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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 総合政策学部 英語 2000年 大問二 空所補充問題

空所補充問題
■第1段落
1:1 My students seem to be very concerned — and also very divided — on how to approach the difficult subject of human rights in nonwestern societies.
1:1私の学生は非西洋社会における人権という難しい問題にどのように取り組むかということにとても関心があり、また意見がとても分かれている。
1:2 Is it right, the question is often asked, that nonwestern societies should be encouraged and pressed to conform to “Western values of liberty and freedom?”
1:2非西洋社会に対し、「自由という西洋の価値観」に合わせるようにと促し勧めるのが正しいのだろうかという質問がしばしばされる。
1:3 Is this not cultural imperialism?
1:3 これは文化的帝国主義ではないのだろうか。
1:4 The notion of human rights [1](1. builds 2. reflects 3. dwells) on the idea of a shared community.
1:4人権という概念は共有された社会という考えに基づいている。
1:5 These rights are not derived from citizenship of any country, or membership of any nation, but taken as entitlements of every human being.
1:5 この権利は特定の国の国民であることや特定の国家の一員であることに由来しているのではなく、すべての人間に備わる権利とみなされている。
1:6 The concept of universal human rights is, in this sense, a uniting idea.
1:6 この意味において、普遍的な人権という概念は人を結びつける考えである。
1:7 Yet the subject of human rights has ended up being a very real battleground of political debates and ethical disputes, particularly in their application to nonwestern societies.
1:7 しかし、人権問題は結局のところ、政治的議論や倫理的論争の現実の戦場になってしまっており、特にそれを非西洋社会に当てはめる際にそうなっている。
1:8 Why so?
1:8 なぜそうなのだろうか。
・解答 [1]―1
>[1]
「人権という概念は共有された社会という考えに( )」の空所に入るもの。
1のbuilds on~は「~に基づく」、2のreflects on~は「~を熟考する」、3のdwells on~は「~について話す」の意。文意から1が正解。

■第2段落
2:1 The explanation for this is sometimes sought in the cultural differences that allegedly divide the world, a theory referred to as the “clash of civilizations” or a “battle between cultures.”
2:1 これに対する説明は、世界を分割していると言われる文化的相違の中に、時として求められる。つまり、「文明の衝突」とか「文化間の争い」と呼ばれる理論である。
2:2 It is often asserted that Western countries recognize many human rights, related for example to political liberty, that have no great appeal in Asian countries.
2:2 アジアの国々にはまったくたいした魅力ではない多くの人権、たとえば政治的自由に関するものを、西洋の国々は承認しているとしばしば主張される。
2:3 Many people see a big divide [2](1. line 2. here 3. created) .
2:3多くの人々はこの点に大きな境界線を見ている。
2:4 The temptation to think in these regional and cultural terms is extremely strong in the contemporary world.
2:4 このような地域的、文化的観点から考えたいという誘惑は、現代世界においてきわめて強いものである。
・解答 [2]―2
>[2]
「多くの人々は( )大きな境界線を見ている」の空所に入るもの。
前文の「西洋の国々はアジアの国々にとっては魅力のない多くの人権を承認する」の内容をhere(「この点に」)で表している。2が正解。
1は、a big divide lineとなるが、lineが不要なので不適当。3は「大きな境界線が生み出されるのを見る」となって、文意に合わないので不適当。

■第3段落
3:1 Are there really such [3](1. great mysteries 2. good terms 3. firm differences) on this subject in terms of traditions and cultures across the world ?
3:1世界において伝統や文化の点から考えて、この問題にはそのような確固たる相違が本当にあるのだろうか。
3:2 It is certainly true that governmental spokesmen in several Asian countries have not only disputed the relevance and importance of universal human rights, but they have also frequently done this disputing in the name of “Asian values,” in contrast to Western values.
3:2 アジアのいくつかの国々の政府代表者は、普遍的人権の妥当性や重要性に異議をさしはさんできただけでなく、西洋の価値観と対照的に「アジア的価値」という名目でこのような反論をしばしば行ってきたことは確かに事実である。
3:3 The claim is that in the system of so-called Asian values, for example in the Confucian system, there is greater emphasis on order and discipline, and [4](1. less 2. fewer 3. than) on rights and freedoms.
3:3 その主張は、いわゆるアジア的価値の制度、たとえば儒教の制度では、秩序と規律にはより大きな強調がなされ、権利と自由には強調がそれほどなされていないというものである。
・解答 [3]―3 [4]―1
>[3]
「この問題にはそのような( )が本当にあるのだろうか」の空所に入るもの。前段で、西洋とアジアの国々の間の人権に対する考え方の違いを例に、両者の地域的・文化的違いが述べられている点から考える。3のfirm differences「確固たる違い」が正解。1のgreat mysteriesは「大きな謎」、2のgood termsは意味がはっきりしない。
>
[4]「秩序と規律にはより大きな強調がなされ、権利と自由には強調が( )」の空所に入るもの。アジアの価値観では、「秩序と規律」は重視されるが、「権利と自由」はあまり重視されないと考える。直前のgreater emphasisに対してless emphasisとなるので、1が正解。
emphasisが単数形なので2のfewerは不可。3のthanでは文がつながらない。

■第4段落
4:1 Many Asian spokesmen have gone on to argue that the call for universal acceptance of human rights reflects the imposition of Western values on other cultures.
4:1 アジアの代表者の多くは続けて、人権を世界的に受け入れるようにという要請は西洋の価値観の他の文化への押しつけを表していると主張している。
4:2 For example, the censorship of the press may be more [5](1. restricted 2. benevolent 3. acceptable) , it is argued, in Asian society because of its greater emphasis on discipline and order.
4:2 たとえば、規律と秩序がより強調されるので、アジアの社会のほうが報道に対する検閲はより受け入れやすいだろうと主張されている。
4:3 This position was powerfully expressed by a number of governmental spokesmen from Asia at the Vienna Conference on Human Rights in 1993.
4:3 この立場は、1993年の人権に関するウィーン会議においてアジアの複数の政府代表者によって強く表明された。
・解答 [5]―3
>[5」「アジアの社会では規律と秩序がより強調されるので、報道に対する検閲はより( )だろう」の空所に入るもの。報道に対する検閲は社会の秩序と規律を保持するために行われると考えられる。3のacceptable「受け入れやすい」が正解。1のrestrictedは「制限された」、2のbenevolentは「慈悲深い」の意。

■第5段落
5:1 If one influence in separating out human rights as specifically “Western” comes from the [6](1. pleading 2. denying 3. escaping) of governmental spokesmen from Asia, then another influence relates to the way this issue is perceived in the West itself.
5:1 人権を特に「西洋的なもの」として選別する際のひとつの影響が、アジアからの政府代表者の嘆願から生じるものであれば、また別の影響は、この問題が西洋自体でどのように理解されているかに関係がある。
5:2 There is a tendency in Europe and the United States to assume that it is in the West — and only in the West — that human rights have been valued from ancient times.
5:2 ヨーロッパやアメリカには、人権が古い時代から尊重されてきたのは西洋においてであり、また西洋においてだけであると考える傾向がある。
5:3 This allegedly unique feature of Western civilization has been, it is assumed, an alien concept [7](1. everywhere 2. anywhere 3. elsewhere) .
5:3 西洋文明に特有のものであると言われるこの特徴は他の地域では異質な考えであると考えられている。
5:4 By stressing regional and cultural specificities, these Western theories of the origin of human rights tend to reinforce the questioning of the concept of universal human rights in nonwestern societies.
5:4 地域的、文化的特異性を強調することによって、人権の起源に関するこのような西洋の理論は、非西洋社会における普遍的人権という概念に対する疑問を強めるのである。
5:5 By arguing that the valuing of toleration, of personal liberty, and of civil rights is a particular contribution of Western civilization, Western advocates of these rights often give an ironic support to the nonwestern critics of human rights.
5:5 寛容や個人的自由や市民権の尊重が西洋文明の特別な貢献であると主張することによって、これらの権利を主唱する西洋人は、しばしば皮肉にも非西洋の人権批判者に支持を与えることになる。
5:6 The advocacy of an allegedly “alien” idea in non-Western societies can indeed look like cultural imperialism [8](1. attacked 2. sponsored 3. installed) by the West.
5:6非西洋社会において「異質」と言われる考えを主唱することは、西洋によって後押しされた文化的帝国主義のように実際見えうるのである。
・解答 [6]―1 [7]―3 [8]―2
>[6]
「人権を特に『西洋的なもの」として選別する際のひとつの影響が、アジアからの政府代表者の( )から生じるならば」の空所に入るもの。直前の文の「複数の政府代表者によって強く表明された」から考える。「強く表明する」→「嘆願する」となる。1のpleading「嘆願すること」が正解。
2のdenyingは「否定すること」、3のescapingは「逃げること」の意。
>[7]
「西洋文明に特有と言われるこの特徴は、( )異質な考えである」の空所に入るものO西洋に対して「他の所では」となるので、3のelsewhereが正解。
1のeverywhereは「いたる所で」、2のanywhereは「どこででも」の意。
>[8]
「西洋によって( )文化的帝国主義のように実際見えうる」の空所に入るもの。「西洋によって後押しされる文化的帝国主義」と考えられるので、2のsponsored「後押しされる」が正解。
1のattackedは「攻撃される」、3のinstalledは「取り付けられる」の意。

■第6段落
6:1 How much truth is there in this grand opposition between Western and nonwestern civilizations on the subject of liberty and rights?
6:1自由と権利という問題に関する西洋文明と非西洋文明の間のこのような大きな対立には、どれぐらいの真実が含まれているのだろうか。
6:2 I believe there is rather little sense in such a grand opposition.
6:2 そのような大きな対立の間にはほとんど意義はないと私は信じている。
6:3 [9](1. Despite 2. Neither 3. Nor) the claims in favor of the specialness of “Asian values” by governmental spokesmen from Asia, nor the particular claims for the uniqueness of “Western values” by spokesmen from Europe and America can survive much historical examination.
6:3 アジアからの政府代表者による「アジア的価値」の特異性に賛成する主張も、ヨーロツパやアメリカからの代表者による「西洋の価値観」の特異性に賛成する特別な主張も、どちらも多くの歴史による検証を切り抜けて生き残ることはできない。
・解答 [9]―2
>[9」
文中のnorに注意。neither A nor B「AもBもどちらも~ない」が使われている。2が正解。1のDespite~は「~にもかかわらず」の意。

■第7段落
7:1 In seeing Western civilization as the natural habitat of individual freedom and political democracy, there is a tendency to extrapolate backwards from the present.
7:1西洋文明を個人的自由と政治的民主主義の生息地と見る視点には、現在から過去を振り返って推定する傾向がある。
7:2 Values that the European Enlightenment and other recent developments since the eighteenth century [10](1. did make 2. have made 3.are made) common and widespread are often seen as part of the long-run Western heritage, experienced in the West over millennia.
7:2 18世紀以降のヨーロッパの啓蒙運動や他の最近の運動によって一般的になり、広く普及してきた価値観は、千年以上にわたって西洋で経験されてきた、長期にわたる西洋の遺産の一部であるとしばしば見られている。
7:3 The concept of universal human rights in the broad general sense of entitlements of every human being is really a relatively new idea, [11](1. as being not 2. not to be 3. As never been) much found either in the ancient West or in ancient civilizations elsewhere.
7:3 すべての人間の権利という広い一般的な意味において、普遍的人権という概念は本当に比較的新しい考えで、古代の西洋にも、他地域の古代文明にもほとんど見いだすことのできないものである。
・解答 [10]―2 [11]―2
>[10]
「18世紀以降のヨーロッパの啓蒙運動や他の最近の運動によって一般的になり、広く普及( )価値観」の空所に入るもの。make + O + C「OをCの状態にする」に注意。
make + O + common and widespreadとつながっているが、目的語は関係代名詞thatで、前に出ている。「ヨーロッパの啓蒙運動などが一般的で広く普及した価値観」が原意で、受動態である3のare madeは不適当。18世紀以降現在までのことを述べているので、現在完了形である2のhave madeが正解。強調のdidを使った1は過去形なので不適当。
>
[11]「普遍的人権という概念は本当に比較的新しい考えで、古代の西洋にも、他の地域の古代文明にもほとんど見いだされ( )」の空所に入るもの。
a relatively new idea, (which is) not to be much found …と考えて2のnot to beが正解。is not to be=cannot beである。1のas being not, 3のas never beenはつながりがおかしい。

■第8段落
8:1 There are, however, other ideas, [12](1. either 2. such as 3. of) the value of toleration or the importance of individual freedom, which have been advocated and defended for a long time, often for the selected few.
8:1 しかしながら、寛容の価値とか個人的自由の重要性のような他の考えもあり、それらは長い間主唱され擁護されてきたが、選ばれた少数の人々のためであることが多い。
8:2 For example, Aristotle’s writings on freedom and human flourishing provide good background material for the contemporary ideas of human rights.
8:2 たとえば、自由と人間の隆盛に関するアリストテレスの書物は、人権の現代的な考え方のためのよい背景材料を与えてくれる。
8:3 But there are other Western philosophers (Plato and St. Augustine, for example) whose preference for order and discipline over freedom was no less pronounced than Confucius’.
8:3 しかし、他の西洋の哲学者には、自由よりも秩序と規律を好んでいるのが孔子と同じぐらい顕著であった者もいる。たとえば、プラトンや聖アウグスティヌスである。
8:4 [13](1. Also 2. Therefore 3. On the contrary) , even those in the West who did emphasize the value of freedom did not, typically, see this as a right of all human beings.
8:4 また、自由の価値を非常に強調した西洋の人々でさえ、一般的には、これをすべての人間の権利とは見ていなかった。
8:5 Aristotle’s exclusion of women and slaves is a good illustration of this no universality.
8:5 アリストテレスが女性と奴隷を除外したのは、この非普遍性のよい例証である。
8:6 The defenses of individual freedom in Western tradition did exist but took a limited form.
8:6西洋の伝統において個人の自由は実際に存在したのだが、限られた形を取っていたのである。
・解答 [12]―2 [13]―1
>[12]
「寛容の価値や個人的自由の重要性( )他の考えもある」の空所に入るもの。他の考えの具体例を挙げているので、2のsuch as~「(たとえば)~のような」が正解。1のeitherでは文がつながらない。3のofではあいまい。
>[13]
直前の文で、西洋の哲学者にも自由よりも秩序と規律を好んだ者がいると述べ、この文では、自由の価値を強調する西洋の人でもそれをすべての人間の権利とは見なかったと述べ、同じ趣旨のことを述べているので、1のAlso「また同様に」が正解。
2のThereforeは「それゆえに」、3のOn the contraryは「それに反して」の意。

■第9段落
9:1 Do we find similar pronouncements in favor of individual freedom in non-Western traditions, particularly in Asia?
9:1 非西洋的伝統、特にアジアにおいて、個人の自由に賛成する似たような意見を見つけることができようか。
9:2 The answer is emphatically yes.
9:2 その答えは間違いなくイエスである。
9:3 Confucius is not the only philosopher in Asia, not even in China.
9:3 孔子だけがアジアにおいて唯一の哲学者ではないし、中国においてさえそうではない。
9:4 There is much variety in Asian intellectual traditions, and many writers did emphasize the importance of freedom and tolerance, and some even saw this as the entitlement of every human being.
9:4 アジアの知的伝統にはかなりの多様性があり、多くの作家が自由と寛容の重要性を実際に強調し、これをすべての人間の権利であると見なす者さえいた。
9:5 The language of freedom is very important, for example, in Buddhism, which originated and first flourished in South Asia and then spread to Southeast Asia and East Asia, including China, Japan, Korea, and Thailand.
9:5 自由という言葉は、たとえば仏教においてとても重要である。仏教は南アジアに生まれ、そこで最初に栄え、その後中国、日本、韓国、タイを含む東南アジアや東アジアヘ広がった。
9:6 Even the [14](1. outline 2. layout 3.portrayal) of Confucius as a strict authoritarian is far from accurate.
9:6 孔子を厳格な権威主義者と描くことでさえ、まったく正確でない。
9:7 Confucius did believe in order, [15](1. and 2. so 3. but) he did not recommend blind loyalty to the ruler.
9:7孔子は秩序の価値を確かに信じていたが、統治者への盲目的な忠誠を勧めたわけではなかった。
・解答 [14]―3 [15]―3
>[14]
「孔子を厳格な権威主義者と( )でさえまったく正確でない」の空所に入るもの。文意から3のportrayal「描くこと」が正解。
1のoutlineは「概略」、2のlayoutは「割付、配置」の意。
>[15]
「孔子は秩序の価値を確かに信じた。( )、統治者への盲目的な忠誠は勧めなかった」の空所に入るもの。逆接のつながりが必要なので、3のbutが正解。

■第10段落
10:1 The so-called “Western values of freedom and liberty,” sometimes seen as an ancient Western inheritance, are not particularly [16](1.but uniquely 2. but proudly 3. nor exclusively) Western in their origins.
10:1 いわゆる「自由という西洋の価値観」は、時には、古代の西洋の遺産であると見られるが、とりたてて古いわけでもないし、その起源が西洋に限られるというわけでもない。
10:2 Many of these values have taken their full form only over the [17](1. last 2. earlier 3. recent) few centuries.
10:2 これらの価値観の多くは、わずかこの2数世紀の間に全形を成したのである。
10:3 While we do find some anticipatory components in parts of the ancient Western traditions, there are other such anticipatory components in parts of nonwestern ancient traditions as well.
10:3 古代西洋の伝統の一部にいくらかの先行要素を確かに見いだすが、一方、非西洋の古代文明の伝統の一部にもそのような先行要素が存在している。
10:4 On the particular subject of toleration, Plato and Confucius may be on a somewhat similar side, [18](1. such as 2. just as 3. thereby) Aristotle and Ashoka may be on another side.
10:4 寛容という特定の問題に関して、プラトンと孔子はやや似た側にいるが、それは別の側にアリストテレスとアショーカ王がいるのとちょうど同じである。
10:5 The need to acknowledge diversity applies not only between nations and cultures, but also within each nation and culture.
10:5多様性を認める必要性は、国家間と文化間に当てはまるだけではなくて、各国家と各文化内にも当てはまる。
10:6 In the anxiety to [19](1. write 2. take 3. put) adequate note of international diversity and cultural divergences, and the so-called differences between “Western civilization,”“Asian values,” “African culture, and so on, there is often a dramatic neglect of heterogeneity within each country and culture.
10:6国際的多様性や文化的相違や、「西洋文明」「アジア的価値」「アフリカ文化」などの間のいわゆる相違などに十分な注意を払いたいという願望のために、それぞれの国や文化内の異種性をまったく無視することになりがちである。
10:7 “Nations” and “cultures” are not particularly good units to understand and analyze intellectual and political differences.
10:7 「国家」や「文化」は、知的・政治的相違を理解し分析するのに特によい基準単位ではない。
10:8 Lines of division in commitments and skepticism do not run along national boundaries — they run at many different [20](1. speeds 2. faces 3. Levels) .
10:8傾倒と懐疑の境界線は国境沿いを延びているのではなく、多くの異なった段階を延びている。
10:9 The rhetoric of cultures, with each “culture” seen in largely homogenized terms, can trouble us politically as well as intellectually.
10:9 それぞれの「文化」は主に同質化された観点で見られるので、文化という言葉は、知的面だけでなく政治面でも我々を悩ませるのである。
・解答 [16]―3 [17]―1 [18]―2 [19]―2 [20]―3
>[16]
「いわゆる『自由という西洋の価値観』は特に古いものではなく、その起源において西洋( )」の空所に入るもの。2文後に、自由という価値観などは古代西洋の伝統だけでなく、非西洋の古代文明の伝統にも先行要素が見られると述べている点から考える。否定の意をもつ、3のnor exclusively~「まったく~に限るわけでもない」が正解。
1のbut uniquely~は「しかし、~に特有である」、2のbut proudly~は「しかし、誇りをもって~」の意。
>[17]
「これらの価値観の多くは、わずか( )数世紀の間に全形を成した」の空所に入るもの。「ここ数世紀の間」と考え、1のlastが正解。
2のthe earlier few centuries, 3のthe recent few centuriesとは言わない。
>[18]
「プラトンと孔子がやや似た側にいる」のと、「アリストテレスとアショーカ王が別の側にいる」のが、ちょうど同じであると述べている。2のjust as~「~とちょうど同じように」が正解。1のsuch as~は「たとえば~のように」の意だが、後に節を従えない。3のtherebyは「それによって」の意で副詞。
>[19]
「国際的多様性や文化的相違等に十分な注意を( )たいという願望のために」の空所に入るもの。take note of~で「~に注意する」なので、2のtakeが正解。
>[20]
「境界線は多くの異なった( )を延びている」の空所に入るもの。
3のlevels「段階」が正解。1のspeedsは「速度」、2のfacesは「表面」の意。

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