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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 英語 2001年 大問二 空所補充問題

空所補充問題
■第2段落
2:1 It is estimated that, in the past 20 years, ten million breeding individuals of ten species of farmland birds have disappeared from the British countryside.
2:1 ここ20年間で、農地に生息する鳥10種のうち、繁殖している一千万羽の個体がイギリスの田園地方から消えたと算定されている。
2:2 The decline in bird numbers in part [1](1. reflects 2. reviews 3. revises) the decline of those insects and plant populations upon which they depend.
2:2鳥の数の減少は、鳥が依存している虫や植物の個体数の減少をいくぶん反映している。
・解答 [1]―1
[1]
「鳥の数の減少は、鳥が依存している虫や植物の個体数の減少をいくぶん( )」のカッコ内に入るものとしては、reflect「反映する」が最適。

■第3段落
3:1 [2](1. Opposite 2. Particular 3. Parallel) changes have taken place in many other European countries, although these have not been documented in as much detail as in Britain, where censuses are carried out by the British Trust for Ornithology (BTO).
3:1同様の変化がヨーロッパの他の多くの国で起こっている。もっとも、これらの変化は、英国鳥類学トラスト(BTO)によって一斉調査が行われたイギリスほどには詳細に記録されてはいないが。
3:2 In all, 116 species of farmland birds — one fifth of European birds — are now of conservation concern.
3:2全体で、農地に生息する116種の鳥が―それはヨーロッパの鳥の5分の1であるが―現在、保護すべきものとして懸念されている。
・解答 [2]―3
>[2]
Parallel changes have taken place「同様の変化が起こっている」同じ段落の最終文(In all…)に、第1段と同様、鳥の減少について書かれていることから判断できる。

■第4段落
4:1 Rachel Carson’s classic 1963 books Silent Spring [3](1. announced 2. alerted 3. altered) the public to the toxic side effects sofa insecticides, such as DDT, that had fueled the green revolution.
4:1 1963年に書かれたレイチェル=カーソンの古典的な著書『沈黙の春』は、緑の革命の原動力となったDDTのような殺虫剤の有毒な副作用について人々に警告した。
4:2 Traces of these chemicals were found to persist in the food chain, reaching higher [4](1. worries 2. concentrations 3. weights) , and hence having more severe effects, at successive levels in the food chain.
4:2 これらの微量の化学物質が食物連鎖の中に残存し、より高い濃度に達してゆくことで、結果として、食物連鎖の後の方の段階でより深刻な影響を持つことが知られている。
4:3 They were identified as the cause of rapid population decline in birds of prey, such as falcons and hawks, through the thinning of eggshells.
4:3 それらは、ハヤブサやタカのような猛禽が、卵の殻が薄くなったために急速に個体数が減少していることの原因として確認されている。
4:4 The offending chemicals have now been [5](1. phased out 2. accumulated 3. retained) in the United Kingdom and many other countries, but their use is still increasing in some parts of the world.
4:4 それらのやっかいな化学物質は、現在、イギリスや他の多くの国で段階的に使用が禁止されているが、世界のいくつかの地域ではそれらの使用がなおも増加しつづけている。
・解答 [3]―2 [4]―2 [5]―1
>[3]
alert A to B「BについてAに警告する」
直後のthe publicは「公衆、民衆」。なお、1のannounceは「知らせる」だが、知らせる相手を言うときにはto+(人)という形になるので、ここでは不適。
>[4]
concentrations「濃度」
食物連鎖(food chain)の中で化学物質の濃度が次第に高くなっていくことが述べられている。
>[5]
phase out「段階的に廃止する」
同じ文の後半で「しかしそれらの使用はなおも増えつづけている」(but their use…)と述べていることから判断できる。

■第5段落
5:1 The new losses in biodiversity are sometimes called the “second Silent Spring.”
5:1 種の多様性が新たな形で失われてきている事態は、しばしば「第2の沈黙の春」と呼ばれる。
5:2 However, although they are [6](1. comparable 2. concerned 3. associated) with the intensification and industrialization of agriculture, they involve more subtle and indirect effects than the poisoning of wildlife by insecticides.
5:2 しかしながら、それらは農業の集約化や工業化と結びつけて考えられているものの、野生生物を殺虫剤で汚染することよりももっと微妙で間接的な影響と関係しているのである。
5:3 In general terms, intensification refers to making the greatest possible proportion of primary production available for human consumption.
5:3一般的な観点からすれば、農業の集約化とは、人間の消費に有効な一次生産の比率を可能なかぎり高めることを指している。
5:4 To the [7](1. area 2. amount 3. extent) that this is achieved, the rest of nature is bound to suffer.
5:4 このことが達成されれば、他の自然は当然損害を被ることになる。
・解答 [6]―3 [7]―3
>[6]
associate A with B「AをBと結びつけて考える」
この場合は受身になっている。2のbe concerned with~「~に関係する」は、主語が<人・話・学問>などに限られるため、ここでは不適。
>[7]
to the extent that~「~であるかぎり」
かなり自由に使われ、ifと置き換えてもよい場合がある。

■第6段落
6:1 Can we be sure that the bird declines in the United Kingdom are caused by agricultural intensification?
6:1 イギリスにおける鳥の減少は、本当に農業の集約化が原因であると言えるだろうか。
6:2 Although the cause of these declines has not been proven, there are some suggestive figures.
6:2 これらの減少の原因は証明されてはいないものの、示唆に富んだ数字がいくつかある。
6:3 For example, annual BTO censuses of 42 species of breeding birds show that 13 species living [8](1. exclusively 2. prevalently 3. geographically) in farmland declined by an average of 30% between 1968 and 1995, while 29 species of birds that can live anywhere have increased by an average of 23%.
6:3例えば、繁殖している42種の鳥についてのBTOによる年間調査によると、もっぱら農地だけに生息する13種が1968年から1995年の間に平均30パーセント減少したのに対し、どこにでも生息できる29種の鳥は平均23パーセント増加しているのである。
・解答 [8]―1
>[8]1.exclusively「もっぱら、~のみ」2.prevalently「一般的に」3.geographicaly「地理的に」同じ文の後半にある。「どこにでも住むことのできる鳥の種」(species of birds that can live anywhere)と対応した表現であることに注目。「もっぱら農地だけに生息する種」という意味になるようにする。

■第7段落
7:1 The changes in British agriculture over the past 30 years, which have many parallels with other parts of the world, have sought to increase production and productivity.
7:1 ここ30年間のイギリスにおける農業の変化―世界の他の地域でも同様の変化が見られる―は、生産高および生産性を高めることを目標としてきた。
7:2 The success of the green revolution in achieving this is undeniable.
7:2緑の革命がこのことの達成に成功したことは否定できない。
7:3 In spite of rapid population growth, about 25% more food per person is produced now than 30 years ago.
7:3 急速な人口増加にもかかわらず、現在では、30年前に比べて1人あたり約25パーセント多くの食料が生産されているのである。
7:4 However, the need to conserve wildlife [9](1. in comparison with 2. in opposition to 3. in harmony with) agriculture is beginning to be recognized.
7:4 しかしながら、農業とうまく調和をとりながら野生生物を保護することの必要性が認識され始めている。
7:5 Reforms have been proposed that will reduce the incentive for production and allow other important considerations, such as environmental benefits, to come into play.
7:5生産をかりたてる刺激を弱め、環境に対する利益といった他の考慮すべき重要事項を実践に移そうとする改革が提案されている。
7:6 But the proposals as they stand are [10](1. totally clear 2. virtually silent 3. completely sound) about what environmental benefits are expected and how they will be achieved.
7:6 しかし現在のままでは、それらの提案は、どのような環境上の利益が期待され、またそれらがどのように達成されるのかということについては、事実上何も語っていない。
・解答 [9]―3 [10]―2
>[9]
in harmony with~「~と調和して」
緑の革命によって生産は増加したが、環境についても考えるよう改革が提案されている、という前後の文脈より判断できる。
>[10]
virtually silent「事実上言及していない」
前の文で環境保護の必要性について述べたあとに、But…と続く文であることからわかる。

■第8段落
8:1 The United Kingdom has three agricultural schemes that could have benefits for [11](1.intensification 2. biodiversity 3. revolution) .
8:1 イギリスでは、種の多様性に対して利益をもたらしうる3つの農業計画が立てられている。
8:2 Two of these schemes, the Environmentally Sensitive Areas and the Countryside Stewardship Scheme, both subsidize* farmers to preserve traditional landscape features.
8:2 これらの計画のうちの2つは、「環境上の影響を受けやすい地域」と「田園地方土地管理計画」であり、どちらも昔からある地形の特徴を保全するために農場経営者に補助金を出すものである。
8:3 Between them they cover about 12.5% of agricultural land.
8:3 3つの計画のうち、両者で農地の約12.5パーセントをカバーしている。
8:4 Unfortunately, there are few data to [12](1. demonstrate 2. experiment 3. authorize) whether or not these schemes have benefits for biodiversity, although some habitats have been preserved or restored.
8:4 いくつかの生息地は保護あるいは復旧されてはいるが、不運にもこれらの計画が種の多様性に利益をもたらしているのかどうかを実証するデータはほとんどない。
8:5 A third scheme, “set-aside,” subsidizes farmers to leave some fields uncultivated.
8:5 「農地使用差し止め」という第3の計画は、農場経営者に補助金を出し、いくつかの農地を休耕地にしておくというものである。
8:6 The available data show that set-aside can be beneficial for birds and other wildlife.
8:6入手可能なデータによると、農地使用差し止めは、鳥や他の野生生物に利益を与えうるものであることがわかっている。
8:7 But set-aside will probably be discontinued early in the 21st century.
8:7 しかし、農地使用差し止めは21世紀初頭におそらく中断されるであろう。
8:8 Although we can, as described above, devise schemes that may help a traditional environment or individual species to [13](1. recover 2. conserve 3. adhere) , there appears to be no single program or combination of programs that can reverse the decline in a large general population such as farmland birds.
8:8昔からある環境や個々の種を回復させる助けになるような計画を上記のように考案することはできるが、農地に生息する鳥といった広く全般的な単位での個体数の減少を逆転させうる計画、あるいは計画の組み合わせは、一つもないように見える。
8:9 Therefore, the most general prescription seems to be to reverse the intensification of agriculture as a whole.
8:9 したがって、最も包括的な処方箋は、農業の集約化そのものを転換させることであるように思われる。
・解答 [11]―2 [12]―1 [13]―1
>[11]
環境保護のための農政について語っている文脈であるから、2のbiodiversity「種の多様性」が最適。[12]のあとにも同じ表現(Whether or not these schemes have benefits for biodiversity)がある。
>[12]
demonstrate「実証する」
data to demonstrate…「…を実証するデータ」
>[13]
recover「回復する」
2のconserve「保存する」は他動詞なので不可。

■第9段落
9:1 A slightly more specific prescription comes from the habitat heterogeneity and lower intensive agriculture found in the concepts of organic farming.
9:1 わずかだがより明確な処方箋が得られるのは、生息環境の多様性、および有機農業の概念に見られる低集約的農業という考えからである。
9:2 Although several comparisons of organic and conventional farms have [14](1. recommended 2. Suggested 3. Guaranteed) that organic farming is good for biodiversity, this benefit probably relates to such features as crop diversity and maintenance of natural field borders rather than to any “belief” in organic farming.
9:2 有機農場と従来の農場とのいくつかの比較により、有機農業が種の多様性にとってよいものであると示唆されているが、このような利益はおそらく、有機農業に対するいかなる「信念」よりもむしろ、作物の多様性や自然の原野の境界線の維持というような特徴と関係している。
9:3 Although there have been no systematic comparisons of the biodiversity benefits of organic and other “wildlife friendly” farming methods, it seems that heterogeneous landscapes are good for birds.
9:3 有機農業と他の「野生生物にやさしい」農法とが、種の多様性に対してどのような貢献をしているかについての系統的な比較は今までなされていないが、多様性の保たれた地形は鳥のためによいように思われる。
・解答 [14]―2
>[14]
that以下を含めて「有機農業が種の多様性にとってよいものであると示唆されている」となる。主語が「有機農場と従来の農場とのいくつかの比較」であることから、1のrecommended「推奨した」は不自然だし、また完璧な解決策を述べている文脈ではないので、3.guaranteed「保証している」ともいえない。

■第10段落
10:1 On a larger scale, there are unresolved questions for conservation ecology about the [15](1. moral values 2. policy decisions 3. relative merits) of a less intensive, more environmentally friendly agriculture throughout the countryside on the Eastern European model versus a highly intensive agriculture in bread­basket regions with separate, large nature reserves on the North American model.
10:1 より大きな観点からすれば、田園地方全体にわたってより低集約的な、より環境にやさしい農業を展開する東欧型農業と、穀倉地帯で高度に集約的な農業をおこない、それとは別に大きな自然保護区域を設けておく北米型農業との優劣をめぐる、保護生態学上の問題がまだ解決されていない。
10:2 The United Kingdom is probably too small for the North American model, but one could imagine some form of it on a Europe wide basis, especially if reduced subsidies were to make agricultural production [16](1. unresponsive 2. unrealized 3.uneconomic) in some areas, and instead conservation were to be subsidized.
10:2 イギリスは北米型をとるにはおそらく狭すぎるが、ヨーロッパ全体を基礎とした一種の北米型という形態を想像することはできるだろう。とりわけ、もしも補助金が減少することで一部の地域での農業生産が経済に合わなくなり、逆に環境保全に補助金が出されるようなことになるとしたら。
・解答 [15]―3 [16]―3
>[15]
relative merits「相対的長所、優劣」
ここではrelative merits of A versus B「AとBの優劣」という形になっている。
>[16]
1.unresponsive「感受性の低い、非同調的な」
2.unrealized「実現されていない」
3.uneconomic「非経済的な、利益が上がらない」
「もしも補助金が減少することで一部の地域での農業生産が( )になるなら」のカッコ内に入るものとしては3が最適。

■第11段落
11:1 In the United Kingdom, as in most of Europe, people have made the landscape.
11:1 イギリスでは、ヨーロッパのほとんどがそうであるように、地形は人々の手によってつくられてきた。
11:2 This means that the characteristic habitats and species that conservationists wish to preserve are generally there because of traditional land management rather than [17](1. in spite of 2. in conjunction with 3. in consequence of) it.
11:2 このことが意味するのは、保護論者たちが保全したいと思っている特有の生息地や種は、概して、伝統的な土地管理にもかかわらずというよりはむしろ、それがあったからこそ、今もそこに残っているということである。
11:3 The future shape and purpose of the countryside is society’s choice.
11:3将来、田園地帯がいかなる形をとり、いかなる目的を持つようになるかは、社会が選択することである。
11:4 At present, most of those in the United Kingdom who voice an opinion would prefer a countryside in which agricultural production is moderated with conservation.
11:4現時点では、意見を表明するイギリスの人々のほとんどは、農業生産が穏やかな形をとって環境保全と両立しているような田園地帯になればよいと思うだろう。
11:5 And on a worldwide stage this makes sense for a sustainable future: the green revolution gave success at a price, and that price cannot be paid [18](1. finally 2. indefinitely 3. absolutely) .
11:5全世界的な規模でいうならこれは持続可能な未来のためには意味のあることである。緑の革命は大きな犠牲を払って成功したが、その代価を際限なく払うことはできないのだ。
・解答 [17]―1 [18]―2
>[17]
in spite of~「にもかかわらず」ここでは同文中のbecause ofと比較して、「in spite ofというよりもむしろbecause ofである」という表現を用いており、「伝統的な土地管理にもかかわらず、というよりはむしろ、それがあったからこそ」という意味になる。
>[18]
コロンの前の文(And on a…)で「持続可能な未来」(sustainable future)ということに言及していることから、緑の革命は大きな犠牲を払って成功したが、その「犠牲」(price)は2.indefinitely「際限なく」払うことはできない、という文意にするのが適する。

■第12段落
12:1 The British public’s concern about genetically modified (GM) crops, based in part on justifiable environmental concerns, must be placed in this context.
12:1遺伝子組み換え作物に対するイギリス人の懸念―その一部は、環境に対する正当な懸念にもとづいているのだが―は、このような文脈に位置づけなければならない。
12:2 Whatever hazard GM crops may pose to the environment is linked to the general problem of biodiversity in a landscape damaged by the intensification of agriculture.
12:2遺伝子組み換え作物が環境に与えるかもしれない危険がどのようなものであれ、それらはすべて、農業の集約化によって損なわれた地形における種の多様性という一般的な問題と関係している。
12:3 The environmental safety aspects of GM must be thoroughly investigated to define the [19](1. risks 2. profits 3. degrees) before moving to large-scale commercial planting.
12:3遺伝子組み換えの環境上の安全面については、大規模な商業的栽培に移る前に、危険な点を明確にするため徹底的に調査されなければならない。
12:4 Even then, we must continue careful observation and evaluation.
12:4 また、そうした調査が行われたとしても、我々はなおも注意深い観察と評価を続けなければならない。
12:5 But we must also recognize a potential benefit of GM crops — to give us a wider range of options as we try to make a more [20](1. heterogeneous 2. sustainable 3. intensive) future for agriculture than that created by the last green revolution.
12:6 しかし我々はまた、遺伝子組み換え作物の潜在的利益―つまり、かの緑の革命がつくりだした農業の未来よりももっと持続可能な農業の未来を我々がつくりだそうとするとき、より広範囲の選択肢を我々に与えてくれること―をも認識しなければならない。
・解答 [19]―1 [20]―2
>[19]
define the risks「危険な点を明確にする」
同段で、遺伝子組み換え作物に対するconcern「懸念」(第1文)やhazard「危険」(第2文)が述べられていることから判断する。
>[20]
sustainable「持続できる」
「資源や環境などを保ちながら続けられる」という意味あいで使われる語。[18]でふれたように、前段の最終文(And on a…)にも同じ表現がある。

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