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年中無休の家庭教師 毎日学習会

なぜ慶應専願組の努力は報われないのか?

■ 努力はたいてい報われない

世の中でよくあるウソの中でも最も罪深いものの一つとして、『努力は報われる』というものがある。ここではっきりさせておきたいが、努力はまず報われない。ほとんどの努力は報われない。日本人は、努力真理教みたいなところがあるけれど、たとえばセブン-イレブンのバイトだって努力してる。努力は報われるというのは、資本家が労働者を搾取するための奴隷道徳の一つで、ほとんどの努力はまず報われないということをここではっきりさせておきたい。

では、どういう努力であれば、報われるのか? 報われる努力と報われない努力を分け隔てるのは、努力の総量でもないし、選択の可否でもない。報われる努力に共通しているのは、

1. 適切な目標設定
2. 適切な方法論
3. 適切な資源配分

の三つである。逆にいうと、これらがない努力はまず継続できない。結果が出ないから、継続していいことが起こるという期待が持てないからだ。逆に、どれほど怠惰な人間でも、結果さえ出れば、継続すればもっといいことが起こるという期待を持てるから努力を継続できる。

■ 報われる努力とはどんな努力か?

たとえば、1.適切な目標設定について話すと、慶應に行きたいというときに、全国私大模試で偏差値60以上を取る、とか、定期テストで学年10番以内に入るとか、そういう目標設定は(推薦入試を受けるわけではない限りは)ほとんどムダな目標設定になる。慶應に入りたいのであれば、過去20年分の過去問で8割以上の得点率を取る、とかそういう目標設定をすべきだ。それであれば、慶應の出題は過去問を踏襲する傾向があるので、まだ合格確率は高くなる。ところが、全国私大模試や定期テストはほとんど合格確率と関係がない。

2.適切な方法論、について話すと、英単語の覚え方から小論文の書き方に至るまで、入試には合格レベルの学力を付けるまでの適切な方法論がたしかに存在する。それは、例えば認知心理学や大脳生理学の論文などにも詳しく紹介されているが、残念ながらこうした『勉強のやり方』に関する議論は、殆どの場合周知の事実にはなっておらず、受験生は暗中模索を強いられている。

3.適切な資源配分、についても同様で、どれほど効率的な方法論を知ったところで、やはり入試突破には相応の時間がかかるものだ。習得しなければならない知識や技能を一通り並べた上で、現状の学力からそれを習得するにはどれぐらいの時間がかかるかを計算した上で、無理のないスケジューリングをしなければならない。

■ 慶應に絶対合格するために必要な努力とは?

たとえば、

0. 慶應文系学部全てに合格する。

(※文系学部≒文系科目で受験できる学部:具体的には経済学部、文学部、法学部、総合政策学部、環境情報学部:商学部は小論文がほぼ数学の問題なので除外)

という願望があるときに、これを適切な目標設定にまで落としこむと、

1. 慶應文系学部5学部すべての過去問20年分で8割以上の得点率をマークする。

という形の目標設定ができる。

ここで、2.各教科で必要な勉強の方法論について考えると

☆ 英語
・ 英単語は、基礎1600単語・基礎1000熟語+難関1600単語程度は習得すべき。SFC受験を考えると、追加で難関5000単語程度を習熟することが望ましい。
・ 英文法については、英文解釈をする上での基礎を養う上である程度は理解する必要がある。くもんの中学英語が出来るかどうか確認したうえで、くもんのハイレベル中学英語で句と節の感覚を身につけ、小森の英文法実況中継など解説が詳しい文法の問題集で満点が取れるようにすればいい。
・ 英文解釈については、ビジュアル英文解釈をとりあえずはこなし、それでも読みにくいと感じるものがあれば、伊藤和夫系の英文解釈の問題集を一通りこなす。最近出ているわかりやすそうな英文解釈の問題集はえてして、解説がセンス頼りでかえってわかりにくい。
・ 長文読解・語法問題、その他学部・分野別対策については、毎日学習会の場合独自テキストがあるのでそれをこなしてもらう。独学の方はやり方があるので、勉強法のカテゴリをご参照いただくか、ご相談いただければ。

☆ 日本史or世界史
・ 教科書レベルではまず対応できないので、実況中継かナビゲーターの赤字部分を一通り習熟し、その上で過去問を20年分こなし、分からない単語は詳説・研究で調べ、マーカーを引き、後に独自にテストする。
・ その上で、記述系などは別途参考書をやり、独自にもテストを作る。

☆ 小論文
・ 文章を読む上で論理構造に習熟する必要があるので、論理トレーニング101題などをまずは習熟する。
・ その上で、「読む技術・書く技術」や「MBAクリティカルライティング」などの参考書を習熟する。
・ その上で、過去問をひたすら解き、同時に頻出分野の代表的な本を4〜5冊ほど読み、知識をつける。

と、ざっとこれぐらいの勉強量は必要になる。

そして、3.これらをこなすための時間は、現役生であれば1日6時間×3年間は欲しいところで、もし高校3年生で1日6時間しか勉強時間が確保できないのに慶應を目指したいのであれば、現状のレベルにもよるが受験学部をSFCだけに絞るとか、MARCHレベルに志望校を変えたほうがいい。他の学部も受けるのは時間配分的にかなり厳しい。あるいは、よほど意思が強ければ、高校を中退して、高認を受けて、その上で自由な勉強時間を確保すべきだ。浪人生であれば、一年あればスタートレベルにもよるが、これぐらいの勉強量は十分にこなせるだろう。

■ ダメ上司がいると、努力が報われない理由

えてして、日本人は「とりあえず頑張りましょう」みたいな話が好きだが、とりあえず頑張ったところで現実は何も変わらない。結果が出ない努力をすると、将来に期待が持てなくなり、そのうち努力することすら辞めてしまうことが大半だ。だからこそ、努力には、適切な目標設定・適切な方法論・適切な資源配分が必要不可欠で、ただ頑張りましょう、とだけ言い、結果が出なければ教え子を叱るだけの教育者は市場から退出したほうがいい。

これと似たような話は、実は社会に出てからもある。たとえば、お金がないけれど集客をしなければならないときに、『SEO(検索エンジンで表示順位が上に来るように細工をすること)を頑張りましょう』みたいな話をする人がいる。分からなくはないが、こういうアドバイスをする人はおそらく上司としてはほとんど価値が無いと言って良い。

まず、この『SEOを頑張りましょう』というアドバイスが卑怯極まりないのは、このアドバイスには責任が伴わないからである。そりゃ、検索エンジンでの表示順位が上に来たほうが良いのは間違いないけれど、このアドバイスには

・ SEOでどういうキーワードでどれぐらいの順位を取ればどれぐらいのユーザーが来て、どれぐらいが受験相談に来て、どれぐらいが成約して、そのユーザーが落とす客単価がいくらで、結果作業コストに対してどれぐらい儲かるのか?(1.適切な目標設定)
・ 1.を実現するために、どのようなSEO対策をすれば効果が出るのか?(2.適切な方法論)
・ 2.を実現するために、どれぐらいの時間orお金を掛ければ良いのか?(3.適切な資源配分)

が欠けているからだ。1.2.3.を検討した結果、リスティング広告(検索結果に出てくる広告)を出した方が全然費用対効果がいいよねという事例も残念ながら多数存在するのだ。(検索順位の1位〜3位に勝つ方法がどうしても思いつかないとか、時間が掛かりそうでその間に赤字が嵩んで潰れそうとかそういうケース)

■ 毎日学習会でこれからやるSEO対策(検索エンジン上位表示対策)

たとえば、毎日学習会の場合なら、

1. 慶應受験者が検索しそうなキーワードで、1位か2位に入れば、検索ボリューム(そのキーワードを検索してくれる人)のだいたい1%〜5%がクリックしてくれて、そのうち受験相談に来る人がX%で、そのうち成約する人がY%で、その人達が落とす客単価が一人あたり平均Z万円だから、SEO対策にA万円かかっても、結果ペイする。

みたいな目標設定がまずある。よくありがちな失敗(私自身が失敗したこともある失敗)としては、PVやUUをKPIに据えて、とりあえずなんでも良いから炎上させようみたいなことをやったことがあるが、これはほとんど意味がない。最初検索順位を上げるための方便として適度に燃やしたとしても、ゆくゆくは自然にターゲットユーザーが流入するような仕組みを作らないと、商業ベースには乗らず継続できなくなる。

その上で、1.を実現するための方法論として、2.がある。

・ キャッシュプラグインを入れてページ読み込み速度を上げる
・ XMLsitemapを入れて、検索エンジンに即反映されるようにする
・ コーディングをプロに頼んで、スマホに最適化する
・ 教材を作り直し、引用タグを入れて、極力重複コンテンツを削除する
・ プラグインを入れて、内部リンクを最適化する。リンク切れになっているページは再編集するか消す。
・ コンテンツをより多く内製して、お客様に役立つサイトである。
・ キーワードプランナーなどを使いブログのタイトルを決め、頻出検索キーワードで引っかかるように
・ 教材に動画授業を入れて、滞在時間を長くする
・ Youtubeでの動画を増やして、検索結果に出てくるようにする
・ 役立つ教材・ノウハウコンテンツを増やし滞在時間を長くする
・ Title,h1,dispriction,keywords,をそれぞれの記事で独自のものにする
・ はてブで炎上しそうな記事を書いて、PVとsocial周りの評価を上げる
・ 構造化データーを導入して、特に見て欲しいページが検索結果に出るようにする

(※ やってはいけないこととしては、外部リンクを買う、不自然な外部リンクの増加、キーワードを不自然に散りばめるなどはNG)

そして、これらを実現するために、人に色々頼んだりするコストだったり、あるいは自分で記事を書く時間的なコストが、期待できる収益に本当に適しているかを考え、やるかどうかを決める。やっているときは、デイリーで本当に期待通りの成果が上がっているかどうかを検証し、100記事ぐらいアップした段階≒開始3ヶ月目ぐらいの段階でどうもうまくいってなかったら撤退するか、やり方を変えるか、プロを雇う。

(というわけで、↑の対策以外に良いやり方をご存知の方は、メッセージいただければ幸いです。場合によっては仕事でお付き合いさせていただくかもしれません……)

■ 努力が報われないのは上司や教師の責任が99%

本来、受験生にせよ、仕事にせよ、指示というのはこれぐらいまでに(いや本当はもっと)細かく指示すべきものだと私は思う。そうでなければ、教師になるべきではないし、上司になるべきではない。(アドバイザーになるべきではない。)もし、教師や上司がそれができないのであれば、身銭を切ってプロのアドバイザーを雇うべきだ。それが部下や教え子の人生に責任を持つということだと私は思う。

仕事でも受験でも、結果を出すためには、

1. 適切な目標設定
2. 適切な方法論
3. 適切な資源配分

の三つが必要不可欠である。これなしに成功することはまずほとんどありえない。まぐれで成功しても後に続かない。上司とか教師とかアドバイザーといわれるような職業の人たちは、自分が指示をするときに、この三点を明確に落とし込んで指示をしているかをよく反省してほしい。その上で、もしそれができていないのであれば、あなたの仕事がうまくいかないのは部下や教え子が無能だからではなく、まず誰よりもあなた自身が無能だからだと考えてほぼ間違いない。

逆に、あなたが部下や教え子様といったような弱い立場の人間ならば、努力が現状報われていないのはあなたの責任ではない。(努力が報われている人なら、努力が面白くて仕方ないはずだから、たぶんこんなサイトを見ているあなたは努力が報われていないのだろう……)努力が報われないのは、大抵の場合上司か教師の責任だ。そういう時は、自分自身で、1.適切な目標設定 2.適切な方法論 3.適切な資源配分について考えなければならない。もし暗中模索でどうしようもない時は、お問い合わせかLINEからメールをいただければ私が相談に対応しますので、一報いただければ幸いです。

(文責・塾長)

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