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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 英語 2012年 大問二 語法三択問題

語法三択問題

■ 第2段落
2:1我々の多くにとって,これらのソーシャルネットワーキングツールは必要不可欠のものになったが,同時にスパイ活動,政府による過剰な監視,ストーカー行為,不正な商取引や,その他の非合法で反社会的,非道徳的な,またはそれ以外の有害な行為に対する恐怖を呼び起こすことになった。
2:1 [31](1. Unless 2. As 3. Far from) indispensable as these social networking tools have become to many of us, they also call up fears of spying, excessive government monitoring, stalking, crooked business dealings, and other illegal, antisocial, unethical, and otherwise destructive behaviors.
2:2法律,倫理学,社会学,心理学やその他多くの学問分野は,我々が科学技術を基盤としたこれら新しいコミュニケーション様式の全潜在能力をよりよく理解し,そのリスクを管理できるよう支援をするために,いずれ意見を求められるのは間違いないだろう。
2:2 The fields of law, ethics, sociology, psychology and many others will no doubt be [32](1. asked after 2. called upon 3. taken over) over time to help us better understand the full potential, and manage the risks, of these new modes of technology-based communication.
2:3 この記事では,小さいが我々が現在直面している重要な問題,すなわちインターネットの時代における「監視」という概念の進化について見ることになる。
2:3 In this article, we will look at one small but central issue currently [33](1. facing 2. heading 3. backing) us, namely, the evolution of the concept of surveillance” in the Internet age.

・解答 [31]―2
>[31](as)+形容詞+as SVで,「〜ではあるが」という譲歩節を作ることがある(文頭にasを置くのは,アメリカ英語での用法)。(As) tired as I was (= Although I was tired),I went on working「疲れていたが私は働き続けた」この構文を作れる可能性に気づけば,2が選択できる。
すると,文の前半が「我々の多くにとって,これらのソーシャルネットワーキングツールは必要不可欠のものになったが」という譲歩の意味になり,後半の「同時にスパイ活動…またはそれ以外の有害な行為に対する恐怖を呼び起こすことになった」という,ソーシャルネットワーキングツールの負の面について述べた後半と意味的にもうまくつながる。1.「〜を除いて」,3.「〜どころか」では,意味をなさない。

・解答 [32]―2
>[32』空欄の前にある文の主部(The fields of … and many others)には,いろいろな学問分野が並べられている。空欄をはさんで後ろにはto help us better understand … and manage the risks…「我々が…をよりよく理解し,そのリスクを管理できるよう支援をするために」という副詞用法の不定詞句がある。以上の点をもとに選択肢の意味を考えると,空欄を含む”will no doubt be (    )”の部分は,2.call up on〜「〜に意見・発言を求める」を選んで「「意見を求められる」のは間違いない」とすれば,文意が通る。1. ask after~「〜の様子を尋ねる」3. take over~「〜を引き継ぐ」

・解答 [33]―1
>[33]空欄直後に目的語usがあることから,空欄には他動詞の現在分詞が,前のissueを後ろから修飾して「〜している」という意味を加えている可能性を考える。選択肢が他動詞で使われる場合の意味は1.「〜に向き合う,〜に直面する」,2.「〜を率いる」,3.「〜を支援する」でissue「問題」が我々に「直面している」と考えると意味が通る。よって正解は1である。なお,他動詞のfaceは,普通We faced a big problem「我々は大きな問題に直面した」のように,人を主語に置き,A big problem faced us.のように「問題」を主語には置かない。しかし,現在分詞形facingが名詞を後置修飾する場合は,It’s the biggest problem facing us today.「それは今日我々が直面する(抱える)最大の問題だ」のように,意味上の主語がproblemになる例がある。ただし,和訳する場合には,上記の例のように,facingの目的語(ここではus)が主語であるように訳すと,自然な日本語になる。本問では,issueをfacingが後置修飾している例である。

■ 第3段落
3:1 「監視」という言葉は,フランス語のsurveillerという言葉に由来するが,単に「見張る(watch over)こと」と訳される。
3:1 The word “surveillance” comes from the French word surveiller, which translates simply as to “watch over.”
3:2 この訳語は,誰かが人や物を上からじっと見つめている,というイメージを思い起こさせる。
3:2 This translation suggests the image of a person looking carefully at someone or something from above.
3:3 しかし,日常会話と学術的な議論の両方において,「監視」という語は,監視する行為の全般を意味する,決まった言い方になった。
3:3 But both in ordinary language and academic debate, the word “surveillance” has become the conventional way of describing the activity of monitoring in general.
3:4人々が英語の”surveillance”を使う時は,ほとんど常に否定的な含意を持つ。
3:4 When people use the word “surveillance” in English, it almost always has a negative [34] (1. campaign 2. assumption 3. connotation) .
3:5例えば,「警察が犯罪者を監視中だ」とか「政府はテロの容疑者を追跡するために,ハイテクの監視システムを使った」などと耳にするかもしれない。
3:5 One may hear, for example, “the police have a criminal under surveillance” or “the government used a high-tech surveillance system to follow a suspected terrorist.”
3:6 そのイメージは,たいていは誰かが社会に対して良からぬことを企んでいると疑って,その行動を密かに見る,といったものであろう。
3:6 The image is often that of secretly viewing someone’s activities, suspecting that they are up to something harmful to society.
3:7 このマイナスのイメージは,ネット上のソーシャルネットワーキングの場合にも当てはまる。
3:7 This negative image [35](1. holds true 2. fades away 3. goes off) in the context of online social networking.
3:8 ネット上の監視は,しばしばスパイ行為やプライバシーの侵害に結びつけられる。そして,監視に関連するものは可能な限り,すべて避けられるべきだという考えが広まることになった。
3:8 Online surveillance is frequently associated with spying and privacy invasion, and it has become a [36](1. preliminary 2. prevalent 3. privileged) view that everything related to it should be avoided if at all possible.

・解答 [34]―3
>[34] surveillance「監視」という言葉が英語では,ほとんど例外なく「否定的な(    )を持っている」の空欄を埋める問題である。続く第5文(One may hear …)に使用例が紹介されていることを考えると,この語が持つ意味について述べていると推測できる。よって,正解は3.「含意(言外の意味)」である。1.「キャンペーン」を選んでnegative campaign「ネガティヴ=キャンペーン」にしても文意が通らない。2.「推定」も意味がずれる。

・解答 [35]―1I
>[35]第3段第6文(The image is often…)で述べられたような,surveillance「監視」という言葉のマイナスのイメージが,ネット上のソーシャルネットワーキングの場合はどうであるかを考えればよい。同段最終文(Online surveillance is …)の前半に,ネット上の監視について「スパイ行為やプライバシーの侵害に結びつけられる」とあり,ネット上でも,良いイメージを持つ言葉でないことがわかる。よって,1.「当てはまる」を選びThis negative image holds true …「このマイナスのイメージは…においても当てはまる」とする。2.「徐々に消えていく」3.「立ち止まる,爆発する,(警報装置などが)作動する,消える」

・解答 [36]―2
>[36]第3段最終文(Online surveillance is…)に関連する問題としてspying and privacy invasion「スパイ行為やプライバシーの侵害」とある。ネット上の監視が問題を含んでいると人々が思っているので,2.「広く行き渡っている」を選び「監視に関連するものは可能な限り,すべて避けられるべきだという考えが広まることになった」とすれば,意味が通る。1.「予備の」,3.「特権のある」は綴りが似ているダミーの選択肢。

■ 第4段落
4:1 インターネットの発達が,我々の世の中に対する見方を急激に変えた,ということを否定する人はほとんどいないだろう。
4:1 There are few who would deny that the development of the Internet has drastically changed the way that we see the world.
4:2 しかし,おそらく我々が気づくべき同じくらい重要なことは,インターネットは,一良きにつけ悪しきにつけ一世界の我々に対する見方をどのように変えたかということである。
4:2 Perhaps of equal importance for us to note, however, is how the Internet has changed the way that the world sees us―for good and bad.
4:3 ハッキングや,個人情報の盗難や,ネットワーク上の金銭詐欺やその他のネット上の悪事や犯罪行為のニュースを目にすると,インターネットをいつも利用していることで,自分たちが望まない監視を受ける危険の中に置かれていることに,不安を募らせるのは容易い。
4:3 With news stories about hacking, identity theft, online financial scams, as well as other cyber crimes and misdemeanors, it is easy for us to grow [37](1. doubtful 2. anxious 3. contented) that using the Internet constantly puts us at risk of unwanted surveillance.
4:4常に監視され,行動は記録され,見知らぬ人間からのあり得る攻撃を受けやすいのではないか,と感じるかもしれない。
4:4 You might feel that you are constantly being watched, that your movements are being logged, and that you may be [38](1. longing for 2. particular about 3. susceptible to) possible attacks from strangers.
4:5 この感覚は,グーグル=ストリート=ビューや,撮影地のタグを付けられる写真のような科学技術によってひどくなる。これらのものは,人々の現実の行動に関する情報を,ネット上での行動から割り出してしまう可能性があるのだ。それもしばしば知らないうちに,同意もないままに,である。
4:5 That feeling is worsened by technologies such as Google Street View or location-tagged photographs, which may reveal information about peoples physical movements from their cyber activities, often without their knowledge or consent.

・解答 [37]―2
>[37]第4段第3文(With news stories…)の前半部にあるように,ネット上の犯罪のニュースを見れば,インターネットを使うことで,自らもunwanted surveillance「望まない監視」の下に置かれる不安が生まれる,と考えると意味が通る。よって,2.「不安な」が正解。1.「疑わしい」,3.「満足した」はともに文意が通らない。

・解答 [38]―3
>[38]第4段第4文(You might feel…)では,ネットを使用する上での不安が具体的に書かれている。そのような心理状態なら,possible attacks from strangers「見知らぬ人からの起こり得る攻撃」に対して「〜の影響を受けやすい,〜に対して敏感な」と考えると文意が通る。よって3が正解。1.「〜を待ちこがれる」と2.「〜について好みがうるさい」ではまったく意味が通らない。

■ 第5段落
5:1 インターネットや,それに似たような形式の相互に接続された情報技術は,ジョージ=オーウェルの著作のように,プライバシーを完全に消滅させる可能性を潜在的に秘めているのかもしれない,と恐れる人もいる。
5:1 Some people fear that the Internet and related forms of interconnected information technology may potentially lead to a complete loss of privacy, [39](1. in the manner of 2. at the rate of 3. in the name of) the writings of George Orwell.
5:2彼の傑作である『1984年』でオーウェルは,政府が常に国民を監視することで,彼らを管理する社会を描いている。
5:2 In his masterpiece, 1984, he describes a society where the government controls the people by constantly spying on them.
5:3国民の同意に基づかない,このタイプの24時間監視体制は,自由な社会にとっては大変な害毒である。
5:3 This type of round-the-clock surveillance without peoples consent would be totally destructive to a free society.

・解答 [39]―1
>[39]空欄を含む第5段第1文でインターネット等が個人のプライバシーを完全に奪ってしまうかもしれないという見方を述べている。続く同段第2文(In his masterpiece …)を見ると,オーウェルが著作で描いたのは,政府により国民が監視されているプライバシーのない社会のことで前文の具体例だとわかる。よって,1.「〜にあるようなやり方・様式で」を選ぶと,本文の内容と一致する。2.「〜の割合で」,3.「〜の名において,〜という名目で」は意味が通じない。

■ 第6段落
6:1 しかし,我々は少なくともインターネット上での新しい情報開放性の一部は自己選択によるものであり,プライバシーの設定,コメントの管理いくつかのサービスを選択しないことを通じて,他人に公開する情報への十分な管理能力を持っていることを認識すべきである。
6:1 However, we should recognize that at least some of the new openness of information on the Internet is [40](1. self-employed 2. self-important 3. self-selected) and that people still have a good amount of control over what they reveal to others, through privacy settings, comment moderation, or opting out of certain services.
6:2我々は,個人の意見,才能,風変わりな性質,興味などを,ネット上に公開できることを喜ぶ人がいることを,忘れるべきではない。
6:2 We should not forget that some people are glad to be able to put their personal opinions, talents, oddities, or interests online.
6:3 そのような人たちは,インターネットが彼らに創造性を表現する手段や,彼らが演技できる舞台や,前の時代には手に入らなかった会場と観客を与えてくれることで,世界中の人が彼らのことを見て評価してくれるのがうれしいのだ。
6:3 They are happy for the whole world to see and judge them, as it gives them [41](1. an outlet for 2. an exhaustion of 3. a retreat from) their creativity, a stage upon which they can perform, a venue and an audience which in previous times would have been unavailable.
6:4 まれなケースではそのようなインターネットの持つ露出性が,職業につながることすらあった。
6:4 In some rare cases, such Internet [42](1. humanism 2. conservatism 3. exhibitionism) has even led to careers.
6:5例えば,ジャスティン=ビーバーは,ユーチューブのおかげで,郊外に住む普通の子どもから世界的な音楽界のスーパースターになった。
6:5 Justin Bieber, for example, went from being an average suburban kid to being an international music superstar with the help of YouTube.
6:6同様に,レディ=ガガの名声は驚くほどの成功を収めたフェイスブックのページと,他のインターネット上の自己宣伝によって広まった。
6:6 Similarly, Lady Gaga’s fame spread through her incredibly successful Facebook page and other forms of online self-promotion.
6:7 その一方でそのようなインターネット上の活動が,時にマイナスの結果を生じることもあり得るのだ。例えば,ツイッターのフォロワー全員に,恥ずかしいプライベートでの写真とメッセージをうっかり送ってしまい,キャリアを台無しにしてしまったアメリカの政治家アンソニー=ウィーナーの例がそうである。
6:7 [43](1. Simply put 2. As a matter of fact 3. On the other hand) , such online activities can sometimes have negative consequences, as in the case of American politician Anthony Weiner, whose career was ruined when he accidentally sent embarrassing private photos and messages to all of his followers on Twitter.
6:8 このように,この新しいタイプの自発的な監視は,諸刃の剣なのである。
6:8 As we can see, this new type of voluntary surveillance is a [44](1. one-dimensional design 2. double-edged sword 3. half-finished tool) .

・解答 [40]―3
>[40]空欄には,第6段第1文(However,we should …)にあるthe new openness of information on the Internet「インターネット上での新しい情報開放性」について筆者の見解を述べる語句が入る。同文の空欄に続く部分の記述を見ると,我々は他人に開示する情報に対してprivacy setting「プライバシーの設定」やcomment moderation「コメントの管理」を通して,十分な管理能力を持つ,という主旨の記述がある。それを端的に述べているのは3.「自己選択の」である。1.「自営の」2.「尊大な,うぬぼれた」

・解答 [41]―1
>[41]第6段第2文(We should not forget …)に,インターネット上に個人情報を好んで公開する人について言及されており,そのような人たちにインターネットが与えてくれるものを並べたのが,続く同段第3文のas it gives … 以下である。空欄に入る語と,a stage「舞台」とa venue and an audience「会場と観客」が並列されていることに気づけば,意味的に共通点がある1.「〜の出口,~を表現する手段」を選択できる。2.「〜の消耗,枯渇」,3.「〜の撤退」では文意が通らない。

・解答 [42]―3
>[42』直前の第6段第3文(They are happy …)に,インターネットが自己表現の場を与えるという主旨の記述があること,同段第5文(Justin Bieber,for example … )以下では,具体例として,動画投稿サイトのユーチューブから有名人になった人の例が紹介されていることを考えると,3.「露出性,自己顕示癖」が正解。exhibition「展覧会,公開」からの派生語なので,意味は類推しやすいはずである。1.「人間中心主義」,2.「保守主義」は意味がまったく異なり,ここでは文意が通らない。

・解答 [43]―3
>[43]空欄の前の2文では,インターネットの持つ情報の露出性が成功へとつながった例が紹介されている。反対に,空欄で始まる文では,ツイッターの使い方を間違って,大変な失敗をしたアンソニー=ウィーナーの例が取り上げられている。つまり,空欄の前後で,インターネットの情報開示性がもたらした成功例と失敗例が対照的に並べられていることに気づけば,3.「その一方で」が選択できる。1.「簡単に言うと」2.「実のところ」

・解答 [44]―2
>[44]第6段最終文(As we can …)にある,this new type of voluntary surveillance「新しいタイプの自発的な監視」とは,同段に述べられている,インターネット上に公開された個人情報をお互いにチェックし合っている状況を指している。前の部分でこの監視が成功に結びつけられた例と,失敗例があげられている。As we can see「この通り」という語句から,同段を要約するなら,ネット上に個人情報を公開する行為は,使い方次第で良いものにも悪いものにもなる,という内容になる。よって,2.「諸刃の剣」が正解。1.「深みのない(一次元的な)デザイン」3.「中途半端な手段」

■ 第7段落
7: デンマークにあるオーフス大学のアンダース=アルブレヒツルンドはコミュニケーションとプライバシーとウェブ上での倫理に関する著作の中で,インターネットのソーシャルネットワーキングに見られるこの新しいタイプの交流のことを「参加型の監視」と呼んでいる。
7:1 In his writings on communication, privacy, and web ethics, Anders Albrechtslund of Aarhus University in Denmark refers to this new type of interaction found in online social networking as “participatory surveillance.
7:2彼は階層的な力関係という概念は,「監視」という語の古典的な解釈のためには極めて重要である,と主張する。
7:2 “He argues that the concept of a hierarchical power relation is [45](1. absent from 2. crucial to 3. opposed to) a classical interpretation of the term “surveillance.”
7:3 この見方によると,監視者は,比喩的には監視される側より高いところにいる。
7:3 From this perspective, the watcher occupies a position metaphorically above the watched.
7:4 しかし,新しい形の監視では,その関係は「平らな」権力構造によって特徴づけられその関係の中では,監視する側とされる側は,対等な立場なのだ。
7:4 In the new form of surveillance, however, the relation is characterized by a “flat” power structure wherein the watcher and watched are of equal standing.
7:5彼はこの考えを,現代のインターネットによるソーシャルメディアが含まれるところまで拡大し,我々はみな,お互いのことを監視し合っており,それと同時にお互いに監視され合ってもいるのだ,と主張する。
7:5 He extends this notion as far as including modern online social media, arguing that we are all surveilling each other as well as being surveilled ourselves.
7:6 さらに,彼はこの発展はおおむね肯定的なものだと主張している。
7:6 [46](1. Moreover 2. On the contrary 3. For instance) , he argues that this development is largely a positive one.

・解答 [45]―2
>[45]空欄を含む文を受けて次の文では,surveillanceの古典的解釈は監視者が被監視者を上から眺める位置を取るという比喩的な意味を持つと述べられている。つまり,この比喩的意味には,階層的関係が用いられているとわかる。よって,2.「〜にとって極めて重要な」が正解。1.「欠席している」 3.「〜に反対している」

・解答 [46]―1
>[46]第7段第5文(He extends this…)では,アルブレヒツルンドの主張,つまりインターネットによるソーシャルメディアでは我々はお互いに監視し,同時に監視されているという考えが紹介されている。そのあと空欄をはさんで,「この発展はおおむね肯定的なものだ」という見解が追加されている。よって,空欄には,意見や情報を追加する時に使われる1.「その上に,加えて」が適切。2.「それどころか」3.「例えば」

■ 第8段落
8:1 アルブレヒツルンドによれば,ネット上のソーシャルネットワーキングに加わることは,自主的に他人と関わり,アイデンティティを築くための方法なのである。
8:1 According to Albrechtslund, to participate in online social networking is a way to voluntarily engage with other people and construct identities.
8:2 また同時に,自分自身を,あるいは築かれたアイデンティティを他人と共有する行為なのだ。
8:2 It is also the act of sharing yourself―or your constructed identity―with others.
8:3 したがって,自分自身(の情報)を共有することの役割は,過小評価されるべきではない。なぜなら,人々が共有する,プロフィールや活動,信条,居所,地位,好みなどの個人情報は,求められていないレベルのコミュニケーションを表している。
8:3 Accordingly, the role of sharing should not be underestimated, as the personal information people share―profiles, activities, beliefs, whereabouts, status, preferences, etc.―represents a level of communication that is not asked for.
8:4 それはただ,「そこに存在」し,誰からも求められないが,ある種のグループに属す人々にとっては,交流の一部なのだ。
8:4 It is just “out there”, unasked for, but something that is part of the socializing in certain groups of people.
8:5事実,大多数の十代の若者は実生活ではめったに会わない友達と連絡を保つためにインターネットのソーシャルネットワーキングを利用することがわかっている。
8:5 Actually, it has been found that a great majority of teens use online social networking to keep in touch with friends they rarely see in real life.
8:6 この場合は参加型の監視は,他人が分け与えてくれる情報をチェックすることで友人関係を維持するための方策なのである。
8:6 In this case, participatory surveillance is a way of maintaining friendships by [47](1. hanging on to 2. checking up on 3. getting away with) information that other people share.
8:7 そのような友情は浅いものに思えるが,たくさんの友人と連絡をとり続けるためには便利なやり方である。
8:7 Such a friendship might seem shallow, but it is a convenient way of keeping in touch with a large circle of friends.
8:8 だからこそ,現代の参加型の監視は,個人の成長やアイデンティティの創造と,実りがあり多様で広範な社会的つながりを発展させることを可能にするのである。
8:8 Thus, modern participatory surveillance [48](1. gives out 2. takes to . allows for) individual growth and identity creation, and the possibility of developing rewarding and diverse extended social relationships.

・解答 [47]―2
>[47』第8段第6文冒頭のIn this case「この場合は」が指すのは,前文の内容,つまり,非常に多くの十代の若者が,めったに会わない友人と連絡を保つために,ソーシャルネットワーキングを使う,という事実である。続く部分は,この場合にparticipatory surveillance「参加型の監視」がどのように機能しているかを説明している部分。参加型の監視については,第7段第4文のhowever以下にその特性について,互いに監視し合うものであると記述がある。したがって,2.「〜を調べる,確かめる」が適切。1.「〜にしがみつく」,3.「〜を持って逃げる,〜でその場を切り抜ける」には,監視のニュアンスがないので不適。

・解答 [48]―3
>[48]空欄を含む文は,冒頭にThusとあることから,第8段においてこれより前の部分で述べられていたソーシャルネットワーキングに関する記述を要約したもの。同段第1文では,ソーシャルネットワーキングによって,利用者は自主的に他人と関わりアイデンティティを形成し得るとあり,第5文と第7文では,若者の例に見られるように,実際には面識のない人たちと多くの友人関係を築くことができるとある。したがって,以上の内容と空欄を含む一文の意味を等しいものとするには,3.「〜を可能にさせる」が適切。1.「〜を発する,放つ」2.「〜を好きになる」

■ 第9段落
9:1 しかし,アルブレヒツルンドの「参加型の監視」という考えは,監視という言葉が持つ普通の意味とは大きくかけ離れているので,まったく新しい言葉が必要になる可能性はある。
9:1 Albrechtslund’s concept of “participatory surveillance” is so radically different from the standard meaning of surveillance, however, that it may require an entirely new term.
9:2科学技術は発展し,文化は変容するが,言葉が常に追いついていけるとは限らない。
9:2 As technology develops and culture changes, language cannot always [49](1. keep pace 2. make haste . fall behind) .
9:3新しい種類の人間どうしの交流には,それらについての新しい考え方が必要となるが,同時にそれに付随する新しい言葉も必要になる。
9:3 New kinds of human interaction require new ways of thinking about them, as well as new words to [50](1.go along with 2. put up with 3. do away with) them.
9:4 おそらく,新しい世界を表す新しい言葉を発明するのは,現在と未来の世代に与えられた課題である。
9:4 It is, perhaps, a task for this and future generations to invent a new vocabulary for a new world.

・解答 [49]―1
>[49]第9段第1文(Albrechtslund’s concept of …)では,participatory surveillance「参加型の監視」という呼び名に対して従来の「監視」とは意味が大きく異なるので,新しい名前が必要になるかもしれない。という見解が示されている。続く同段第2文(As technology develops…)は,同段第1文を要約的に言い換えたもの。したがって1.「足並みをそろえる,遅れずについて行く」が選択できる。Cannot always keep paceは部分否定で「常に遅れずについて行けるとは限らない」という意味。2.「急ぐ」は「何かについて行く」という意味がないので不可。3.「後れを取る」だと,「言語が追いつかないのが普通だが,いつも追いつかないとは限らない」という意味になり,正しくない。

・解答 [50]―1
>[50]空欄のある第9段第3文(New kinds of …)は,同段で述べられていた,新しい発明やアイディアには新しい名前が必要だ,という主張を繰り返していることに気づけば,1.「〜と一緒に行く,〜と協力する」が選択できる。2.「〜を我慢する」3.「〜を処分する,~を廃止する」なお,2つのthemが指すのは,ともにnew kinds of human interactionである。

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