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年中無休の家庭教師 毎日学習会

慶應義塾大学SFC 環境情報学部 2017年 小論文 解説

【環境情報学部2017】

答える順序としては、3.→2.→1.→4.という形です。

3. なぜその4つの研究会を履修しますか。また、4つの研究会をどのように履修してあなたの目標を達成しますか。それがどのように課題解決・新発見につながるのか800字程度で説明しなさい。

……よくありがちな間違いとしては、問題文にかかれている通りの順番で書くこと。5STEPの中に、ここで書かれている要素を埋め込む形にした方が良い。

議論の整理……
問題発見……
原因分析……
解決策……
0.解決策の端的な説明
1.なぜその4つの研究会を履修しますか。
2.また、4つの研究会をどのように履修してあなたの目標を達成しますか。
3.それがどのように課題解決・新発見につながるのか
解決策の吟味……

というような形て、解決策の部分に問題で指定された要素を入れ込む形になる。

☆ フィンテック

議論の整理……

現在の日本では、多くの国民が老後の不安を抱えているため銀行預金を欠かさない。一方で、企業は貸し剥がしの恐怖がいまだに根強く、優良企業であればあるほど銀行融資を利用せずに堅実な経営を続けている。

問題発見……

そうした中で問題になっているのが、預金額と貸出額のギャップである。銀行は企業に融資をすることで、その金利を利益として経営を続けている組織だが、貸出先の企業がないにもかかわらず、預金が大量に集まるため、そのギャップに苦しんでいる。成長企業への貸出や、中小零細企業への貸出に進出しようにも、そのための与信ノウハウが十分無いのが現状である。

原因分析……

こうした与信ノウハウの欠如は、ひとえにデーターを精査する余裕を現在の銀行員が持っていないためである。たとえば、ベンチャー企業であっても、毎月の振込が安定しており、粗利率が高い事業に限れば倒産確率は他のビジネスモデルよりもかなり低い。だが、決算資料からこうしたビジネス特性を見抜くことはかなり困難だ。

解決策……

0.解決策の端的な説明

このような事情から考えても、企業の通帳データーなどから、ビジネスの特性を瞬時に把握した上で、最大限の与信枠を確保した上で、確実に回収できるような仕組みを整えることは、銀行の業績を上げる上で極めて有用であることがわかる。

1.なぜその4つの研究会を履修しますか。

小熊研究会……歴史研究
井庭研究会……パターン・ランゲージ
新保研究会……情報法
中西研究会……インタラクティブシステム

膨大な企業データーから融資すべき企業を探す上で大切なのは、現在、銀行が保有している与信データーだけではなく、過去の様々な企業に対する融資実績から与信を考えることが必要不可欠である。こうした点から、小熊研究会で歴史研究の手法を学び、井庭研究会で歴史研究の成果をより抽象化するためのパターン・ランケージの手法を学ぶことが大切であると私は考える。また、扱うデーターの機密性が高いことから、新保研究会で情報法についても学ぶ必要がある。他にも、情報の正確性がフィンテックの前提であることから、事業者が銀行により正確な情報を提供するためのインタラクティブシステムの開発について中西研究会で学ぶ必要もあるだろう。

2.また、4つの研究会をどのように履修してあなたの目標を達成しますか。

フィンテックの大前提が情報を高いセキュリティーの中で扱うこと、事業者から提供される情報が正確であることにある。よって、まずは新保研究会・中西研究会でこうした基礎的な部分について学ぶ必要がある。その上で、小熊研究会の歴史研究の手法を学び、最後に井庭研究会でそれを抽象化する技術を学ぶことで、妥当性のあるフィンテック技術の開発を行うことができると私は考える。

3.それがどのように課題解決・新発見につながるのか

これにより、今までは極めて雑な与信審査という問題の原因として挙げられていた行員の能力不足をフィンテックシステムにより解消し、新たに融資すべき企業を開拓できるようになる。

解決策の吟味……

多くの場合与信審査では、人間の経験則や雑な統計を参考にして与信基準を決めるが、こうした基準には瑕疵があるケースも多い。回収できた融資とそうでない融資の膨大なデーターを分析し、ディープラーニングした上で新たな法則性を見出すなどの試みにも期待が集まる。

……これでは少々長すぎるので削ります。

現在の日本では、多くの国民が老後の不安を抱えているため銀行預金を欠かさない。一方で、企業は貸し剥がしの恐怖がいまだに根強く、優良企業であればあるほど銀行融資を利用せずに堅実な経営を続けている。
そうした中で問題になっているのが、預金額と貸出額のギャップである。銀行は貸出先の企業がないにもかかわらず、預金が大量に集まるため、そのギャップに苦しんでいる。
こうした与信ノウハウの欠如は、ひとえにデーターを精査する余裕を現在の銀行員が持っていないためである。
膨大な企業データーから融資すべき企業を探す上で大切なのは、現在、銀行が保有している与信データーだけではなく、過去の融資の成否から与信を考えることが必要不可欠である。こうした点から、小熊研究会で歴史研究の手法を学び、井庭研究会で歴史研究の成果をより抽象化するためのパターン・ランケージの手法を学ぶことが大切であると私は考える。また、扱うデーターの機密性が高いことから、新保研究会で情報法についても学ぶ必要がある。他にも、情報の正確性がフィンテックの前提であることから、事業者が銀行により正確な情報を提供するためのインタラクティブシステムの開発について中西研究会で学ぶ必要もあるだろう。
フィンテックの大前提が情報を高いセキュリティーの中で扱うこと、事業者から提供される情報が正確であることにある。よって、まずは新保研究会・中西研究会でこうした基礎的な部分について学ぶ必要がある。その上で、小熊研究会の歴史研究の手法を学び、最後に井庭研究会でそれを抽象化する技術を学ぶことで、妥当性のあるフィンテック技術の開発を行うことができると私は考える。
これにより、今までは極めて雑な与信審査という問題の原因として挙げられていた行員の能力不足をフィンテックシステムにより解消し、新たに融資すべき企業を開拓できるようになる。(783字)

1. あなたが環境情報学部に入学してから、解決を試みようとする課題、あるいは発見しようとしていることについて200字程度で説明しなさい。

結論……私は銀行員の低い与信審査能力により、融資機会を逸している問題を解決したいと考えている。
根拠……なぜなら、日銀が金融政策の下、市中銀行に資金を供給しても、それが企業に融資されないかぎり、金融政策は効果を発揮しないためである。
具体例……たとえば、アベノミクスにおいても、大胆な量的緩和は、銀行が積極的に企業に融資することによって始めてその効果を発揮する。ところが現在、優良企業は過去の貸し剥がしの記憶が鮮明であるがゆえに積極的に借り入れに転じることはなく、一方新興企業は与信審査に通らないため貸出を受けることができない。
結論……この問題を解決するために、フィンテックを用いた新たな与信審査システムを開発したい。

……少々長いので短くします。

私は銀行員の低い与信審査能力により、融資機会を逸している問題をフィンテック技術の開発で解決したいと考えている。
なぜなら、日銀が金融政策の下、市中銀行に資金を供給しても、それが企業に融資されないかぎり、金融政策は効果を発揮しないためである。
たとえば、アベノミクスにおいても、大胆な量的緩和は、銀行が積極的に企業に融資することによって始めてその効果を発揮する。(182字)

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