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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 英語 2014年 大問二 語法三択問題

語法三択問題

■ 第3段落
3:1 そして、重要なことが2つ起こった。それらはあまりに大規模であったので、それと比べるとそれ以前に起こったすべてのことはちっぽけなものに見えてしまうし、それ以降に起こったことの大半を覆いつくしてしまうのである。これは1750年頃にイギリスで始まった最初の産業革命であり、1870年頃にそのほとんどがアメリカで始まった第2の産業革命である。
3:1 Then two things happened that did matter, and they were so grand that they [31](1. stretched 2. fattened 3. dwarfed) everything that had come before and encompassed most everything that has come since: the first industrial revolution, beginning in 1750 or so, in England, and the second industrial revolution, beginning around 1870, mostly in America.
3:2 第2の産業革命が、最初のものの勢いが消えかかり始めたちょうどその時に起こったのは信じがたいほど幸運なことであった。
3:2 That the second industrial revolution happened just as the first had begun to [32](1. dissipate 2. propagate. agitate) was an incredible stroke of good luck.
3:3 これはつまり、1750年以降の近代すべてにおいて、人間の幸福度は以前にはほとんど考えられなかったくらいに向上したのである。
3:3 It meant that during the whole modern era from 1750 onward, human well-being accelerated at a rate that could barely have been contemplated before.
3:4 ずっと続くかに思われた停滞期に代わって、成長がきわめて速く、放っておいても続くようなものだったので、1950年代までにはふつうのアメリカ人は親の生活水準のほぼ2倍になるほどだったのである。
3:4 Instead of permanent stagnation, growth became so rapid and so seemingly automatic that by the 1950s the average American would [33](1. hardly 2. roughly. vastly) double his or her parents’ standard of living.
3:5 1世代の間に、ほとんどの人にとって、生活水準は2倍になったのである。
3:5 In the space of a single generation, for most everybody, life was getting twice as good.

・解答 [31]-3
> [31] 当該文は,第1段の1750年までは重要なことは何も起きなかった。という記述を受けて,1750年以降に起こったことが非常に重要なのでそれ以前に起こったことはとるに足りないものである,という内容を表すと考えられるので,「(対照的に)小さく見せる」という意味の動詞dwarfが適切である。2.「〜を増大させる」

・解答 [32]-1
> [32] 第2の産業革命が起こったことがgood luck「幸運」だと言いうるのはなぜかを考えればよい。「消える」という意味の自動詞dissipateを入れれば,最初の産業革命の影響が薄れ始めたときに第2の産業革命が起こったという内容になり,これまでになかったスピードで幸福度が高まったという後続文とうまくつながる。 2. 「〜を広める」 3. 「〜を扇動する」

・解答 [33]-2 ly(副詞化)
> [33] 「おおよそ」という意味のroughlyを補うのが適切である。文前半の growth became so rapid and so seemingly automatic との整合性から考えて,準否定のhardy「ほとんど〜ない」が入るとは考えにくい。

■ 第4段落
4:1 しかし60年代後半から70年代初頭にかけて、この大きな進歩は次第に鈍り始めたのである。
4:1 At some point in the late sixties or early seventies, though, this great acceleration began to taper off.
4:2 この変化は最初は緩やかなものであり,年ごとのデータの激しい数値の上下動の中に紛れてしまっていたのだ。
4:2 The shift was modest at first, and it was concealed in the hectic up-and-down of yearly data.
4:3 しかし70年代初頭以来のデータを調べていて,曲線適合ができるくらいの数学的な分析知識があれば,明らかな傾向が見てとれる。生活が向上する速度は鈍っているのである。
4:3 [34](1. So 2. But 3. Or) if you examine the growth data since the early seventies, and if you are mathematically astute enough to fit a curve to it, you can see a clear trend: The rate at which life is improving has slowed.

・解答 [34]-2
> [34] 直前の文では「年ごとの変動に変化が隠れてしまう」と述べられているのに対して,この文の最後では「明らかな傾向が見てとれる」となっているので,逆接の接続詞Butでつながると考えるのが適切である。

■ 第5段落
5:1 たいていの経済学者と同じような立場であれば,この話をあまり気に留めることはないだろう。
5:1 If you are like most economists, you are not greatly troubled by this story.
5:2 というのも,技術革新のしくみは今ではそれ以前に比べてより系統だった高度なものにもなっており,教育が普及し地球規模のつながりが広がって人間の知性がより効率よく活用されるようになっており,また,インターネットや人工知能などの例からは成長が速く進んでいくと考えられるからである。
5:2 The machinery of innovation, [35](1. in retrospect 2. nevertheless 3. after all) , is now more organized and sophisticated than it has ever been, human intelligence is more efficiently [36](1. mobilized 2. minimized 3. measured) by spreading education and expanding global connectedness, and the examples of the Internet and artificial intelligence suggest that progress continues to be rapid.

・解答 [35]-3
> [35] 直前の文は,第4段の内容に対し疑義を差し挟む内容となっている。当該文は,その根拠をイノベーションによる生活の向上は今も続いていることに言及することで提示しているので,「というのも〜だからだ」と根拠・理由を提示する表現after allが適切である。

・解答 [36]-1
> [36] 「動員する,活用する」という意味の動詞mobilize(mob(動き)ile(やすい))を入れるのがよい。教育の普及と地球規模のつながりが生まれることで人間の知性がどうなるかを考えれば,より効率よく活用されている,という内容にするのが文脈にふさわしい。

■ 第6段落
6:1 しかし,一体何が可能であるかについて極端なとらえかたをする傾向があるなら,違う思考の道筋をたどることになるだろう。
6:1 But if you are prone to a more radical sense of what is possible, you might begin to [37](1. follow 2. avoid 3. reject) a different line of thought.
6:2 第1,第2の産業革命のようなものがそれ以前に起きなかったとすれば,同様のことがもう一度起こるとなぜ言えるのか。
6:2 If nothing like the first and second industrial revolutions had ever happened before, [38](1. how 2. why. what) is to say that anything similar will happen again?
6:3 このように考えると,ロバート=ゴードンという72歳のノースウェスタン大学の経済学者の考えを支持し,第2の産業革命と同じ規模のことが起こると期待するのはばかげているという彼の考えに共感することになるだろう。
6:3 This line of thinking would make you a supporter of a 72­year-old economist at Northwestern University named Robert Gordon, and you would probably share his view that it would be crazy to expect something on the scale of the second industrial revolution to ever take place again.

・解答 [37]-1
> [37] 続く文では, a different line of thought 「違う思考の道筋」の内容に言及があるので「〜をたどる」という意のfollowを補うのが適切である。

・解答 [38]-3
> [38] 空所に入る要素はisの主語になるはずなので,疑問代名詞のwhatが適切である。howやwhyは疑問副詞なので主語にはなれない。

■ 第8段落
8:1 ゴードンの主張は,第2の産業革命の力はきわめて強力で類を見ないものであったので,それが再び起こることはないというものだ。
8:1 Gordon’s [39](1. complaint 2. argument 3. rebuttal) is that the forces of the second industrial revolution were so powerful and so unique that they will not be repeated.
8:2 この革命の影響は形となって現れるのに100年かかった。内燃エンジンのおかげで自動車,そしてついには航空機ができ,電気のおかげでラジオや電話,マスメディアができるにつれて,それらが社会の力を再編して日常生活を変えたのである。
8:2 The consequences of that breakthrough took a century to be fully realized, and as the internal combustion engine gave [40](1. rise 2. lift 3. height) to the car and eventually the airplane, and electricity to radio and the telephone and then mass media, they came to [41](1. restrict 2. retrench 3. rearrange) social forces and transform everyday lives.
8:3 機械化された農業用具のおかげで,人々は学校に長く通い田舎を出て都市に移り住むことができるようになった。
8:3 Mechanized farm equipment permitted people to stay in school longer and to leave rural areas and move to cities.
8:4 家電製品のおかげであらゆる社会階層の女性は家事から離れて生産的な仕事ができるようになった。
8:4 Electrical appliances allowed women of all social classes to leave behind housework for more productive jobs.
8:5 公共下水道や下水設備が導入されて,疾病や乳児死亡率は低下した。
8:5 The introduction of public sewers and water sanitation reduced illness and infant mortality.
8:6 自動車,マスメディアや民間航空機のおかげで地理的に狭い範囲に閉じ込められていたことから自由になり,ずっと広く豊かな世界にふれることができるようになったのだ。
8:6 The car, mass media, and commercial aircraft led to a liberation from the [42](1. wide expanses 2. narrow confines 3. unbound spaces) of geography and an introduction to a far broader and richer world.
8:7 中産階級や労働者階級の人が高校以上の教育を受けることもできるようになったのである。
8:7 Education beyond high school was made accessible to the middle and working classes.

・解答 [39]-2
> [39] 第7段のSome things can happen only once.の内容を受けてその主張の根拠を提示しているのでargumentが適切である。
Complaint「不平」
argument 「議論」
rebuttal「反論」

・解答 [40]-1
> [40] give rise to~「〜を生じさせる,引き起こす」という意味の表現を完成させる。The internal combustion engine「内燃エンジン」が車や飛行機の誕生につながった,という内容になり文脈に適う。

・解答 [41]-3
> [41] 後続のtransform everyday livesとのつながりから,社会の変化を表していると考えられるので,「社会の力を再編する」となるようrearrangeを入れる。 2. 「〜を削除する, 縮小する」
Restrict制限する「re(もとへ)strict(締め付けられた)」
retrench 切り詰める
rearrang再編する re(再び)arrange(手を加える)

・解答 [42]-2
> [42] 交通手段や情報網の発達により地理的な制約から解放されてずっと幅広く豊かな世界にふれる,という意味になると考えられるので,「狭い範囲」という意味のnarrow confinesがよい。

■ 第9段落
9:1 これらはすべて第2の産業革命の結果であるが,これらの改善が将来どう続いていくかは想像しがたい。女性を家事から解放してもう一度労働力に組み込むことはできないし,移動は速くならないし,教育の達成度も頭打ちになっている。
9:1 These are all consequences of the second industrial revolution, but it is hard to imagine how those improvements might be [43](1. extended 2. delayed 3. deteriorated) : Women cannot be liberated from housework to join the labor force again, travel is not getting faster, and educational attainment has plateaued.
9:2 この変化の規模を何ともうまく表しているのが,ノーベル賞受賞者・経済学者のポール=クルーグマンが彼の家の台所のようすを述べたものである。現代の台所は,いくつかの表面的な改善点を除いては,50年前に存在していたものと同じである。
9:2 The classic example of the scale of these transformations is Nobel-laureate economist Paul Kurgan’s description of his kitchen: The modern kitchen, except for a few surface improvements, is the same one that existed half a century ago.
9:3 しかし,そこからさらに50年さかのぼれば,箱に入った大きな氷以外の冷蔵設備はなく,ガスコンロもなく,ただ新が積まれているとわかる。
9:3 But go back half a century before that, and you are [44](1. speaking 2. talking. telling) about no refrigeration, just huge blocks of ice in a box, and no gas-fired stove, just piles of wood.
9:4 この観点を採れば,70年代初頭から生産性の向上が鈍っていると考えるのもごく自然なことなのだ。
9:4 If you take this perspective, it is no wonder that the productivity gains have diminished since the early seventies.
9:5 コンピュータやインターネットによってもたらされた様々な社会の変化もこれらにはかなわないのである。
9:5 The social transformations brought by computers and the Internet cannot match any of this.

・解答 [43]-1
> [43] 当該文のコロン( : )以下では、生活の改善がもはや生じていないということが例示されている。「(時間的に)続いていく」という意味のbe extendedを完成させれば、生活改善が続くとは考えにくい、となりコロン以下の内容とうまくつながる。 3.「悪化させられた」
Extend 延長するen(外へ)tend〈伸ばす〉
Delay 遅れる de(まったく)lay(そのままにしておく)
Deteriorate 悪くなる

・解答 [44]-2
> [44] 「〜を話題にする」という意味の表現を完成させるためにtalkを入れる。speak about〜だと「〜について演説・講演する」というニュアンスもあるように少しかしこまった意味になるので、ここではtalkの方が適切。

■ 第10段落
10:1 しかし、仮にコンピュータ等による社会の変化がそれ以前のものと同規模のものであったとしても,それで十分ではないのだ。
10:1 But even if they could, that would not be enough.
10:2 「成長率を上げるのはとても大変なことだ」とゴードンは言う。
10:2 “The growth rate is a heavy taskmaster,” Gordon says.
10:3 その数字は過酷なものである。
10:3 The math is [45](1. invigorating 2. encouraging 3. punishing) .
10:4 人口は1870年に比べて大幅に増えているし,そもそもずっと豊かになっているので同じ経済効果をもたらすには技術革新は変化をもたらす力がより強いものとなることが必要なのだ。
10:4 The population is far larger than it was in 1870, and far wealthier to begin with, which means that the innovations will need to be more transformative to have the same economic effect.
10:5 「以前の8倍の影響力を持つ技術革新が必要なのだ」とゴードンは述べる。
10:5 “We need innovations that are eight times as important as those we had before,” he says.

・解答 [45]-3
> [45] 後続の2つの文では、悲観的な内容の数字に関する記述があるので、「数字は過酷である」という内容になるようpunishingを入れるのがよい。

■ 第11段落
11:1 成長,より正確に言うと,成長が生じなくなることを心配する人たちの間には,SF的な考え方をする人たちがいる。
11:1 Among those who are worried about growth―or, rather, the lack thereof―there is a science fiction [46](1. streak 2. stripe 3. band) .
11:2 私はといえば,ロボットの問題やロボットが社会にとってどんな意味を持つかについて言及することなしに長期的な経済成長について話した記憶はない,と思っている。
11:2 I don’t think I have had a single conversation about long-term economic growth that did not involve a detour into the matter of robots, and what they will mean for society.

・解答 [46]-1
> [46] 後続文で、経済成長の議論はロボットの存在とその社会的影響を考慮してする必要があるという旨が述べられている。ロボットの話をするわけだから、1を選びa science-fiction streak「SF気味の」という意味にすれば文脈に適う。

■ 第12段落
12:1 私は,技術の経済学の専門家であり,未来の技術革新について楽観的な考えを持っているエリック=ブリニョルフソンをMITの研究室に訪ねて,ロボット化された社会がどんなものになる可能性があるかについてよりよく理解しようと考えた。
12:1 I called Erik Brynjolfsson, an expert in the economics of technology and an optimist about future breakthroughs, at his office at MIT to try to get a better sense of what a robotized society might look like.
12:2 楽観主義者である彼の考えは,予測していたよりも暗いものであることがわかった。
12:2 It turns out the optimist’s case is darker than I expected.
12:3 「問題は仕事なんです」と彼は言った。
12:3 “The problem is jobs,” he said.
12:4 65%の労働者は,基本的な業務が情報処理に分類される仕事をしているのである。
12:4 Sixty-five percent of workers occupy jobs whose basic tasks can be classified as information processing.
12:5 機械よりも人間のほうが競争上優れている点を見つけようとしているならばこれはよくない知らせである。「人間の頭脳は3桁の数字のかけ算をするようには進化していないのです」と彼は語ってくれた。
12:5 If you are trying to find a competitive advantage for people over machines, this does not [47](1. bode 2. bid 3. bide) well: “The human mind did not evolve to multiply triple-digit numbers,” he told me.
12:6 ロボットの頭脳はそのように進化しているのだ。
12:6 The robot mind has.
12:7 つまり,事務仕事は人間性を失わせるものであると主張するマルクス主義的な文学や映画は大したものだったのだ。
12:7 In other words, the long history of Marx-inflected literature and film that claims that office work is dehumanizing may have been [48](1. into 2. onto 3. up to) something.
12:8 このような仕事は,人間の頭脳を使ってするようにはできていないのだ。
12:8 Those jobs were never really designed for the human mind.
12:9 ロボットのためのものなのである。
12:9 They were designed for robots.
12:10 現在存在するロボットはこれらの仕事をするのに十分な水準にはない。
12:10 The existing robots just weren’t good enough to take them.
12:11 しかしそれは最初のうちだけだ。
12:11At first.

・解答 [47]-1
> [47] 「よい前兆となる」という意味の表現bode wellを完成させるためにbodeを選ぶ。

・解答 [48]-2
> [48] be onto something「いいところに気づく」という表現をつくる前置詞ontoが適切である。ロボットの脅威は現実にあるのだから、それを長い間主題としてきた文学や映画は先見の明ありだ、という文意になる。

■ 第14段落
14:1 世のものごとはずっとよくなり続けるという期待にもとづく,様々な振るまいがある。自由放任主義,なせばなるという考え,そして個人の崇拝である。
14:1 There is a whole set of behaviors that depends upon an expectation that things will always get better: our laissez-faire-ism, our can-do-ism, our cult of the individual.
14:2 こうした考え方から,1970年代初頭に起こった暗い社会変化は60年代の社会の力が自己崩壊したことにだけ関係があると考えてしまうのだ。
14:2 For that reason, we think of the darkening social [49](1, spin 2. curve 3. turn) that happened in the early 1970s as having something to do only with the social energies of the sixties collapsing in on them.
14:3 しかし,ゴードンの述べるところでは,より構造的な変化が起こっていたのだ。第2の産業革命は役割を果たし終えており,それゆえ社会に対する重大な影響も及ぼし終えているのだ。
14:3 In Gordon’s description, however, something more mechanistic was happening: the second industrial revolution had simply [50](1. run 2. plotted. served) its course, and so, in many ways, had its social implications.

・解答 [49]-3
> [49] 「変化、転換点」という意味の名詞turnを選ぶのが適切である。
Spin「回転」 curve「曲線」

・解答 [50]-1
> [50] run its course「役割を果たし終える」という意味の表現を完成させる。
Plot「ひそかにたくらむ」 serve「奉公する」

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