早稲田大学 スポーツ科学部 自己推薦 2019 解答例

設問 

文章を読み、アスリートとそうでない者の間の「公平性」について、あなたの考えを601字以上1000字以内で論じなさい。

5STEPsでまとめる。

議論の整理→アスリートは一般人よりも法令遵守を強く求められる傾向にある

規則や規律はアスリートである・ないに関わらず、人間全員が守るべきものである。 しかし実際、アスリートは法令遵守を一般人以上に強く求められる傾向にあり、筆者は『法律を犯したアスリートは応分以上の対価を払うことになる。』と述べている。

問題発見→アスリートとそうでない者との間の「公平ではない部分」を生んでいる要因は何か

ここにおける『応分以上の対価 』、すなわち「アスリートと一般人とで公平でない部分」を生じさせる要因とは何なのだろうか。

論証→人々が期待する「アスリートのあり方」とは?(ぱっと思いつく原因から疑問を掘り下げる) 

ひとつ挙げられるのは、規則を犯したアスリートが有名であった場合の影響の大きさであろう。一般人では話題にならないような規則違反でも、有名人である場合は大々的に報道されることが多い。スポーツ観戦は老若男女幅広い層で楽しまれるものであるため、アスリート本人が受ける非難は一般人の比ではないだろう。

しかしこれだけでは芸能人などにもあてはまることである。アスリートだけに加わる重みの要因をさらに考える。

筆者はアスリートを『英雄』と表している。つまり社会におけるアスリートとは「スポーツを通して人々に夢を与える職業」であるといえよう。日頃は様々なしがらみのある社会で生きる人々が一時的に解き放たれ、全く新たな枠組みで勝負を行うのがスポーツというものである。人種も貧富の差も関係なく、ルールの中で純粋に強い者が勝つ。必ずしも正しいことばかりが罷り通るわけではない日常を生きながら、人々はこの「正しい者、強い者が勝利を収める」というスポーツの本質に正義を見出しているのだろう。ここでアスリートたちはその「正しさと強さ」の体現者といえる。だからこそ人々はその姿に共感し、あるときは願いを込め、あるときは勇気を貰うのだろう。

解決策or結論→人々はスポーツそのものに「正しさ」を求め、その上でアスリートの努力に共感している

つまりアスリートが規則違反を強く責められるのは、その本業であるスポーツそのものが「正しさ」を前提としたものだからである。そしてその「正しさ」の中で「強さ」を発揮しようと汗を流す姿こそが、子供からお年寄りまで多くの人々の心を動かすからである。

解決策or結論の吟味→「アスリートは結果さえ出せばよい」という対抗意見を吟味

とはいえ時には正しさを忘れ、「結果さえ出せばよい」という考えをもつアスリートもいるかもしれない。人間性の良し悪しは勝負に関係しないからである。しかし、だからこそアスリートはスポーツそのものや対戦相手への敬意を持ち続ける努力をすべきではないだろうか。スポーツはそもそも「楽しむもの」であり、単なる勝負の手段ではないということを、アスリートは常に忘れてはならないのである。(978)

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