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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 総合政策学部 英語 1996年 大問二 空所補充問題

空所補充問題
■第1段落
1:1 Hermeneutics began as the theory of the interpretation of texts, particularly mythical and sacred texts.
1:1解釈学は原典、特に神話や聖典を解釈する理論として始まった。
1:2 Its practitioners struggled with the problem of characterizing how people find meaning in a text that exists over many centuries and is understood differently in different epochs.
1:2解釈学を行う者は、何世紀にもわたって存在し時代によって異なった理解をされている原典の中に、人がいかにして意味を見出しているかを示すという問題に取り組んだ。
1:3 A mythical or religious text continues to be spoken or read and to serve as a source of deep meaning, in spite of (1)(1. changes 2. consistency 3. disappearance) in the underlying culture and even in the language.
1:3背後にある文化や言語の中にさえも変化が生まれているにもかかわらず、神話や宗教上の原典は深い意味の源として話され、読まれ、役に立ち続けている。
1:4 There are obvious questions to be raised.
1:4提起されるべき明らかな疑問がある。
1:5 Is the meaning definable in some absolute sense, independent of the context in which the text was written?
1:5 その意味は、原典が書かれた背景から独立して、絶対的な意味において定義されうるのだろうか。
1:6 Is it definable only in terms of that original context?
1:6 それとも、原初の文脈との関係においてのみ定義されうるのだろうか。
1:7 If so, is it possible or desirable for a reader to transcend his or her own culture and the intervening history in order to (2)(1. repeat 2. reinforce 3. recover) the correct interpretation?
1:7 もしそうであるならば、読者がその正確な解釈を取り戻すために自分自身の文化と介在する歴史を超越することは、可能または望ましいことなのだろうか。
・解答 
(1)1
Consistency「無頓着」
Disappearance「消失」
In spite ofから、文かや言語と神話が対照的であることがわかる
(2)3
Reinforce「補強する」
1段落を総括して問題提起しているので、1段落の意味を丁寧に読み取って3を選択する。

■第2段落
2:1 If we reject the notion that the meaning is in the text, are we (3) (1. opposed 2. reduced 3. prohibited) to saying only that a particular person at a particular moment had a particular interpretation?
2:1 もし我々が、意味は原典の中にあるという考えを拒絶するならば、それはただある特定の瞬間のある特定の人がある特定の解釈を行ったとだけ言うことに帰着させられるのであろうか。
2:2 If so, have we given up a naive but solid-seeming view of the reality of the meaning of the text in (4)(1. favor 2. spite 3. terms) of a relativistic appeal to individual subjective reaction?
2:2 もしそうであるならば我々は個人の主観的な反応に対する相対論的な訴えの方を選んで原典の意味の現実性を素朴にしかし手堅く見るのをあきらめたのだろうか。
・解答 
(3)2
Be opposed to「~に反対する」
Be reduced 「すり減る、帰着される」
Be prohibited to「~が禁じられる」
(4)1
In favor of「~を好む、支持する」
In spite of「~にも関わらず」
In terms of「~の言葉で」

■第3段落
3:1 Within hermeneutics there has been an ongoing debate between those who place the meaning (5)(1. within 2. outside 3. of) the text and those who see meaning as grounded in a process of understanding in which the text, its production, and its interpretation all play a vital part.
3:1解釈学の内部では意味を原典の内部に置く者と意味を理解の過程に基づくものとし、その過程において原典、その提示、その解釈がすべて重要な役割を果たしていると見る者との間で、論議が交わされてきている。
・解答 
(5)1
4段落2行目に「彼らの解釈学理論の目標は、すべての先入観を取り除き、本当にそこに存在するものを客観的に分析して提示する方法を生み出すことである」とあるので、原点の内部に置くものが必要である。

■第4段落
4:1 For the objectivist school of hermeneutics, the text must have a meaning that exists independently of the act of interpretation.
4:1解釈学の客観主義学派にとっては、原典は解釈行為から独立して存在する意味をもたなければならないのである。
4:2 Their goal of a hermeneutic theory is to develop methods by which we rid ourselves of all prejudices and produce an objective analysis of what is really there.
4:2彼らの解釈学理論の目標は、すべての先入観を取り除き、本当にそこに存在するものを客観的に分析して提示する方法を生み出すことである。
4:3 The ideal is to completely (6)(1. contextualize 2. decorate 3. decontextualize) the text.
4:3理想は原典を完全に脱状況化することである。
・解答 (6)3
Contextualize「文脈によって解釈可能にする」
Decorate「飾る」
Decontextualize「脱構築する」
4段落の内容を総括する。

■第5段落
5:1 The opposing approach, most clearly formulated by Gadamer, takes the act of interpretation as primary, understanding it as an interaction between the ‘horizon’ provided by the text and the horizon that the interpreter brings to it.
5:1 これとは逆のアプローチは、ガダマーによって最も明確に作り上げられたものであるが、解釈行為を最も重要なものと考え、原典によって与えられる「視野」と解釈者が原典にもたらす「視野」の間の相互作用として理解する。
5:2 Gadamer (7)(1. denies 2. questions 3. insists) that every reading or hearing of a text constitutes an act of giving meaning to it through interpretation.
5:2 ガダマーは、原典を読んだり聞いたりするすべての行為が解釈を通して原典に意味を与える行為を構成すると主張する。
・解答 
(7)3
6段落の内容を読むと3が最適。

■第6段落
6:1 Gadamer devotes extensive discussion to the relation of the individual to tradition, clarifying how tradition and interpretation (8)(1. complicate 2. interact 3. separate) .
6:1 ガダマーは個人と伝統の関係について広範囲に議論をし、伝統と解釈がどのように担互に作用するか明らかにしている。
6:2 Any individual, in understanding his or her world, is continually involved in activities of interpretation.
6:2 いかなる個人も自分の世界を理解する際には、絶えず解釈行為に関わっている。
6:3 That interpretation is based on prejudice (or pre­understanding), which includes assumptions implicit in the language that the person uses.
6:3 そのような解釈は先入観(つまり、「前もっての判断」)に基づいており、先入観にはその個人が使う言語に潜在する前提が含まれている。
6:4 That language in turn is (9)(1. learned 2. forgotten 3 . intervened) through activities of interpretation.
6:4 そして今度は、その言語は解釈行為を通して、学ばれていくのである。
6:5 The individual is changed through the use of language, and the language changes through its use by individuals.
6:5個人は言語の使用によって変えられ、言語は個人による使用によって変わるのである。
6:6 This process is of the first importance, since it constitutes the background of the beliefs and assumptions that determine the nature of our being.
6:6 この過程は最も重要である。というのは、それは、我々の存在の本質を決定する信念と前提の背景を構成するからである。
6:7 We are social creatures:
6:7我々は社会的生物であるのだ。
・解答 
(8)2
Complicate「複雑な、込み入った」
Interact「相互に作用する」
Separate「離す」
6段落の全体の要旨を理解すると2が最適
(9)1
言語が解釈を通して忘れられることは考え難い、また「はさまる」も不自然。

■第7段落
7:1 In fact history does not belong to us, but we belong to it.
7:1実際のところ、歴史が我々に属しているのではなく、我々が歴史に属しているのである。
7:2 Long before we understand ourselves through the process of self-examination, we understand ourselves in a self-evident way in the family, society, and (10)(1. history 2. state 3. psychology) in which we live.
7:2我々は自省の過程を通して自分自身を理解するよりもかなり前に、自分が生きている家庭、社会、国家の中で自明の方法で自分自身を理解している。
7:3 The focus of subjectivity is a distorting mirror.
7:3主観性の焦点は歪んだ鏡である。
7:4 The self-awareness of the individual is only a flickering in the closed circuits of historical life.
7:4個人の自己認識は、歴史的生活の閉回路における単なる明滅する光にすぎない。
7:5 That is why the prejudices of the individual, far (11)(1. more 2. less 3. later) than his judgments, constitute the historical reality of his being.
7:5 それ故に、個人の先入観はその判断以上に個人の存在の歴史的現実を構成するのである。
7:6 Gadamer, Truth and Method (1975), p. 245.
7:6 ガダマー「真理と方法」(1975年) p.245
・解答 
(10)2
家庭、社会に並列できる単語は「state」が最適。
(11)1
7段落の内容を理解すると、個人の先入観が認識以上に歴史的現実を構成することがわかる。

■第8段落
8:1 Gadamer sees in this essential historicity of our being the cause of our (12)(1. competence 2. tendency 3. inability) to achieve full explicit understanding of ourselves.
8:1 ガダマーは、我々の存在のもつこのような本質的な史実性の中に、我々が自分自身を十分に明白に理解できない原因があると見ている。
8:2 The nature of our being is determined by our cultural background, and (13)(1. after 2. since 3. before) it is formed in our very way of experiencing and living in language, it cannot be made fully explicit in that language:
8:2我々の存在の本質は、我々の文化的背景によって決定されるもので、それは言語においてまさに我々が経験し生活する様式の内で形成されるので、その言語において十分に明白にすることはできないのである。
・解答 
(12)3
Competence「能力」
Tendency「傾向」
Inability「できないこと、無能」
2行目の後半に明確に示されている。
(13)2
ここでのsinceは「~だから」の意味

■第9段落
9:1 To acquire an awareness of a situation is, however, always a task of particular difficulty.
9:1 しかしながら、ある状況の認識を得ることは、常に特に困難な仕事である。
9:2 The very idea of a situation means that we are (14)(1. really 2. not 3. naturally) standing outside it and hence are unable to have any objective knowledge of it.
9:2状況という観念そのものは、我々がその状況の外部にいるのではなく、それ故それに対して客観的な知識をもつことができないということを意味している。
9:3 We are always within the situation, and to throw light on it is a task that is never entirely completed.
9:3我々は常にその状況の内部におり、それに光を当てることは決して完全には成し遂げられない仕事である。
9:4 This is true also of the hermeneutic situation, i.e., the situation in which we find ourselves with regard to the tradition that we are trying to understand.
9:4 これはまた、解釈学的状況、つまり、我々が理解しようと努めている伝統との関係で自分自身を考える状況にもあてはまる。
9:5 The illumination of this situation — effective-historical reflection — can never be completely (15)(1. achieved 2. ignored 3. persisted) , but this is not due to a lack in the reflection, but lies in the essence of the historical being which is ours.
9:5 この状況を明らかにすること、つまり効果的に歴史的に考えることは、決して完全には成し遂げられないことであるが、これは思考の不足によるのではなくて、我々のものである歴史的存在の本質によるのである。
9:6To exist historically means that knowledge of oneself can (16)(1. indeed 2. always 3. never) be complete.
9:6歴史的に存在することは、自分を完全に知ることは、決してできないということを意味するのである。
9:7 Gadamer, Truth and Method (1975), pp.268-269.
9:7 ガダマー「真理と方法」(1975年) p.268-269
・解答 
(14)2
9段落全体から判断する。
(15)1
Achieve「成し遂げる」
Ignore「無視する」
Persist「固執する、持続する」
5行目の前半と後半の関係性を考えると1が正解。
(16)3
Indeed「実に」
こちらも9段落の全体から判断する。

■第10段落
10:1 We can become aware of some of our prejudices, and in that way emancipate ourselves from some of the limits they place on our thinking.
10:1我々は自らの先入観のいくらかは認識できるようになり、そのようにして、先入観が我々の思考に課す制限のいくらかから自分自身を解放できるのである。
10:2 But we commit a fallacy in believing we can ever be (17)(1. full 2. free 3. composed) of all prejudice.
10:2 しかし、我々はすべての先入観から、解放されうると信じることにおいて、間違いを犯している。
10:3 Instead of striving for a means of getting away from our own preunderstanding, a theory of interpretation should aim at revealing the ways in which that preunderstanding interacts with the text.
10:3解釈の理論は、我々自身の先入観から逃れる手段を求めようとするのではなく、先入観が原典と相互作用する様を明らかにすることを目指すべきである。
・解答 
(17)2
1行目で「~解放できる」とあり、2行目の冒頭で「しかし」とあるので、こちらも解放の意味を選択する。

■第11段落
11:1 Gadamer’s approach accepts the inevitability of the hermeneutic circle.
11:1 ガダマーの取り組み法は「解釈学的循環」の必然性を受け入れる。
11:2 The meaning of an individual text is contextual, depending on the moment of interpretation and the horizon brought to it by the (18)(1. text 2. interpreter 3. fallacy) .
11:2個々の原典の意味は文脈におけるものであり、解釈される時期や、解釈者がもたらす視野に依存している。
11:3 But that horizon is itself the product of a history of interactions in language, interactions which themselves represent texts that had to be understood in the light of preunderstanding.
11:3 しかし、そのような視野はそれ自体、言語における相互作用の歴史の産物であり、その相互作用は、それ自体、先入観に照らして理解されなければならない原典を表すのである。
11:4 What we understand is based on what we already know, and what we already know comes from being able to (19)(1. decontextualize 2. understand 3. forget) .
11:4我々が理解するものは、我々がすでに知っているものに基づいており、我々がすでに知っているものは理解できるということから生じるのである。
・解答 
(18)2
Text「本文、原典」
Interpreter「解釈、通訳者」
Fallacy「誤信」
原典は「原典の意味するものは原典に依存する」と不自然になる。また「誤信がもたらす視野」は文脈にあわない。
(19)2
「相互作用」について最初から着目されているので、4行目前半と相互作用的な文脈になる「understand」を当てはめる

■第12段落
12:1 Gadamer’s discourse on language and tradition is based on a rather broad analysis of interpretation and understanding.
12:1 ガダマーの言語と伝統に関する論文は、解釈と理解のかなり広範な分析に基づくものである。
12:2 If we observe the hermeneutic circle only at the coarse-grained level offered by texts and societies, we remain (20)(1. geared 2. consistent 3. blind) to its operation at the much finer-grained level of daily life.
12:2 もし我々が、原典と社会によって示されるきめの荒いレベルからのみ、解釈学的循環を観察するならば、日常生活のはるかにきめの細かいレベルにおけるその循環の作用が、見えないままとなる。
12:3 If we look only at language, we fail to relate it to the interpretation that constitutes non­linguistic experience as well.
12:3 もし我々が言語のみを見るならば、言語を、非言語的経験をも構成する解釈と関連づけることができないのである。
・解答 
(20)3
Gear「連動させる」3行目に2行目の言い換えが述べられている。

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