な会議進行が期待できる。2つ目は,ヒアリングという学習機会を相手に提供するということである。これによりVCシステムを使った言語学習は,十分な成果が期待できると結論づけている。

 

■ 結論・・・ 

そこで,VCシステムを利用して,現地校しかない地域に居住する海外赴任者の子ども達に,日本から遠隔教育を提供するしくみを構築したいと考えている。

 

■ 結論の吟味・・・ 

上述の研究を充実したものにするため,貴学SFCに入学し,VCシステムによる交流授業やマルチメディア教材を研究している國枝孝弘教授の研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 國枝孝弘,倉舘健一,古石篤子.“テレビ会議を利用した交流型授業における言語使用の考察”,フランス語教育, Vol.33, pp.136-145, 2005

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