千葉大学 教育学部 2000年 小論文4 解答例

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  • 設問

下記の図1から読み取れる日本人の平均寿命の特徴と、そのことに関して考えられる様々な要因について600字以内で答えなさい。

 

  • 答案構成

結論、総論として日本人の平均寿命の特徴を述べ、諸外国との共通点と相違点に触れる。そして根拠を考察しながら、その吟味として具体例を述べると良い。そこで、結論、根拠、具体例という答案構成をとると良い。ただし注意すべきは、図中のいずれの国も平均寿命が伸びていることである。全体としての伸長と日本における伸長の理由を混同しないよう注意されたい。

 

  • 答案例
  1. 結論・総論

図1を見ると1965年から1996年まで日本人の平均寿命は男女ともに一貫して伸長し続けている。また、図に挙げられる諸外国はいずれも平均寿命が伸びている。しかし、日本の伸びは諸外国以上に顕著であり、1996年時点では図中で一番平均寿命が長い国となっている。

 

  1. 根拠

まず、諸外国を含めて平均寿命が伸びている理由としては、第二次世界大戦後の経済発展や技術の進歩が考えられる。とりわけ、図中の国は冷戦時においても「西側」陣営に属し、経済が成長している。次に、日本における平均寿命の顕著な伸びについては、経済的要因、文化的要因、社会的要因それぞれが考えられる。

 

  1. 具体例

経済的要因とは、高度経済成長のような急激な経済成長である。経済成長とともに技術も進歩し、医療技術、インフラ、生活水準などが向上し、乳幼児・高齢者ともに死亡率が下がったと考えられる。さらに、文化的要因としては日本の食文化が考えられる。諸外国に比べ、低カロリー・低脂肪な食物を好む日本の食文化は絶対的な食糧不足の危機さえなければ肥満などの健康リスクも相対的に低い。また、社会的要因としては所得格差が比較的小さいという特徴と、相互扶助に基づく社会的連帯の強さが挙げられる。例えば、所得格差が小さければ低所得者も比較的良質な食物を摂取できる。さらに社会的な連帯は社会のセーフティーネットとしての役割も果たす。

以上のような要因で日本人の平均寿命は諸外国に比べ急激に伸長したと考えられる。

 

 

図1を見ると1965年から1996年まで日本人の平均寿命は男女ともに一貫して伸長し続けている。また、図に挙げられる諸外国はいずれも平均寿命が伸びている。しかし、日本の伸びは諸外国以上に顕著であり、1996年時点では図中で一番平均寿命が長い国となっている。

まず、諸外国を含めて平均寿命が伸びている理由としては、第二次世界大戦後の経済発展や技術の進歩が考えられる。とりわけ、図中の国は冷戦時においても「西側」陣営に属し、経済が成長している。次に、日本における平均寿命の顕著な伸びについては、経済的要因、文化的要因、社会的要因それぞれが考えられる。

経済的要因とは、高度経済成長のような急激な経済成長である。経済成長とともに技術も進歩し、医療技術、インフラ、生活水準などが向上し、乳幼児・高齢者ともに死亡率が下がったと考えられる。さらに、文化的要因としては日本の食文化が考えられる。諸外国に比べ、低カロリー・低脂肪な食物を好む日本の食文化は絶対的な食糧不足の危機さえなければ肥満などの健康リスクも相対的に低い。また、社会的要因としては所得格差が比較的小さいという特徴と、相互扶助に基づく社会的連帯の強さが挙げられる。例えば、所得格差が小さければ低所得者も比較的良質な食物を摂取できる。さらに社会的な連帯は社会のセーフティーネットとしての役割も果たす。

以上のような要因で日本人の平均寿命は諸外国に比べ急激に伸長したと考えられる。(600字)

 

 

 

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