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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 英語 1999年 大問二 空所補充問題

空所補充問題
■第2段落
2:1 Science considers anthropomorphism toward animals a grave mistake, even a sin.
2:1 科学では、動物に対する擬人観は重大な誤りであり、罪でさえあると考える。
2:2 It is common in science to speak of “committing” anthropomorphism.
2:2 科学においては擬人観「を犯す」という表現を使うことは普通のことである。
2:3 The term originally was religious, referring to the (1)(1. modifying 2. shaping 3.assigning) of human form or characteristics to God — the hierarchical error of acting as though the merely human could be (2)(1. divine 2. secular 3. religious) — hence the connotation of sin.
2:3 その用語は本来宗教的なものであり、人間の姿や特徴を神に割り当てること―人間にすぎないものがあたかも神聖なものになりうるかのように振る舞うという階層の誤り―を指すものであったが、それゆえに罪という響きを含むのである。
2:4 In the long article on anthropomorphism in the 1908 Encyclopedia of Religion and Ethics, the author (Frank B. Jevons) writes: “The tendency to (3)(1. personify 2. imitate 3. create) objects — whether objects of sense or objects of thought — which is found in animals and children as well as in savages, is the origin of anthropomorphism.”
2:4 1908年の『宗教・倫理百科』にある擬人観(神人同形説)についての長い論説の中で、著者(フランク=B.ジェボンズ)は次のように書いている。「対象を―それが感覚の対象であれ思考の対象であれ―擬人化するという傾向は、未開人だけでなく動物や子供にも見られるものだが、それは擬人観(神人同形説)の生まれる源である」
2:5 Men, the idea goes, create gods in their own image.
2:5 その考えによると、人間は自分自身の像の中に神を創り出すという。
2:6 The best-known example of this tendency comes from the Greek author Xenophanes (fifth century B.C.).
2:6 この傾向の最もよく知られている例はギリシアの作家クセノパネス(紀元前5世紀)によって述べられている。
2:7 He notes that Ethiopians represent the gods as black, Thracians depict them as blue-eyed and red-haired, and “if oxen and horses … had hands and could paint” their images of gods would depict oxen and horses.
2:7 エチオピア人は神を黒人として表現しており、またトラキア人は神を青い目、赤い髪をしているように描写していると彼は述べている。また「もし牛や馬が手を持ち絵が描けたなら」、彼らの神の像は牛や馬の姿で描かれるであろうとも述べている。
2:8 The philosopher Ludwig Feuerbach concluded that God is nothing but our (4)(1. injection 2. projection 3. introspection) , on a celestial screen, of the essence of man.
2:8哲学者ルートビッヒ=フォイエルバッハは、神は天のスクリーンに映した人間の本質の投影にすぎないと結論づけている。
2:9 In science, the sin against hierarchy is to assign human characteristics to animals.
2:9科学においては、階級組織に反する罪は人間の特徴を動物に割り当てることである。
2:10 Just as humans could not be like God, now animals cannot be like humans (note who has taken God’s place).
2:10人間が神のようになり得ないのと同様、動物は人間のようにはなれないのである(誰が神に取って代わったかということに注意せよ)。
・解答 (1)3 (2)1 (3)1 (4)2
(1)
1.modify「修正する」
2.shape「形作る」
3.assign A to B「AをBに割り当てる、あてがう」
同段落の最後から2つ目の文(In science…)中にも同様の表現がある。
(2)
1.divine「神聖な」
2.secular「世俗的な」
3.religious「宗教的な、信心深い」
直前のad though…「人間にすぎないものがあたかも…になりうるかのように」に続くものとして1が最適。
(3)
1.the tendency to personify objects「対象を擬人化する傾向」
この空所はanthropomorphismの定義の一部であるが、この語の説明は第1段第2文(Anthropomorphism means…)でも行われている。personify「擬人化する」
(4)
2. nothing but our projection … of the essence of man「人間の本質の投影にすぎない」
この直前の文(He notes…)が具体例になっている。
1. injection「投入」
3. introspection「内省」

■第3段落
3:1 Young scientists are indoctrinated with the gravity of this error.
3:1若い科学者はこの誤りの重大さをたたき込まれる。
3:2 As animal behaviorist* David McFarland explains, “They often have to be specially trained to (5)(1. describe 2.accept 3. resist) the temptation to interpret the behavior of other species in terms of their normal behavior-recognition mechanisms.”
3:2動物についての行動主義者ディビッド-マクファーランドは「彼らはしばしば他の種の行動を自分の通常の行動認識メカニズムの見地から解釈しようとする誘惑に抵抗するように、特別に訓練されなければならない」と説明している。
3:3 In his recent book The New Anthropomorphism, behaviorist John S. Kennedy laments, “The scientific study of animal behavior was inevitably marked from birth by its anthropomorphic parentage and to a significant extent it still is.
3:3行動主義者ジョン=S.ケネディは、最近の著書『新しい擬人観』の中で次のように嘆いている。「動物の行動に関する科学的研究は、誕生のときから擬人観的な出自によって必然的に特徴づけられ、またかなりの程度、今でもそうである。
3:4 It has had to struggle to free itself from this erroneous approach and the struggle is not over.
3:4 この誤った研究方法から抜け出すべく奮闘する必要が続いており、その闘いはまだ終わっていない。
3:5 Anthropomorphism (6)(1. remains 2. restructures 3. recognizes) much more of a problem than most of today’s neobehaviorists believed….
3:5擬人観は今日の新行動主義者の大部分が信じているよりもはるかに大きな問題であるままである…。
3:6 If the study of animal behavior is to mature as a science, the process of (7)1. cancellation 2. liberation 3. interference) from the delusions of anthropomorphism must go on.”
3:6 もし動物の行動に関する研究が科学として成熟しようとするものであるならば、擬人観の妄想からの解放の過程が進まなければならない」
3:7 His hope is that “anthropomorphism will be brought under control, even if it cannot be cured completely.
3:7彼が望むのは「たとえ完全に治癒できなくても擬人観を統制下に置かれるようにする。
3:8 Although it is probably programmed into us genetically as well as being learned culturally, that does not mean the disease is untreatable.”
3:8擬人観は教養上学習されるだけでなく、おそらく遺伝学上我々の脳の中にプログラムされているのであろうが、それはその病気が治療できないという意味ではない」ということである。
・解答 (5)3 (6)1 (7)2
(5)
3.resist「抵抗する」
直後に続くthe temptation…以下は「他の種の行動を自分の通常の行動認識メカニズムの見地から解釈しようとする誘惑」の意。この空所はDavid McFarlandの見解の一部である。同段落第1文からも、彼がこのthe temptationに対して否定的であることは明らか。
(6)
直前の文にthe struggle is not overとある。このstruggleはanthropomorphismとの闘いのこと。よって、1のremain「~のままである」
(7)
2. liberation from the delusions of anthropomorphism「擬人観の妄想からの解放」
1のcancellation「消去」、3のinterference「妨害」はfromを続けるのは不適切。

■第4段落
4:1 To accuse a scientist of anthropomorphism is to make a severe criticism of unreliability.
4:1 擬人観を理由に科学者を非難することは、信頼性の欠如を厳しく批判するということである。
4:2 It is regarded as a species-confusion, a forgetting of the line between subject and object.
4:2擬人観は種の混同として、主体と客体の境界線を忘れていることとしてみなされる。
4:3 To assign thoughts or feelings to a creature known incapable of them would, indeed, be a problem.
4:3思考や感情を持つことができないとわかっている動物にそれらを当てはめようとすることは実際に問題であろう。
4:4 But to ascribe to an animal emotions such as joy or sorrow is only anthropomorphic error if one knows that animals cannot feel such emotions.
4:4 しかし喜びや悲しみのような感情が動物にあると考えることは、動物がそのような感情を感じ得ないということを知っているのであれば、擬人観的な誤りにすぎないのである。
4:5 Many scientists have made this decision, but not on the basis of evidence.
4:5 多くの科学者はこのような決定を下しているが、それは証拠に基づくものではない。
4:6 The situation is not so much that emotion is denied but that it is regarded as too dangerous — such a minefield of (8)(1. relativity 2. objectivity 3.subjectivity) that no investigation of it should take place.
4:6感情の存在が否定されているというよりはむしろ、感情は危険すぎる―主観性という地雷の埋まった危険地帯である―ので、それについての調査は行うべきではないとみなされている、というのが状況なのである。
4:7 As a result, all but the most prominent scientists (9)(1. obtain 2. risk 3. establish) their reputations and credibility in venturing into this area.
4:7 その結果、最も著名な科学者でない限りは、この領域に入るにあたっては自らの評判と威信を危険にさらすことになるのだ。
4:8 Thus many scientists may actually believe that animals have emotions, but be unwilling not only to say that they believe it, but unwilling to study it or encourage their students to investigate it.
4:8 こうして、多くの科学者が実際には動物が感情を持つと信じているかもしれないが、自分がそれを信じていると進んで言うことをしないだけでなく、進んでそれを研究したり門下の学生にそれを調査させたりすることもしないであろう。
4:9 They may also (10)(1. defend 2. attack 3. copy) other scientists who try to use the language of the emotions.
4:9 彼らはまた感情に関する用語を使おうとする他の科学者を攻撃するかもしれない。
4:10 Nonscientists who seek to retain scientific credibility must tread carefully.
4:10 科学的な信頼性を保持しようとする自然科学以外の学者は、慎重に進まなければならない。
4:11 An administrator at one internationally known animal training institute remarked, “We don’t take a position on whether animals have emotions, but I’m sure if you talked to any one of us we’d say ‘Sure they have emotions.’
4:11 ある国際的に知られた動物訓練施設の管理者は次のように発言している。「我々としては動物が感情を持つかどうかについて一定の見解を取ることはしませんが、あなた方が我々のうちの誰に聞いても、我々は『もちろん動物は感情を持っている』と答えるはずだと思いますよ。
4:12 But as an organization we would not want to be (11)(1. depicted 2. anticipated 3. rejected) as saying they have emotions.”
4:12 しかし一つの組織として我々は我々が動物は感情を持つと言っていると語られるのはありがたくないですね」
・解答 (8)3 (9)2 (10)2 (11)1
(8)
直前のminefieldは「地雷原」scientistにとって危険な地雷は3のsubjectivity「主観性」
(9)
2.risk「~を危険にさらす」
同文中のVenturing into this area「危険を冒してこの領域に入る」という表現からも類推できる。
(10)
直前の文中のbe unwilling to say that they believe it「自分がそれを信じていると進んで言うことをしない」というような消極的な態度からつながる保身的な行動である。
(11)
1.depict A as B「AをBであると描写する」本文では受動態になっている。

■第5段落
5:1 From the belief that anthropomorphism is a desperate error, a sin or a disease, flow further research (12)(1.taboos 2. incentives 3. interests) , including rules that dictate use of language.
5:1擬人観が絶望的な誤り、罪、あるいは病いであるという信念から、言語の用法を決定する法則を含む、研究上のタブーがさらに発生する。
5:2 A monkey cannot be angry; it exhibits aggression.
5:2 猿が腹を立てるはずはない。攻撃性を示しているだけだ。
5:3 A crane does not feel affection; it (13)1.conceals 2. displays 3. prohibits) courtship or parental behavior.
5:3 鶴は愛情を感じることはない。求愛や親としての行動を示しているだけだ。
5:4 A cheetah is not frightened by a lion; it shows flight behavior.
5:4 チーターはライオンを恐れてなどいない。それは逃走行動を示しているだけだ、などである。
5:5 In keeping with this, Frans de Waal’s use of the word reconciliation in reference to chimpanzees who come together after a fight has been criticized: Wouldn’t it be more objective to say “first postconflict contact”?
5:5 この意見に同調して、フランス=ド=ワールが「和解(reconciliation)」という言葉をチンパンジーが喧嘩の後に寄り添うことについて述べるのに使用したことが、批判されてきている。「闘争後の最初の接触」と言う方が客観的ではないか、というのだ。
5:6 In the struggle to be objective, this kind of language employs distance and the refusal to (14)(1. maneuver 2. manage 3. identify) with another creature’s pain.
5:6客観的であろうとする努力のうちに、この種類の言葉は疎遠さ、および他の動物の苦痛に共感を持つことの拒否を含んでしまう。
・解答 (12)1 (13)2 (14)3
(12)
1. research taboo「研究上のタブー、禁制」
直後の文(A monkey cannot…)以下3文の具体例から類推。
(13)
2.display「示す、見せる」
直前の文(A monky is…)にexhibit、直後の文(A cheetah is…)にもshowという語が使われている。
(14)
3.identify with~「~に共感を持つ」
この文の前半のthis kind of languageは動物が感情を持たないことを前提としたものである。よって、「共感を否定する」のだ。

■第6段落
6:1 Against this scientific orthodoxy, the biologist Julian Huxley has argued that to imagine oneself into the life of another animal is both scientifically (15)(1. avoidable 2. predictable 3. justifiable) and productive of knowledge.
6:1 この科学的正統主義に反し、生物学者ジュリアン=ハクスレーは、他の動物の生活に自分自身を当てはめて想像することは科学的に見て正当であり、知識を生み出すものであると主張している。
6:2 Huxley introduced one of the most extraordinary accounts of a deep and emotional tie between a human being and a free-living lioness, Joy Adamson’s Living Free, as follows:
6:2 ハクスレーは、ある人間と自由生活性の雌ライオンとの間の深く情緒的な絆についての最も並外れた説明の一つであるジョイ=アダムソン著『リビングーフリー』を次のように紹介している。
6:3 When people like Mrs.Adamson (or Darwin for that matter) interpret an animal’s gestures or postures with the aid of psychological terms — anger or curiosity, affection or jealousy — the strict behaviorist (16)1. relieves 2. deprives 3. accuses) them of anthropomorphism, of seeing a human mind at work within the animal’s skin.
6:3 アダムソン夫人(もしくはこの問題に関してはダーウィン)のような人々が動物の身ぶりや姿勢を、怒りや好奇心や愛情や嫉妬のような心理学的用語の助けを得て解釈するとき、厳格な行動主義者は彼らが擬人観を持っており、人間の精神が動物の皮の内側に機能しているように見ていると言って非難する。
6:4 This is not necessarily so.
6:4必ずしもそのとおりではない。
6:5 The true ethologist* must be evolution-minded.
6:5本当の動物行動学者は発展的な心を持っていなければならない。
6:6 After all, he is a mammal.
6:6結局は彼も哺乳類なのだ。
6:7 To give the fullest possible interpretation of behavior he must have (17)(1. recourse 2. resistance 3. immunity) to a language that will apply to his fellow-mammals as well as to his fellow­man.
6:7行動についての可能な限りの解釈を行うためには、自分と同類である人間にと同様、自分と同類の哺乳類にも当てはまる言語に頼らなければならない。
6:8 And such a language must employ subjective as well as objective terminology — fear as well as impulse to flee, curiosity as well as exploratory urge, maternal solitude in all its modulations in welcome addition to goodness knows what complication of behaviorist terminology.
6:8 そしてそのような言語は客観的な用語だけでなく主観的な用語も含む。すなわち「逃走への衝動」だけでなく「恐怖」も、「探検の衝動」だけでなく「好奇心」も、行動主義の専門用語の訳のわからぬ複雑さに加えてあらゆる抑揚で言われる「母親の孤独」という言葉も。
・解答 (15)3 (16)3 (17)1
(15)
3. justifiable「正当な」
productive of knowledgeと並列であり、擬人観を正当視する意見が述べられている。
(16)
3. accuse A of B「AをBの理由で非難する」
(17)
1. have recourse to~「~に頼る」
同段落引用部分の冒頭文にwith the aid of psychological terms「心理学用語の助けを得て」という似た表現がある。

■第8段落
8:1 The real problem underlying many of the criticisms of anthropomorphism is actually anthropocentrism.
8:1 擬人観への批判の多くの根底にある真の問題は、実は人間中心主義である。
8:2 Placing humans at the center of all interpretation, observation, and concern, and dominant men at the center of that, has led to some of the worst errors in science, whether in astronomy, psychology, or animal behavior.
8:2人間をすべての解釈や観察や関心の中心に置くこと、そして有力な人間をその中心に据えることは、天文学であれ心理学であれ動物行動学であれ、科学における最悪の誤りをもたらしてきているのである。
8:3 Anthropocentrism treats animals as (18)(1. superior 2. inferior 3. compatible) forms of people and denies what they really are.
8:3 人間中心主義は、動物を人の下等な形とみなし、その本当の姿を否定するものである。
8:4 It reflects a passionate wish to (19)(1. differentiate 2. alienate 3. dismiss) ourselves from animals, to make animals other, presumably in order to maintain humans at the top of the evolutionary hierarchy and the food chain.
8:4 それはおそらく人間を進化の階層社会と食物連鎖のトップに位置づけておくために自分たちを動物と区別し、動物を別の物としておきたいという熱心な願望を映し出している。
8:5 The notion that animals are wholly other from humans, despite our common ancestry, is more (20) (1. likely 2. rational 3. irrational) than the notion that they are like us.
8:5 我々が共通の祖先を持つにもかかわらず、動物が全く人間と異なるという考えを抱くのは、動物が我々と似ているという考えよりも理性を欠くものである。
・解答 (18)2 (19)1 (20)3
(18)
2.問題箇所を含むAnthropocentrism … peopleの部分は「人間中心主義は動物を人の下等な(inferior)形とみなす」の意。
(19)
1. differentiate A from B「AをBと区別する」
(20)
.rational「理性的な」
3.irrational「理性的でない」人間中心主義を非難している文脈から、3が最適。

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