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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 総合政策学部 英語 2007年 大問二 内容一致問題

内容一致問題
■第1段落
1:1 The year 2005 will be remembered as a year of monumental generosity that donors
demonstrated in the face of natural disasters.
1:1 2005年は、人々が自然災害に直面して、歴史に残るほどたっぷりと寄付を
した年として記憶されるだろう。
1:2 It should also be remembered as the year when traditional philanthropy* displayed
how stagnant and ineffective it really is.
1:2 その年はまた、従来の慈善事業が実はどれほど澱み、効率が悪いかを示し
た年として記憶されるはずである。

■第4段落
4:1 Approaching philanthropy as a form of investment is an important part of the
solution to the problems of philanthropy.
4:1一種の投資として慈善事業に臨むことは、慈善事業の問題解決の重要な一部
である。
4:2There is reason for [33] (1. optimism 2. pessimism 3. Nihilism):
4:2楽観できる理由がある。
4:3 Increasingly, donors are treating their giving like their investments.
4:3 ますますもって、寄付者は投資と同じように自分の資金提供を扱うように
なってきている。

4:4 Many philanthropists have begun to see philanthropy as a capital market.
4:4多くの慈善事業者が慈善事業を資本市場であると見るようになりだした。
4:5 They demand the same levels of transparency and accountability that they expect
from stock markets.
4:5彼らは株式市場に期待するのと同じレベルの透明度と会計責任を求める。
4:6 Some have termed this “social investment” or “venture philanthropy.”
4:6 これを「社会投資」あるいは「冒険的慈善事業」と名づけた者もいる。
4:7 Geneva Global, and organization created by donors in search of real accountability,
prefers the term “performance philanthropy.”
4:7 ジュネーブ=グローバルは真の会計責任を求める寄付者によって創設された
がこの組織は「業績重視慈善事業」という言葉を好む。
4:8 Performance philanthropy is a hopeful alternative to traditional approaches to
giving, [34] (1. unless 2. because 3. although) it is working.
4:8業績重視慈善事業はそれが効き目があるだけに、提供に対する伝統的取り
組みに代わる有望な代替手段である。

■第11段落
11:1 The [44] (1. marriage 2. failure 3. uniqueness) of measurable results and more
committed donors is why performance philanthropy is so convincing as a strategy for
reducing global poverty and its related consequences.
11:1計測可能な成果とより深く関わる寄付者との結びつきがあるゆえに、業績
重視慈善事業は、世界規模の貧困およびそれに関連して生じる影響を縮減する
戦略として、きわめて説得力がある。

11:2 According to the World Bank, half the world’s 6 billion people live on less than $2
a day, and 1.3 billion people – more than 20 percent of the world’s population – live on
less than $1 per day.
11:2世界銀行によれば世界の60億人の半数が1日2ドル以下で暮らしており、
13億人という、世界人口の20%以上に当たる人々が1日1ドル以下で暮らして
いる。
11:3 These poverty figures, [45] (1. due to 2. roughly 3. despite) hundreds of billions of
dollars of traditional philanthropy, keep growing.
11:3 こうした貧困数値は数千億ドルに及ぶ従来の慈善事業があるにもかかわら
ず増大し続けている。
11:4 The number of people living on less than $2 a day grew by 300 million in the last
20 years.
11:4 1日2ドル以下で暮らす人々の数は過去20年間で3億人増えたのである。
[51] According to the article, “traditional philanthropy” is what we should
1. return to in order to mitigate global poverty.
2. reject because it worsens global poverty.
3. replace with performance philanthropy.
4. convert to a capital market.

・解答 [51]―3
>[51]「この文章によれば『従来の慈善事業』は…すべきものである」
1.「世界的貧困を緩和するために回帰する」
2.「世界的貧困の悪化を招くので却下する」
3.「業績重視慈善事業に置き換える」
4.「資本市場に転換する」
第1段最終文に「従来の慈善事業が、実はどれほど振わず、非効率的であるか
を示した…」とあるので著者は「従来の慈善事業」が「よくないもの」だと判
断していることがわかる。stagnant「不振な、不活発な」ineffective「効果のな
い、非効率的な、無力な」さらに読み進むと、第4段最終文に「業績重視慈善
事業は…提供に対する伝統的取り組みに代わる有望な代替手段である」という
3とほぼ同主旨の記述がある。よって、正解は3である。1の「世界的貧困の緩
和」は、第11段第1文後半に、performance philanthropyによって達成されうる
というように記述されているから誤り。2の「世界的貧困の悪化」については、
最終段冒頭に「改善しない」とあるだけで積極的に「悪化」を招くわけではな
いので誤り。4の「資本市場」に関しては、第4段第3文(Many philanthropists
have begun…)に「慈善事業を資本市場だと見なし始めた」とあるだけで「転換
する」ほうがよいとは記述されていないので、誤り。

■第2段落
2:1 The public response to the natural disasters of 2005 shows there is no lack of funds.
2:1 2005年の自然災害に対する、大衆の反応は資金不足はないことを示してい
る。
2:2 In fact, the financial conditions of the various aid agencies have probably never
been healthier.
2:2実のところ、さまざまな援助機関の財政状態がこれほど健全だったことは、
恐らくこれまでになかっただろう。
2:3 The poor, however, continue to suffer.
2:3 しかし、貧困者は、苦しみ続けている。
2:4 Meanwhile, donors give blindly without demanding the accountability that
guarantees results.
2:4 その一方、寄付者は成果を保証する会計責任を要求することなく、やみく
もに寄贈している。

2:5 This is simply [31] (1. untrue 2. Uneasy 3.unacceptable).
2:5 こんなことは、まったく容認できることではない。
[52] The word “blindly” in the 2nd paragraph is used to emphasize how
1. uneducated donors are about the reality of global poverty.
2. uninformed donors are about the purpose of traditional philanthropy.
3. ignorant donors are about the paradox of performance philanthropy.
4. unaware donors are of the outcomes of philanthropic commitment.

・解答 [52]―4
>[52]「第2段の『やみくもに』という言葉はどれほど…かを強調するために使
われている」
1.「寄付者が世界の貧困の現実について、無教育であるか」
2.「寄付者が従来の慈善事業の目的について、知らないか」
3.「寄付者が業績重視慈善事業の逆説について、無知であるか」
4.「寄付者が慈善事業への関与の生む結果について、知らないか」
blindly「やみくもに」の具体的な意味は、その直後に記述されるwithout
demanding…results「寄付者は成果を保証する会計責任を要求することなく」に
示されている。要するに、「やみくも」とは「成果を問わないこと」だという
こと。

■第3段落
3:1 Whatever little attention is given to accountability is usually misplaced.
3:1 どれほどわずかであれ会計責任に注意が向けられることがあるときにはそ
れはたいてい間違った場所に向いている。
3:2 Most donors and watchdogs have become alert to fraud and theft.
3:2大半の寄付者と監視者は詐欺と窃盗に用心するようになった。
3:3 Fraud and theft are, however, no longer the real accountability issues.
3:3 しかしながら、詐欺と窃盗はもう、現実の会計責任の問題ではない。

3:4 We should focus on avoiding waste and ineffectiveness.
3:4私たちは浪費と非効率を避けることに焦点を当てなければならない。
3:5 The problem with philanthropy today is that too much attention is focused on
counting receipts and too little on outcomes.
3:5今日の慈善事業の問題は、領収書を勘定することに注意を払いすぎ、結果に
ほとんど注目しないことである。

3:6 Philanthropy, like business, should have a bottom line.
3:6慈善事業は実業と同様、最終行の決算がなくてはいけない。
3:7 Any industry is going to suffer in the absence of [32] (1. loosely2. blindly 3. clearly)
defined measures of success.
3:7 はっきりと定まった成功の尺度なしにはどんな産業も痛い目に遭うことに
なるだろう。
[53] According to the author, fraud and theft should now be considered
1. as unimportant as the act of counting receipts.
2. responsible for waste and ineffectiveness.
3. more seriously by performance philanthropy.
4. more seriously by donors and watchdogs.

・解答 [53]―1
>[53]「著者によれば詐欺と窃盗は今、…と考えられるべきである」
1.「領収書を勘定する行為と同様、取るに足りない」
2.「浪費と非効率に責任がある」
3.「業績重視慈善事業によってより深刻に」
4.「寄付者と監視者によってより深刻に」
watchdog「番犬、監視者」fraud and theft「詐欺と窃盗」については、第3段に
記述され、第3文(Fraud and theft are…)に「詐欺と窃盗はもう、現実の会計責任
の問題ではない」とある。accountabity「会計責任、説明責任」また、第5文
(The problem with philanthropy…)に「今日の慈善事業の問題は、領収書を勘定す
ることに注意を払いすぎ…」とあるので、「領収書を勘定すること」が、今日
重要なことではないことがわかる。

■第3段落
3:1 Whatever little attention is given to accountability is usually misplaced.
3:1 どれほどわずかであれ会計責任に注意が向けられることがあるときにはそ
れはたいてい間違った場所に向いている。
3:2 Most donors and watchdogs have become alert to fraud and theft.
3:2大半の寄付者と監視者は詐欺と窃盗に用心するようになった。
3:3 Fraud and theft are, however, no longer the real accountability issues.
3:3 しかしながら、詐欺と窃盗はもう、現実の会計責任の問題ではない。
3:4 We should focus on avoiding waste and ineffectiveness.
3:4私たちは浪費と非効率を避けることに焦点を当てなければならない。

3:5 The problem with philanthropy today is that too much attention is focused on
counting receipts and too little on outcomes.
3:5今日の慈善事業の問題は、領収書を勘定することに注意を払いすぎ、結果に
ほとんど注目しないことである。
3:6 Philanthropy, like business, should have a bottom line.
3:6慈善事業は実業と同様、最終行の決算がなくてはいけない。
3:7 Any industry is going to suffer in the absence of [32] (1. loosely2. blindly 3. clearly)
defined measures of success.
3:7 はっきりと定まった成功の尺度なしにはどんな産業も痛い目に遭うことに
なるだろう。
■第4段落
4:1 Approaching philanthropy as a form of investment is an important part of the
solution to the problems of philanthropy.
4:1一種の投資として慈善事業に臨むことは、慈善事業の問題解決の重要な一部
である。

4:2There is reason for [33] (1. optimism 2. pessimism 3. Nihilism):
4:2楽観できる理由がある。
4:3 Increasingly, donors are treating their giving like their investments.
4:3 ますますもって、寄付者は投資と同じように自分の資金提供を扱うように
なってきている。
4:4 Many philanthropists have begun to see philanthropy as a capital market.
4:4多くの慈善事業者が慈善事業を資本市場であると見るようになりだした。
4:5 They demand the same levels of transparency and accountability that they expect
from stock markets.
4:5彼らは株式市場に期待するのと同じレベルの透明度と会計責任を求める。
4:6 Some have termed this “social investment” or “venture philanthropy.”
4:6 これを「社会投資」あるいは「冒険的慈善事業」と名づけた者もいる。
4:7 Geneva Global, and organization created by donors in search of real accountability,
prefers the term “performance philanthropy.”
4:7 ジュネーブ=グローバルは真の会計責任を求める寄付者によって創設された
がこの組織は「業績重視慈善事業」という言葉を好む。
4:8 Performance philanthropy is a hopeful alternative to traditional approaches to
giving, [34] (1. unless 2. because 3. although) it is working.
4:8業績重視慈善事業はそれが効き目があるだけに、提供に対する伝統的取り
組みに代わる有望な代替手段である。
[54] In the article, the author believes that the concept of investment
1. will further exploit social justice in this world.
2. should stay out of philanthropy because it is concerned too much with results.
3. will help to reduce waste and ineffectiveness.
4. should be incorporated into philanthropy because it is not concerned with results.

・解答 [54]―3
>[54]「この文章では著者は投資という概念は…だと信じている」
1.「この世界の社会的な正義をさらに乱用することになるだろう」
2.「成果に関心をもちすぎるので、慈善事業に立ち入るべきでない」
3.「浪費と非効率をなくしていくのに役立つ」
4.「成果に関心がないので慈善事業に組み込まれていくべきである」
「投資という概念」が慈善事業にどのような影響をもたらすかは、第4段に述
べられ、第1文(Approaching philanthropy as…)に「一種の投資として慈善事業に
臨むことは、慈善事業の問題解決の重要な一部である」とされている。「慈善
事業の問題解決」が、具体的に何を意味するのかは、第3段第4文(We should
focus…)に「私たちは浪費と非効率を避けることに焦点を当てなければならな
い」とある。focus on~「~に焦点を合わせる、注意を集中する」よって、「慈
善事業を一種の投資と考えることによって、浪費と非効率を避けることができ
るようになる」というのが本文の主旨であることがつかめる。

■第6段落
6:1 The most effective measure we have found is prima facie: life change.
6:1私たちがこれまでに見出したうちで最も効果的な手段は明白なものだ。つ
まり生活の変化である。
6:2 This is, at heart, what philanthropy is all about – changing the lives of the neediest
among us.
6:2 これは本当は慈善事業の本質なのであって私たちの中で最も困窮している者
の暮らしを変えることなのである。

6:3 Measuring life change can be remarkably easy.
6:3生活の変化を測るのは極めてたやすい。
6:4 Income growth, improved nutrition, access to health care, orphans housed, AIDS
patients cared for, access to clean water, completion of primary education, and falling
infant mortality rates are clear indicators of life improvement that can be [36] ( 1. less 2.
readily 3. poorly) measured.
6:4収入の伸び、栄養状態の改善、医療を受けること、孤児の収容、エイズ患
者の看護、清潔な水の利用、初等教育の完了、幼児死亡率の低下はすぐに測定
できる生活改善の明瞭な指標である。

6:5 In fact, it is these exact statistics that show the failure of traditional “blind” giving.
6:5実は伝統的な「やみくもな」援助の失敗を示すのがこうした正確な統計値な
のである。
[55] The meaning of the phrase “prima facie” in the 6th paragraph is closest to
1. simple and obvious.
2. supernatural and divine.
3. hypocritical and deceptive.
4. primitive and facile.

・解答 [55]―1
>[55]「第6段のかprima facieという言葉の意味は、…に最も近い」
1.「簡単明瞭な」
2.「超自然的で神々しい」
3.「偽善的で、虚偽に満ちた」
4.「原始的で動きやすい」
prima facieは「明らかな、自明の」という意味のラテン語であるが、本問の主
旨は「この語句の意味を文脈から推定せよ」ということだろう。次文に「これ
は慈善事業の本質なのであって」とある。what philanthropy is all about「慈善事
業の本質」このaboutは「~について」ではなく「~の周りに」という意味。
what S is all aboutで「Sは何の周りをすべて取りまいているのか=Sの中心には
何があるのか=Sの核心、本質は何なのか」という意味になることに注意。また
後続部分に収入の伸び、栄養の改善(improved nutrition「改善された栄養状態」
→「栄養状態の改善」)、医療を受けること、孤児の収容、エイズ患者の看護、
清潔な水の利用といった具体例を示し、それらがclear indicators「明瞭な指標」
だと述べられていることからも、「生活の変化」というものが「わかりやすい、
明白な」ものであると読み取れる。

■第7段落
7:1 This leads to the next question:
7:1 このことが次の質問へとつながる。
7:2 How can life change be maximized?
7:2 つまりどうすれば生活の変化を最大化できるのかということだ。
7:3 Geneva Global has found that the highest return on investment is generated by local,
grassroots organizations rather than big national agencies or international nongovernmental
organizations (NGOs).
7:3 ジュネーブ=グローバルは、最大の投資収益を生むのは地元の草の根組織で
あって、巨大な国家機関や国際的非政府組織(NGO)ではないことに気づいた。

7:4 This should not be [37] (1. surprising 2. common 3. Simple).
7:4 このことは驚くには当たらない。
7:5 The poor know what they need and are tireless in taking advantage of self-help
opportunities.
7:5貧しい民は自分の必要なものを知っているし、倦むことなく自助の機会を利
用する。
7:6 A classic example of this is James Tooley’s research demonstrating the success of
locally managed schools in the world’s worst slums.
7:6 これの古典的な例は世界最悪の貧民街の学校の地元管理による成功を示し
たジェームズ=トウーリーの研究である。

7:7 Thus, we find that maximum return on investment comes when funds are invested in
the poorest places.
7:7 それゆえに、最大の投資収益は、最も貧しい地域に資金を投資したときに
得られることがわかる。
7:8 These are situations where traditional approaches have most thoroughly [38] (1.
failed 2. succeeded 3. disappeared).
7:8 こういった地域は、伝統的な手法が最も徹底して失敗してきた場所である。
[56] In the 7th paragraph, James Tooley’s research is mentioned in order to
1. illuminate the importance of education in the world’s worst slums.
2. highlight the difference between locally managed schools and grassroots
organizations.
3. demonstrate the validity of Geneva Globals findings.
4. emphasize what philanthropy is all about.

・解答 [56]―3
>[56]「第7段で、ジェームズ=トウーリーの研究に言及されているのは…するた
めである」
1.「世界最悪の貧民街での教育の重要性を明らかにする」
2.「地元が管理する学校と草の根組織の間の差異を強調する」
3.「ジュネーブ=グローバルの発見の正当性を証明する」
4.「慈善事業の本質は何かを強調する」
第7段第6文(A classic example of this…)には「これの古典的な例は、世界最悪
の貧民街の学校の地元管理による成功を示したジェームズ=トウーリーの研究
である」とあるから、トウーリーの研究は「このこと」を明らかにするための
例示であることがわかる。したがって、「このこと」が何を指示するのかを考
えればよいのである。thisの指示対象は、直前部分であることが原則だから、
「貧しい民は自分の必要なものを知っているし、倭むことなく自助の機会を利
用する」ことだと考えればよい。tireless「飽くことのない、根気強い」take
advantage of~「~を利用する」self-help「自助の」そして、この内容は、同段
第3文(Geneva Global has found…)に述べられるように、「最大の投資収益を生
むのは、地元の草の根組織であって、巨大な国家機関や国際的非政府組織
(NGO)ではない」ことの根拠を示している。grassroots organization「草の根組織
大衆組織」international non-governmental organizations「国際的非政府組織」そし
て、このような事実は「ジュネーブ=グローバルが気づいた」ことなのである。

■第9段落
9:1 In the past year, [41] (1. however 2. for example 3. therefore), donors via Geneva
Global placed nearly a million US. dollars in grants related to tsunami relief.
9:1 たとえば、過去1年間に寄付者は、ジュネーブ=グローバル経由で、津波援
助に関係した交付金に100万米ドル近くを投資した。

9:2 These contributions, distributed across more than 20 grassroots projects, will deliver
trauma counseling to more than 60,000 affected individuals, restore incomes to more
than 90,000 people, and provide medical care to more than 30,000 people.
9:2 こうした寄付は20を超える草の根事業に分配され、6万人以上の患者に心
的外傷のカウンセリングを実施し、9000を超える人々に収入の回復をもたらし、
3万を超える人々に医療を提供することになるだろう。
9:3 This does not include additional benefits like rebuilding 500 homes and immediate
aid such as access to clean water and food.
9:3 これには、500戸を再建するといった付加的な利益や、清潔な水と食糧の入
手のような直接的な援助は含まれていない。
9:4 At an even more micro scale, one $40,000 grant provided medical care to more than
4,000 people, trained 200 families to grow vegetables for themselves in temporary
housing camps, and provided therapy to hundreds of surviving children who became
homeless.
9:4 さらに微小な規模では、4万ドルの交付金1件で4000を超える人々に医療
が提供され、200世帯が仮設住居施設で野菜を独力で栽培するように訓練を受
け、生き残って家を失った数百人の子どもたちに治療を施した。
9:5 [42](1. In the same way 2. In contrast 3. Instead), the total $14 billion provided by
governments and private aid agencies has thus far provided medical care and temporary
housing to approximately 800,000 displaced people and rebuilt approximately 20000
homes.
9:5一方、政府と民間援助機関によって提供された総額140億ドルで、これまで
約80万人の難民に医療と仮設住宅が提供され、約2万戸の住居が再建された。
9:6 There is a sharp contrast in the cost benefit ratio of these two sets of figures.
9:6 この2組の数字には、コストパフォーマンスにくっきりとした差がある。
■第8段落
8:1 The evaluation of grassroots projects must be based on evidence that each initiative
has enjoyed successful performance – that it not only shows “need” but also
demonstrates “proven results.”
8:1草の根事業の評価は、それぞれの新しい試みが成功して業績をあげている―
「需要」を示すだけでなく「証明済みの結果」も示している―という証拠に基
づかなければならない。
8:2 Based on analysis of results from grants given, we have found that there are a
number of key performance indicators that predict results.
8:2授与した交付金から得られた成果の分析に基づき、いくつかの重要な業績
指標があって、それを使って成果を予想できることがわかった。

[57] According to the 9th paragraph, Geneva Global has shown that
1. performance philanthropy encourages additional investment.
2. its local and grassroots organizations are effective but costly.
3. a number of key performance indicators can predict results.
4. traditional approaches have failed.

・解答 [57]―3
>[57]「第9段によれば、ジュネーブ=グローバルは…を示した」
1.「業績重視慈善事業は追加投資を促進する」
2.「その地元組織と草の根組織は効果的であるが費用がかさむ」
3.「いくつかの重要な業績指標は、成果を予測できる」
4.「従来の手法は失敗した」
第9段冒頭(In the past year,…)に「たとえばジュネーブ=グローバル経由で…」と
あることで示されているように、同段に述べられているのは「例示」である。
よって、何______________を示す「例示」であるかを考えれば、正解が決まる。この段落で詳
細に示されているのは政府・民間機関に比べた場合のジュネーブ=グローバルの
援助の有効性である。それが何の例示なのかを考えればよいわけである。前段
には、どのようにしてジュネーブ=グローバルが援助の有効性を担保しているか
が記述されており、その核心は第8段第2文(Based on analysi sof…)に「いくつか
の重要な業績指標があって、それを使って成果を予想できる」という部分にあ
る。つまり、第9段に示される例は「重要な業績指標の有効性」を示すための
ものだということがわかる。

■第11段落
11:1 The [44] (1. marriage 2. failure 3. uniqueness) of measurable results and more
committed donors is why performance philanthropy is so convincing as a strategy for
reducing global poverty and its related consequences.
11:1計測可能な成果とより深く関わる寄付者との結びつきがあるゆえに、業績
重視慈善事業は、世界規模の貧困およびそれに関連して生じる影響を縮減する
戦略として、きわめて説得力がある。
11:2 According to the World Bank, half the world’s 6 billion people live on less than $2
a day, and 1.3 billion people – more than 20 percent of the world’s population – live on
less than $1 per day.
11:2世界銀行によれば世界の60億人の半数が1日2ドル以下で暮らしており、
13億人という、世界人口の20%以上に当たる人々が1日1ドル以下で暮らして
いる。
11:3 These poverty figures, [45] (1. due to 2. roughly 3. despite) hundreds of billions of
dollars of traditional philanthropy, keep growing.
11:3 こうした貧困数値は数千億ドルに及ぶ従来の慈善事業があるにもかかわら
ず増大し続けている。

11:4 The number of people living on less than $2 a day grew by 300 million in the last
20 years.
11:4 1日2ドル以下で暮らす人々の数は過去20年間で3億人増えたのである。
■第12段落
12:1 Our experiences show that there are many willing to participate in the noble
campaign to end poverty on our planet.
12:1私たちの経験から、地球上の貧困をなくそうという立派な運動に進んで参
加しようとする多くの人々がいることがわかる。
12:2 Unfortunately, most charitable giving stays [46] (1. outside 2. inside 3. beside) the
wealthiest countries.
12:2残念ながら、大半の慈善資金提供は最も裕福な国々の内部に留まっている。
12:3 In the United States, which accounts for the majority of private philanthropy
worldwide, less than six percent of monetary giving leaves the United States.
12:3 アメリカ合衆国は世界中の民間慈善事業の大半を占めるが、資金提供のう
ち国外に出るのは6%に満たない。
12:4 Even using one research organizations liberal calculations that include volunteer
time and other forms of giving, the total is still less than eight percent.
12:4 ある研究機関の出したボランティアの時間やその他の種類の提供を含めた
甘い計算によってさえ、総計は依然として8%に届かない。

12:5 Research from other [47] (1.imperial 2. developed 3. Christian) nations produce
similar results.
12:5他の先進国から出てくる研究も、似__________たような結果である。
12:6 A leading reason for this disparity in need and giving has been the lack of reliable
information and confirmation that donating abroad actually impacts those who need
help the most.
12:6需要と提供のこのような不均衡が生じる主要な理由は外国に寄付してそれ
が実際に最も援助を必要としている人に届くという信頼できる情報と確認が欠
如していたことだった。

12:7 Western private donors give [48] (1. little 2. different 3. great) weight to risk and
return on investment.
12:7西洋の民間寄付者は、投資危険率と利益率を重視する。
12:8 When allowed to apply investment strategy to philanthropy, they respond.
12:8投資戦略を慈善事業にも適用することができるようになると、彼らから反
応がある。
12:9 This is evident in the growing number of givers adopting similar philosophies.
12:9 このことは同じような理念を採用する提供者の数が増えていることに、
はっきり現れている。
[58] The data from the World Bank in the 11th paragraph is quoted in order to indicate
1. how serious the disparity between need and giving is.
2. how narrow the gap between the rich and the poor has become.
3. the limit to what performance philanthropy can do.
4. the limit to how far global poverty can be overcome.

・解答 [58]―1
>[58]「第11段の世界銀行の資料は…を示すために引用されている」
1.「需要と提供の不均衡がどれほど深刻であるか」
2.「貧富の差がどれほど縮まったか」
3.「業績重視慈善事業にできることの限界」
4.「世界的貧困をどこまで克服できるかの限界」
「世界銀行の資料」は、第11段の終わりから2文目(These poverty figures,…)に
あるように、「数千億ドルに及ぶ従来の慈善事業があるにもかかわらず貧困数
値が増大し続けている」ことを示している。世界から貧困をなくすには数千億
ドルでもまだ足りないのである。その事態を端的に示しているのは第12段最後
から4つ目の文(A leading reason for…)のthis disparity in need and giving「需要と
提供のこのような不均衡」という表現である。「貧困撲滅のための資金需要と
供給の大きな差」に言及しているのは1のみだから、正解は1に決まる。

[59]The meaning of the word “liberal” in the 12th paragraph is closest to
1. open-minded.
2. humanitarian.
3. inclusive.
4. democratic.

・解答 [59]―3
>[59]「第12段のliberalという言葉の意味は…に最も近い」
1.「開かれた心の」
2.「人道主義的な」
3.「包括的な、何でも込みの」
4.「民主的な」
liberalが用いられている文(Even using one research…)は「ある研究機関の出した、
ボランティアの時間やその他の種類の提供を含めたリベラルな計算を使ってさ
え、総計は依然として8%に届かない」という意味になる。「計算」という名
詞を修飾するのにふさわしいリベラルの意味は「自由(主義的)な」という通常
よくあるものではなく、「おおらかなゆるめの」といったものになると考えら
れれば、正解は3に決まる。

[60]Which of the following best captures the main point of this article ?
1. Seizing SelfHelp Opportunities
2. Bringing Accountability to Charitable Giving
3. Reducing Global Poverty
4. Maximizing Return on Investment

・解答 [60]―2
>[60]「次のうちどれが最もこの文章の要点をとらえているか」
1.「自助機会をつかむこと」
2.「慈善提供に会計責任を持ち込むこと」 charitable「慈善の」
3.「世界的貧困をなくしていくこと」
4.「投資収益を最大化すること」
本文の主旨は、「従来の慈善事業から業績重視慈善事業へ転換しなければいけ
ない」ということ。この主題は、冒頭部分から何度も述べられ、最終段に至っ
て「提供資金が成果に応じて投資されれば多くのことが達成可能である」と述
べられて、「業績重視慈善事業への転換」という主張で締めくくられている。
そのような本文の主旨にふさわしいのは、2である。accountabilityは「説明責
任、会計責任」という意味で第2段、第3段に何度も使われているのでこの言
葉の「成果に見あった支出であること」という具体的意味をつかむのは難しい
ことではないだろう。

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