慶應義塾大学SFC 総合政策学部 AO入試 志望理由書 提出例(宮代康丈研究会向け)

議論の整理・・・

近年の情報通信技術の進展とともに、人工知能と倫理に関する議論が活発化している。というのも、人工知能の進化により倫理に関して新たな問題が生じてきたためである。人の倫理観を脱した人工知能の誕生や人工知能が法に背く行動をした場合の責任の所在など議論が必要なトピックは無数にある。松尾ら(2016)※1によると、人工知能に関する論点は「人工知能のもつリスク、シンギュラリティの捉え方、あるいは人々の感じ方に関する話題」、「人工知能を利用あるいは研究開発する人間の倫理に関しての話題」、「人工知能に関する職業と教育などの社会的インパクトの話題」、「人工知能に関する知財や権利などの法律、あるいは倫理規範や社会の在り方に関わる話題」の4つに整理できる。しかし、この論点は技術者サイドや支配者サイド、すなわち人工知能を開発し、その利益を享受していく立場からの視点しか反映されていない。

問題の発見・・・

ここに問題があると私は考えている。人工知能と倫理を議論するにあたって重要な、マジョリティである一般の人々、すなわち人工知能と共存していく立場の人々の視点が欠けている。

論証・・・

確かに、人工知能と倫理を議論するにあたっては技術者や政府が主導していく必要がる。というのも、倫理とは社会における善と悪の判断基準となる規範だからである。その一方で、倫理とは人として守り行うべき道であり、人々の間で創り上げられていくという側面もある。大衆の視点が欠けてしまうと認識にギャップが生じ、後々問題が大きくなる可能性が大きい。実際、憲法や法律など大衆の意見が十分に反映されているとはいえず、現在では頻繁に議論の対象となっている。

結論・・・

したがって私は、人工知能と倫理を大衆の立場から検証したいと考えている。そのためには、哲学や情報学、倫理学といった学問に対する知見に加えて多様な価値観に触れることが必要であり、そうした自身の研究に最適な環境がSFCにはそろっている。

結論の吟味・・・

SFCの総合政策学部では、様々な研究分野に制限なく触れることができるとともに、1年次から研究会に所属することで自身の研究課題を深めていくことができる。また、海外からの留学生も多く受け入れているとともにフィールドワークを推奨しており、多様な価値観に触れられる環境もある。貴学の宮代康丈准教授は、哲学や政治に精通しており、海外の文化にも精通している。したがって、SFCへの入学と宮代康丈准教授の研究室を志望する。

 

1 松尾豊、西田豊明、堀浩一、武田英明、長谷敏司、塩野誠、服部宏光、江間有沙、長倉克枝(2016)「 人工知能学会・情報処理学会共同企画3部「技術紹介」

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