上智大学 総合人間科学部 看護学科 海外就学経験者入試 2018年 小論文 解答例

■設問

以下の文章を読み、あなたの考える看護における「知識」と「経験・生活力」の関係について800字以内で述べよ。

■答案構成

5STEPで書く

議論の整理 → 筆者が考える「知識」と「経験・生活力」

問題発見 → 看護における「知識」と「経験・生活力」の関係とは?

論証1 → 「知識」は必要で、「経験」だけでは実現できないことを可能にする

論証2 → 「経験」は必要で、「知識」だけでは実現できないことを可能にする

結論 → 看護における「知識」と「経験・生活力」は相補関係である  

結論の吟味 → 看護は「知識」と「経験・生活力」が互いに補い合って成立する

■答案

議論の整理 → 筆者が考える「知識」と「経験・生活力」

問題文の筆者は、「知識は、人類が長い歴史の中で作り出した大切な遺産」であるという。一方、「一般企業で学校で学んだ知識が求められる仕事はそう多く」なく、「ほとんどの仕事は、経験や生活力がモノをいいます」と述べている。

問題発見 → 看護における「知識」と「経験・生活力」の関係とは?

では、看護における「知識」と「経験・生活力」の関係とはどのようなものであろうか。

論証1 → 「知識」は必要で、「経験」だけでは実現できないことを可能にする

まず、「知識」は、看護に欠かせないものである。心身両面に関する医学知識のような専門的な知識はもとより、健康支援や社会保障制度などのような社会的知識にいたるまで、広い分野での知識が必要である。そのような知識がなければ、目の前の患者の状態が正確に把握できないし、看護の社会的意義も見出すことはできないだろう。また、冒頭の筆者のことばのように、「知識」は「人類が長い歴史の中で作り出した大切な遺産」なので、個々の人間がその経験のみによって必要な知識体系を構築するのは、質的にも量的にも不可能である。

論証2 → 「経験」は必要で、「知識」だけでは実現できないことを可能にする

次に「経験・生活力」についてだが、これも看護に欠かせないものである。例えば、痛みの種類や程度はさまざまであり、その種類や程度によって病名が特定でき、対処法も明確になる。だが、そのとき、個々の患者がどのような表情や顔色、声、ことばでその痛みを表現するのか、あるいは、看護する側がどのような態度や言葉で聞き出せばいいのか、それらを瞬時に判断して対応するためには、知識だけでは不十分だ。豊かな経験とコミュニケーション能力を含む生活力がそれらを可能にするのである。また、看護の基盤となる、患者やその家族に「寄り添う気持ち」も知識では得られない。患者や家族の気持ちを察する力、共感する力など、生活者としての能力が不可欠なのである。

結論 → 看護における「知識」と「経験・生活力」は相補関係である

こう考えてくると、看護において「知識」と「経験・生活力」は相補関係であるといえる。

結論の吟味 → 看護は「知識」と「経験・生活力」が互いに補い合って成立する

看護はそのどちらが欠けても成り立たず、それぞれが補完し合って成立するものだからである。(787字)

 

問題文の筆者は、「知識は、人類が長い歴史の中で作り出した大切な遺産」であるという。一方、「一般企業で学校で学んだ知識が求められる仕事はそう多く」なく、「ほとんどの仕事は、経験や生活力がモノをいいます」と述べている。

では、看護における「知識」と「経験・生活力」の関係とはどのようなものであろうか。

まず、「知識」は、看護に欠かせないものである。心身両面に関する医学知識のような専門的な知識はもとより、健康支援や社会保障制度などのような社会的知識にいたるまで、広い分野での知識が必要である。そのような知識がなければ、目の前の患者の状態が正確に把握できないし、看護の社会的意義も見出すことはできないだろう。また、冒頭の筆者のことばのように、「知識」は「人類が長い歴史の中で作り出した大切な遺産」なので、個々の人間がその経験のみによって必要な知識体系を構築するのは、質的にも量的にも不可能である。

次に「経験・生活力」についてだが、これも看護に欠かせないものである。例えば、痛みの種類や程度はさまざまであり、その種類や程度によって病名が特定でき、対処法も明確になる。だが、そのとき、個々の患者がどのような表情や顔色、声、ことばでその痛みを表現するのか、あるいは、看護する側がどのような態度や言葉で聞き出せばいいのか、それらを瞬時に判断して対応するためには、知識だけでは不十分だ。豊かな経験とコミュニケーション能力を含む生活力がそれらを可能にするのである。また、看護の基盤となる、患者やその家族に「寄り添う気持ち」も知識では得られない。患者や家族の気持ちを察する力、共感する力など、生活者としての能力が不可欠なのである。

こう考えてくると、看護において「知識」と「経験・生活力」は相補関係であるといえる。

看護はそのどちらが欠けても成り立たず、それぞれが補完し合って成立するものだからである。(787字)

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