早稲田大学 帰国生入試 共通試験 小論文A 2018

設問 会話文を読んで以下の問に答えなさい。

問1
A (a)に共通する接続詞をひらがなで書きなさい。(割愛)
B (b)(c)(d)の読み仮名をひらがなで書きなさい。(割愛)

問2 文の会話の内容に合致する文章を2つ選びなさい。(割愛)

問3 (1)の内容について、表に基づきグラフを描きなさい。(割愛)

問4 (2)に関する近年の変化について、表に基づいて5行程度でまとめなさい。

根拠となる表を順番に挙げ、5STEPsの議論の整理でまとめる。

近年、酒造好適米の生産は増加している。これは表1の「特定名称の清酒と他の清酒の製造数量」を見て分かるように、特定名称酒の製造数量が平成19年から平成27年にかけて増加しているからである。酒造好適米の中でも、生産の増加率は品種によって大きく異なる。山田錦や出羽燦々は増加率が多く、平成19年から27年にかけて2倍近くになっているが、五百万石や美山錦は微増に留まっていることが表2の「醸造用玄米の品種別検査数量」より分かる。(210)

問5 (3)と考えられる根拠について、5行程度でまとめなさい。

根拠となる表を順番に挙げ、5STEPsの議論の整理でまとめる。

表3の「平成27年度産地別生産量上位3県」を見ると、山田錦は兵庫・岡山・山口、五百万石は新潟・富山・福井で多く生産されていることが分かる。表2より、山田錦と五百万石だけで醸造用玄米の総生産量の半分以上を占めていることが分かるため、これらの品種の生産量において大きな割合を占める兵庫や新潟は全国的に見て酒造好適米の生産量が多い2県である。ここで表4の「清酒の免許場数上位3県」を見ると、酒造好適米の生産地である兵庫・新潟に長野が続いている。上位2県と異なり、長野は酒造好適米の産地ではない。このことより、特定名称酒の産地は酒造好適米の生産地であるとは限らない。(279)

問6 (4)について、表を参考にして自分の考えを10行程度で述べるとともに、自分の考えに20文字以内のタイトルをつけなさい。

(タイトル)清酒の味を決めるのは、米だけではない(18)

5STEPsでまとめる。

議論の整理→表からわかることを整理
表4より、「清酒の免許場数上位3県」は兵庫・新潟・長野である。表2および表3より、兵庫と新潟は酒造好適米の産地であることが分かるが、長野について酒造好適米の生産が特に多いというデータはない。

問題発見→酒造好適米の生産が少ない地域でも清酒が作られる理由
酒造好適米の生産が少ない地域でも清酒が作られる理由とは、どのようなものが考えられるだろうか。

論証→酒造に必要なのは「いい米」だけではない
酒作りに適した環境と判断される大きな要因として、良質な水が得られることではないかと私は考える。確かに清酒の原料は酒造好適米であるが、厳密に言えば「米と水」である。酒の仕込みには実際に作られる酒の量の何倍もの水が必要である。つまり酒造において、「いい水が得られる」ことは、「いい米が得られる」と同等の価値があると考えられる。さらに、いい「米と水」さえあればおいしい酒ができるかと考えると、必ずしもそうとは言えない。清酒は長い年月をかけて醸造する必要がある。空気や気候、職人の腕前などといった、目に見えない様々な要因が複雑に作用しあいながら生産されているのである。

解決策or結論→米作りには向かないが、環境的に酒造りに向いている
つまり酒造好適米の生産が少ないながらも清酒が作られる地域というのは、米作りには向いていないとしても、酒造りに向く要因を多く兼ね備えているといえる。

解決策or結論の吟味→長野にあてはまるか吟味
実際に表4における長野について考えると、長野は日本アルプスから流れ込む良質な水に恵まれた自然豊かな地域である。こうした要因から、酒造りに十分に適した地域であると推察できる。(580)

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です