慶應義塾大学 看護医療学部 2006年 小論文 解答例

(看護医療小論文)

 

■設問

 

問題1

 

このような場合、

5STEPの議論の整理の「事実の時系列」「わかりにくい言葉の言い換え」の応用型を使うと良い。

 

 

問題2

 

これは、5STEPを使って解くべき問題。

 

  • 議論の整理→ 社会的理論ではなく人間発展の側面の強調

2.       問題発見→ 内発性の出現と発展

3.       原因分析→ 決して模倣されるものではない

4.       解決策→ 内発的発展では個人が主体となることが重要

5.       解決策の吟味→ 能力や資源の個人差への配慮が必要

 

■解答

問題1

 

作者は、病気で倒れる前と倒れたのちを比較し、物事の見え方が違うことに気付いた。病に倒れる前、つまり健康な時には、常に競争相手や締切を意識して仕事に追われていた。そして、自分では「金力・名声・権力」を目指した競争を批判しているつもりでも、多かれ少なかれそういう状況の中で生きてきた。しかし、病に倒れ、半分死んで半分生きているという状態になった時に、自然の事物を非常に鋭敏に感じ取ることができるようになった。それは作者にとって、新しい展開であり、逆に病に倒れる前の方が自分の心も身体の感覚もすべて麻痺していた、すなわち感受性が貧しかったと嘆かわしく思うほどである。(280文字)

 

問題2

 

  • 議論の整理→ 社会的理論ではなく人間発展の側面の強調

ここでは、内発的発展論を単なる地域主義的な社会発展の理論としてではなく、作者が自分の闘病経験を通して、自分中にある内発性をどうやって発展させていくかという人間発展の理論の側面が強調されている。

 

2.       問題発見→ 内発性の出現と発展

ここで問題となるのは、内発性はどのように出現し、発展しうるのかということである。

 

3.       原因分析→ 決して模倣されるものではない

例えば、作者の場合は、病気を経験し、ただそのまま病むのではなく、価値観の変容が生じ、リハビリへの内的な動機付けが活性化している。そして、自分で努力を継続していくよう発展している。しかし、これが内発性が発展とした成功事例として他に当てはめられたり、手本として模倣するように強制されるとしたら、その個人の内発的発展が損なわれる危険性があるだろう。

 

4.       解決策→ 内発的発展では個人が主体となることが重要

以上のことから、私は内発的発展とは、それぞれ文化や性質の異なる個人そのものが主体となっていることが重要だと考える

 

5.       解決策の吟味→ 能力や資源の個人差への配慮が必要

一方で、現実的には、個人の能力や持っている資源には差があり、内発性の出現やその発展には有利不利があると考えられる。このような場合、単に自立や自主性を強いるのではなく、連携による支援や社会資源の提供が有用と考える。

 

 

ここでは、内発的発展論を単なる地域主義的な社会発展の理論としてではなく、作者が自分の闘病経験を通して、自分中にある内発性をどうやって発展させていくかという人間発展の理論の側面が強調されている。ここで問題となるのは、内発性はどのように出現し、発展しうるのかということである。例えば、作者の場合は、病気を経験し、ただそのまま病むのではなく、価値観の変容が生じ、リハビリへの内的な動機付けが活性化している。そして、自分で努力を継続していくよう発展している。しかし、これが内発性が発展とした成功事例として他に当てはめられたり、手本として模倣するように強制されるとしたら、その個人の内発的発展が損なわれる危険性があるだろう。以上のことから、私は内発的発展とは、それぞれ文化や性質の異なる個人そのものが主体となっていることが重要だと考える。一方で、現実的には、個人の能力や持っている資源には差があり、内発性の出現やその発展には有利不利があると考えられる。このような場合、単に自立や自主性を強いるのではなく、連携による支援や社会資源の提供が有用と考える。(470文字)

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