上智大学 文学部 ドイツ文学科 公募制推薦入試 2018年 小論文 解答例

設問

もしあなたが大富豪で、資産500億円を文化のために使い切るとしたら何をしますか。テキストの内容を踏まえ、文化とカネの関係を考察しながらアイデアを書きなさい(600~800文字)。

議論の整理→文化とカネの関係

文化とカネは一見関係のないもののように思われる。確かに大金持ちは資本主義の覇者と言えるが、一方でテキストでも述べられているように、大富豪によって新しい文化が創られたり、保存されることもある。

問題発見→文化を創り出すカネの使い方とはなにか?

そのため、文化とカネは関係のないもののように見えて、両者の間には深い関係があると考えることができる。数奇なカネの使い方をすることによって、たとえば利休が茶の文化を創り、文化を成熟させることも新しく創り出すこともできるのだ。では、そのようなカネの使い方には何があるだろうか。

論証→500億で文化を創り出すアイデア

私個人としては、現在日本に住む外国人が増加する一方で、彼らが日本社会に溶け込めていない点に課題を感じているので、それが解決される場を作りたいと考える。
具体的には、日本で暮らす外国人と日本人とが互いに交流し、生活のできるコミュニティを作りたい。
東京をはじめ、日本全国では少子化のために建物の空室率が高くなることが懸念されている。
そこで、そのような建物を購入したうえでリノベーションを行い、文化活動ができる空間や居住空間を複数設置する。そして外国人や日本人に住んでもらい、自由に文化活動を通じた交流を行ってもらう。

解決策or結論→新しい文化を創るプラットフォームへの投資

このように、音楽やアート、文学、スポーツといった文化を通じて日本人と外国人が交流をすることで新しい文化が生まれ、既存の日本文化に新たな価値が付与される可能性が生まれるのではないか。500億というカネを使って新しい文化が生まれるプラットフォームを作りたい。

解決策or結論の吟味→この考え方への吟味

日本は戦後、資本主義が発展することで経済大国となり、多くの人間が豊かな生活を享受できた。しかし今、少子高齢化により日本社会や経済の衰退が懸念されている。またその結果、日本国内では労働力として外国人が増加している。彼らを単に労働力として扱うのではなく、対等な人間として扱い、新しい文化をともに創っていくと感がることは、ある意味で数奇なカネの使い方と言えるのではないだろうか。
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