「上智大学 法学部 法律学科 外国人入試 2016年 小論文 解答例」

■設問

以下の記事を読んで、あなたの考えを述べなさい。(800字)

■答案構成

議論の整理→ フランスでは深夜・日曜労働に対する規制が厳しい。しかし、最近深夜・日曜労働を望む声が出ている

問題発見→ 深夜・休日労働の是非を考える

論証→ 深夜・休日の営業を望む声や、深夜・日曜労働を望む労働者の声

解決策or結論→ 深夜・日曜労働を悪と決めつけ、画一的に規制するのはよくない

解決策or結論の吟味→ 労働組合の役割

■回答

議論の整理→ フランスでは深夜・日曜労働に対する規制が厳しい。しかし、最近深夜・日曜労働を望む声が出ている

フランスでは、深夜労働や日曜労働に対する規制が厳しい。規制の内容は、深夜や日曜も経済活動を行う必要性や有用性が認められる場合にのみ深夜・日曜労働が認められることや、深夜・日曜労働を社員に行わせる場合、事前に労働協約の締結が必要なことといったものである。このように良くないことだと捉えられていた深夜労働であるが、近年、深夜・日曜労働を望む労働者の声も増えている。

問題発見→ 深夜・休日労働の是非を考える

ここでは、深夜・日曜労働の是非を考えてみようと思う。

論証→ 深夜・休日の営業を望む声や、深夜・日曜労働を望む労働者の声

フランスで深夜・日曜労働を望む声が出てきた理由は、まず、深夜・日曜にお店を開いてほしいという、利用者の声がある。確かに、フランスの化粧店では20%の利益が深夜の時間帯に出ている店舗もある。商売として考えた時に、深夜(日曜)もお店が開いていることは、利用者・経営者双方の利益につながるだろう。また、労働者にとっても、深夜・日曜労働は割増賃金となるので、不況の昨今は、経済的事情から深夜・日曜労働を望む労働者も少なくない。このように、フランスの国民の労働や営業に対する意識は、多様化していると言える。以前なら深夜・日曜労働は良くないという画一的な意見であったが、経済的不況やグローバル化などを背景に、多様な働き方への意識が浸透していっている。

解決策or結論→ 深夜・日曜労働を悪と決めつけ、画一的に規制するのはよくない

このような事情を考慮すると、深夜・日曜労働を悪と考え、全て規制をかけることは望ましくない時代になったと言えよう。深夜・日曜労働を望む労働者に限っては深夜・日曜労働を許容するなど、柔軟な対応が企業や労働組合には求められる。

解決策or結論の吟味→ 労働組合の役割

そうはいっても労働組合の役目は、労働者が目先の利益に捉われ劣悪な労働条件に陥ることから守ることだと論じる声もあるだろう。確かに労働組合は労働者を守ることが大切な役割であるが、保護を望んでいない労働者も中にはいる。生活に困窮しており、お金を稼ぎたいと望む労働者まで深夜・休日労働を禁止することは、過剰な保護であると言わざるを得ない。

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