慶應義塾大学 文学部 自主応募総合考査Ⅱ 2018年 解答例

■ 問題

次の文章を読み,「ポピュリズム」がなぜ「デモクラシー」にとって問題となるのか,具体的な事例を挙げてあなたの意見を述べなさい。(320字以上,400字以内)

 

 

■ 答案構成

議論の整理→ 「ポピュリズム」と「デモクラシー」の親和性

問題発見→ ポピュリズムに対する抑制策がないことが問題

論証→ 日本における事例(2009年鳩山内閣発足)

解決策or結論→ ×

解決策or結論の吟味→ ×

 

 

■ 答案

議論の整理→ 「ポピュリズム」と「デモクラシー」の親和性

ポピュリズムは,大衆の一面的な欲望に迎合し大衆の意見を操作することにより権力を獲得し維持する政治手法である。デモクラシーが民意に基づく多数決にて政策決定する統治システムである以上,人気すなわち「数」を背景とするポピュリズムが台頭しやすい性質が内在している。つまり,デモクラシーとポピュリズムは本質的に親和性がある。

 

問題発見→ ポピュリズムに対する抑制策がないことが問題

問題は,ポピュリズムに染まった政治家やマスメディアに扇動された民意が,誤った方向へ政策決定を導く可能性が排除できないこと,さらにこれを未然に防ぐことも構造的にかなり困難であることにある。

 

論証→ 日本における事例(2009年鳩山内閣発足)

わが国においても2009年マスメディアの偏向報道に扇動された民意がポピュリズム政権を誕生させた。政策実現性など一切検討も考慮もせずに沖縄基地移転を約束したり,地政学的リスクを高める外交を展開するなど,国益を損なう政策には事欠かない政権であったことは記憶に新しい。

 

解決策or結論→ ×

 

解決策or結論の吟味→ ×

 

 

ポピュリズムは,大衆の一面的な欲望に迎合し大衆の意見を操作することにより権力を獲得し維持する政治手法である。デモクラシーが民意に基づく多数決にて政策決定する統治システムである以上,人気すなわち「数」を背景とするポピュリズムが台頭しやすい性質が内在している。つまり,デモクラシーとポピュリズムは本質的に親和性がある。

問題は,ポピュリズムに染まった政治家やマスメディアに扇動された民意が,誤った方向へ政策決定を導く可能性が排除できないこと,さらにこれを未然に防ぐことも構造的にかなり困難であることにある。

わが国においても2009年マスメディアの偏向報道に扇動された民意がポピュリズム政権を誕生させた。政策実現性など一切検討も考慮もせずに沖縄基地移転を約束したり,地政学的リスクを高める外交を展開するなど,国益を損なう政策には事欠かない政権であったことは記憶に新しい。

(原稿用紙で379字相当)

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