早稲田大学 新思考入試 小論文 2019 解答例

問一 

グラフを比較して男女で共通する点と異なる点を指摘し、それぞれについて、そのような傾向が生じる理由を800字以上1200字以内で考察しなさい。

5STEPsの議論の整理・問題発見・論証でまとめる。
結論が複数あるので、論証内に結論・根拠・具体例の形で細かくまとめる。

議論の整理→グラフから分かる男女の共通点・相違点

グラフには、年齢階級別の移動人口の割合が示されている。
まず男女で共通する点として、年齢と移動人口割合の推移全体の傾向が挙げられる。85歳以上を除くとピークは2回あり、5-9歳で35%ほどに達し、30-34歳で50%ほどに達する。
一方で男女で異なる点を考える。まず、労働力の中核となる世代と考えられる年齢階級に着目すると、25-34歳では女性の方が移動の割合が高く、40-49歳では男性の方が移動の割合が高いことが見てとれる。次に、他県に出ていく割合に着目すると、全年齢層で女性の方が低い傾向があることがわかる。さらに、85歳以上では女性の方が割合が目立って高いことが見てとれる。

問題発見→そのような傾向が生じる理由とは

以上のような傾向が生じる理由は何なのだろうか。

論証①→共通点は男女双方に共通する要因(就学、就職)による傾向

共通点について考える。
移動人口割合の推移の傾向が等しいのは、男女双方に共通する要因によるものであると考えられる。これは就学、就職などのタイミングであろう。例えば5-9歳のピークは小学校入学の時期を含む。両親の都合で引っ越しをするには良いタイミングといえるだろう。そしてこの要因は子供の性別には依存しないと考えられる。さらに、移動人口割合は15-19歳から30-34歳にかけて男女ともに単調増加していく。これは進学、就職で親元を離れ、拠点を移すタイミングが反映されていると考えられる。高校卒業、大学卒業などの時期は男女共通であり、これが大きく移動人口割合の推移に反映されていると解釈できる。

論証②相違点は男女で異なる要因(結婚や出産、平均寿命)による傾向

一方で、異なる点について考える。
一点目の25歳-49歳での移動人口割合の男女逆転および二点目の他県に出ていく割合については、男女のライフスタイルの違い、特に結婚や出産といった要因が大きく関わっていると考えられる。出産は大きな身体の負担のあるものであり、生物学的には年齢が上がるほどリスクが上がることが周知されている。そのため女性は男性と比べて、なるべく早い時期に結婚して拠点を落ち着けたいと考える傾向にある。これが25歳-49歳に着目した時に、35歳を境目に男性の移動人口割合が女性を上回る背景であると推測される。さらに、出産や子育てへの不安や手間を考えると、女性にとって自分の実家が近くにあることは大きなメリットである。他県に出ていく女性が少ないのは、このような要因が関与していると考えられる。また三点目については、男女の寿命の違いによるものであると推測される。一般的に女性は男性よりも平均寿命が長く、健康に動き回れる期間が長い。そのため85歳以上という分類の仕方をした場合、女性の方が移動人口割合が高くなるのである。(1066)

 

問二 

あなたが提出した「課題レポート」について、どのような点が評価されたと考えているか。優れた点と課題点を具体的に説明しなさい。字数制限は設けない。(解答例は割愛)

設問の性質上、問題発見・結論を含む5STEPsでまとめるのは難しい。
議論の整理で優れた点・課題点を挙げ、それぞれについて結論・根拠・具体例でまとめる。

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