上智大学 文学部 新聞学科 外国人入試 2018年 小論文 解答例

設問

以下のテーマについて、1000字程度で作文を書きなさい。

「フェイクニュース」

議論の整理→フェイクニュースの流行

2017年の流行語大賞のトップ10に選ばれた「フェイクニュース」という言葉が注目されたきっかけは、アメリカの大統領選であった。フェイクニュースが瞬く間に拡散され、大統領選に影響を及ぼしたのではないかと言われている。

問題発見→なぜフェイクニュースは拡散されるのか

このように、フェイクニュースはフェイクでありながらも、現代社会で大きな影響力を持っている。これはなぜだろうか。

論証→SNSの閉鎖的特徴

理由の一つとして、インターネットがインフラのように世界中で発達し、SNSによって世界中の人間が瞬時に繋がれる状況があるだろ。フェイスブックやツイッターでは気に入った記事を拡散することで特定の記事が拡散される。クリック一つで気軽に自分や他人の意見を投稿できるので、真偽にかかわらずセンセーショナルな内容の投稿や記事が、注目を浴びることになる。
またもう一つの理由として、自分の興味関心に寄る情報のみに触れてしまうことが挙げられる。SNSでは、自分が関心のある内容だけがニュースフィールドに掲載されるようになるため、自分とは違う意見や考え、価値観に触れる機会が圧倒的に少なくなるのだ。またSNSでつながる「友人」たちも、往々にして自分と興味関心が似た方向であることが多いため、反対意見を聞くことは少ない。たとえ自分の投稿に対して異議を唱えられても、クリック一つでブロックをすることができるので、簡単に気に入らない相手を排除することができてしまう。このように、SNS上では非常に多くの情報が日々やり取りされている一方で、個人が触れる情報は限定的で偏っている可能性がある。自分が所属しているコミュニティ以外からの意見を聞くことは稀であるため、フェイクニュースのフェイク部分に気が付けない状況に陥りやすいのではないだろうか。

解決策or結論→自分と異なる意見に触れることが少ない

このように、現代では多くの人間の生活にSNSが欠かせない存在として入り込んだことで、情報の真偽を確かめたり、自分とは異なる意見に触れる機会が減ってしまった。そのような状況を背景に、フェイクニュースが世界中で問題を引き起こしている。

解決策or結論の吟味→結論を吟味する

たしかに自分の意見に反論する内容を敢えて聞くのは苦痛を伴う。しかし自分と同じ意見を持つ人間だけとつながることは、結果的に自分の考え方が偏ったままになってしまうことになる。インターネットが生活の一部となった今こそ、自分とは違う考えをもつ人間と触れ合い、意見を交換し、自分の価値観を変えていこうとする努力こそが、重要なのではないだろうか。(986字)

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