慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 総合考査I 2014年 解答例

2014年度 総合考査I

 

【設問1】

傍線(1)「戯曲を書く上で最も重要なのは、「対話」と「会話」を区別することだ」について、筆者はどのように考えているか、説明しなさい。(240字以上300字以内)

 

  • 議論の整理→要約と対話、会話の定義

筆者は、戯曲を書く上で「対話」が重要だと考えている。会話は、価値観や生活習慣なども近い親しい者同士のおしゃべりで、対話はあまり親しくない人同士の価値観や情報の交換、あるいは価値観が異なるときに起こるそのすり合わせのことを指す。(113)

 

  • 問題発見→(1)の定義と演劇時におこる問題を整理

演劇においては、会話が延々と続いても、観客にとって有効な情報を出すことができない。演劇が生むドラマは、ある集団が大きな運命に晒されたときに、その成員一人ひとりに、これまでと異なる価値観、世界観が表出し、それがぶつかりあうことによって生まれていく。

(123)

 

(3) 原因分析→不要

(4) 解決策→結論

そのため、演劇は価値観が異なる他者を必要とし、「対話」の構造を要請する。

(36)

 

(5) 解決策の吟味→不要

 

 

計272字

 

【設問2】

傍線(2)「本当に必要な言語運用能力」とはどういうことですか。あなたの意見を含めて論じなさい。(240字以上300字以内)

 

 

  • 議論の整理→要約

「本当に必要な言語運用能力」とは、対話や会話など、話す相手と状況を理解して話し方を変える能力のことを指す。

(53)

(2) 問題発見→問題点を本文中から拾って整理

異なる価値観を持っている者同士が集まって話をする時には、どうしても時間がかかる。それは当たり前なことなのに、学校教育では冗長さを回避するのが正とされてきた。

(78)

(3) 原因分析→自分の意見

「多数決」がよい例で、いくつかの意見に分かれた時、最後は多数決で結論を出す風習がある。それは対話をスキップするための飛び道具のようなもので、出た結論は対話によって生まれたものではない。

(92)

 

(4) 解決策→結論

将来的に国際社会を生き抜く上で、相互理解を図るための冗長さが必要になる瞬間がくる。そのために必要な「対話の基礎体力」を身につける必要があるのではないか。

(76)

 

(5) 解決策の吟味→不要

 

計299字

 

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