上智大学 外国語学部 特別入試 志望理由書 提出例(木村護郎クリストフゼミ向け)

■ 議論の整理
私は、EUにおける複言語主義の現状と、国境周辺の言語管理について関心がある。特にドイツは、スラブ系、ラテン系の国と国境を接し、アルザス・ロレーヌ問題で言語が領土主張の根拠となってきたように、言語が国境との関係で重要な役割を果たしている地域である※。現在のヨーロッパは、明確な公用語を定めず、一人ひとりが母国語の他に複数の言語を身につけ、相互に交流する複言語主義を採用している。シェンゲン協定により、人の移動の自由が保障され、労働、商用その他様々な理由で相互移動が行われる国境周辺において、複数の言語が使用者によってどのように使われているのか、使用者を主体とする言語管理理論の視点で捉えてみたい。

■ 問題発見
木村教授によると、境界研究において言語は重要なテーマであるにもかかわらず、主題として取り上げられることが少ないという※1。しかし、このテーマに取り組むことは、EUなどの地域機構が抱える言語的・文化的多様性についての課題を分析し、可能性を広げるためにも重要な視点であると考える。また、実際には国境にアイヌや沖縄、ロシアなどの動態的な要素を抱えてきたにもかかわらず、そのことに無頓着であった地域に対する問題提起にもなるだろう。

■ 論証
実際には、言語の仕様と言っても様々なレベルがあるため、研究のためには木村教授が提起しているように行政、教育組織、メディア、社会組織、地域コミュニティといったマクロなレベルと、個々人の談話などのミクロなレベルに分けて、つぶさにその様子を観察、分析する必要がある※2。

■ 結論
そのため、ドイツ語を中心に中央ヨーロッパの言語状況を先行研究で学びつつ、現地において人々の動態的な言語使用の状況に学びたいと考えている。

■ 結論の吟味
前述の研究を行うため、貴学のドイツ語学科でヨーロッパの言語管理や少数言語についての動向に詳しい木村護郎クリストフ教授のゼミに入会し、学ぶことを強く希望する。

※1 木村護郎クリストフ. (2019). 境界研究へのアプローチとしての言語管理: 中央ヨーロッパ国境地域の事例から. 境界研究= Japan border review, (9), 47-58.
※2 木村護郎クリストフ. (2015). 言語管理理論における研究者の位置づけ: ヨーロッパ統合に関する調査事例から. 千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書= Chiba University Graduate School of Humanities and Social Sciences Research Project Reports, 292, 87-96.

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