「上智大学 総合人間科学部 看護学科 社会人入試 2017年 小論文 解答例」

■設問

次の生命維持治療の意思決定に関する文章を読んで、あなたが考える論点を明確にし、その論点についての考えを800字程度で述べなさい。

■ 答案構成

5STEPで書く

議論の整理→ 治療の意思決定が重大問題になりえる

問題発見→ 本人の事前の意思確認がなく家族や配偶者間で意思がまとまらない場合どうすべきか?

論証→ 本人が決める場合と家族や配偶者が決める場合の考察

解決策or結論→ 第三者に意思決定を委ねるべき

解決策or結論の吟味→ 国民に重みとなる

■回答

議論の整理→ 治療の意思決定が重大問題になりえる

米国において、生命維持治療の意思決定の際に、事前に本人の書面による意思確認がなく、法定代理人や近親者間での意思決定に至らない場合、治療の意思決定は重大な問題になってしまうケースが見受けられた。ひどいものだと三度も判断が覆るという泥沼の事態にまで発展した例がある。

問題発見→ 本人の事前の意思確認がなく家族や配偶者間で意思がまとまらない場合どうすべきか?

ここでは本人の事前の意思確認がなく、家族や配偶者の間でも意思がまとまらない場合、どのようにして治療中止の判断を下すかその方法について論じようと思う。

論証→ 本人が決める場合と家族や配偶者が決める場合の考察

植物状態に至る前の本人に、何としても事前に決断を下しておいてもらうという方法がひとつある。しかし、本人にしても途中で意思が覆るかもしれないし、実際にそういう状態になってみないと自分の気持ちはどうなるか分からないという声もあるだろう。自分の気持ちに折り合いをつけ書面を作成するご立派な老人もいるかもしれないが、世の中そんな聖人ばかりではないだろう。また、法定代理人や近親者間で意思決定がまとまらない場合はどちかが妥協しなければ解決は難しい。通常なら本人のために一致団結して意思統一を図ろうとするのではないかと感じるが、本文のケースのような特別な事情がある場合は特に、意思統一の方向に向かうのは難しいのだろう。

解決策or結論→ 第三者に意思決定を委ねるべき

そこで、私は第三者に意思決定を委ねるべきだと考える。生命維持治療において治療中止の判断を行う専門的な機関を設置しするのだ。第三者委員会のようなものでも構わない。意思決定の際は合議制にし、医師や学者など専門的な知識を要する人だけでなく直接事件には関係のなり一般人も意思決定に関わるような制度を作ったほうがいい。現在行われている「裁判員制度」と同じような制度である。

解決策or結論の吟味→ 国民に重みとなる

なんの関係もない国民を、意思決定に加えるのはどうなのか、重みにはならないかという声も出るだろう。しかし世論の反対を抑えるためには国家機関や権力ある人のみで意思決定を下すよりは、一般人からみた倫理的な意見を尊重する仕組みを構築すべきだろう。

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