上智大学 総合人間科学部 看護学科 海外就学経験者入試 2017年 小論文 解答例

■設問

次の文章を読み、「自分を探す」ということについて、自分の体験や経験を通した自己の考えを800字以内で述べよ。

■答案構成

問題発見 → 自分だけで自己が探せるか

論証1 → 対象を客観的に捉えるには距離が必要

論証2 → 自分自身の経験:自分と他者の認識のずれ

論証3 → 他者の視点を活用した自己分析法の有益性

結論 → 有益な手法で自己を正しく認識することが大切

■答案

問題発見 → 自分だけで自己が探せるか

「自分を探す」ということに関する筆者の考えには概ね賛成であるが、疑問に思う点が一つある。「自分の存在は、自分にとって最も明らかなはずである」から、改めて「自分を探す」必要はないという点である。果たしてそうだろうか。

論証1 → 対象を客観的に捉えるには距離が必要

私がその部分に疑問を感じるのは、自分は自分に近すぎて客観的に捉えるのは却って難しいと思うからである。あることを客観的に捉えようとするなら、対象との間に適度な距離が必要だ。物を見るとき、それが目のすぐ前にあったら目に映るのは対象物の一部だけだ。適度な距離があってこそ、その対象物の全体像をまるごと捉えることができるのである。それは思考においても同様だろう。

論証2 → 自分自身の経験:自分と他者の認識のずれ

私自身の経験からもそのことが言える。私をよく知る家族や友達が認識している私は、私が認識している私自身とはどうやら異なる側面があるようなのである。例えば、私自身は自分を怠惰だと思っているのに努力家だと言われたり、自分では結構気を使っているつもりなのに無神経だと言われたりしてきたからだ。

論証3 → 他者の視点を活用した自己分析法の有益性

「ジョハリの窓」という自己分析法がある。自分の長所と短所を書き出し、周囲の人にも書き出してもらう。それらをつき合わせて「自分も他人も知っているエリア」(開かれた窓)と「自分が知っていて他人が知らないエリア」(隠された窓)、「自分が知らないで他人が知っているエリア」(気づかない窓)の3つの窓に分類する。それに加えて「自分も他人も気づいていないエリア」(未知の窓)も意識する。こうした手法で客観的に自己を分析するのである。

このように、自己を知るために他者の視点を活用することは大変有益な手段であると思う。私自身もこの手法で今まで気づかない自己に気づくことができ、他者の目に映る自己を客観的に捉えることができるようになった。

結論 → 有益な手法で自己を正しく認識することが大切

この手法に限らず、それぞれが有益だと思うやり方でまず自己を正しく認識することは、自己の生き方を探るためにも大切だと思う。(796字)

「自分を探す」ということに関する筆者の考えには概ね賛成であるが、疑問に思う点が一つある。「自分の存在は、自分にとって最も明らかなはずである」から、改めて「自分を探す」必要はないという点である。果たしてそうだろうか。

私がその部分に疑問を感じるのは、自分は自分に近すぎて客観的に捉えるのは却って難しいと思うからである。あることを客観的に捉えようとするなら、対象との間に適度な距離が必要だ。物を見るとき、それが目のすぐ前にあったら目に映るのは対象物の一部だけだ。適度な距離があってこそ、その対象物の全体像をまるごと捉えることができるのである。それは思考においても同様だろう。

私自身の経験からもそのことが言える。私をよく知る家族や友達が認識している私は、私が認識している私自身とはどうやら異なる側面があるようなのである。例えば、私自身は自分を怠惰だと思っているのに努力家だと言われたり、自分では結構気を使っているつもりなのに無神経だと言われたりしてきたからだ。

「ジョハリの窓」という自己分析法がある。自分の長所と短所を書き出し、周囲の人にも書き出してもらう。それらをつき合わせて「自分も他人も知っているエリア」(開かれた窓)と「自分が知っていて他人が知らないエリア」(隠された窓)、「自分が知らないで他人が知っているエリア」(気づかない窓)の3つの窓に分類する。それに加えて「自分も他人も気づいていないエリア」(未知の窓)も意識する。こうした手法で客観的に自己を分析するのである。

このように、自己を知るために他者の視点を活用することは大変有益な手段であると思う。私自身もこの手法で今まで気づかない自己に気づくことができ、他者の目に映る自己を客観的に捉えることができるようになった。

この手法に限らず、それぞれが有益だと思うやり方でまず自己を正しく認識することは、自己の生き方を探るためにも大切だと思う。(796字)

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