順天堂大学 医学部 2011年 小論文 解答例

平成23年度 順天堂大学

・議論の整理

ハップル宇宙望遠鏡がとらえた2500万光年離れた銀河は、宇宙の暗闇のなかで時計回りの渦を巻き、中心が輝いている。2500万光年という想像もできないくらいはるか遠くの銀河を撮影できる望遠鏡の技術に感服するとともに、このM101銀河から私たちが所属する天の川銀河もこのように見えるのだろうかと考えると感慨深いものがある。

・問題発見

私たちの目に見える世界は地平線の内側のみであり、ガリレオが地動説を唱える前までの人々は、自分たちが地球という球体の上で暮らしているとは想像もつかなかっただろう。科学の発展により、私たちは自分が「どこに」存在しているのか認識するスケールを飛躍的に大きくできるようになった。自分の目で見える世界から地球という惑星の上、太陽系という惑星の連なりの一部、天の川銀河の辺境、そして膨張し続ける宇宙のほんの一部に私たちは存在しているのである。

・論証

日々の生活で悩みを抱えたとき、私は時々SF小説を読む。遠い未来、人間が太陽系を超え、天の川銀河に広く入植していく物語が多くみられる。その物語の大きさの前では自分の存在や、自分の悩みなど小さなものであり、ありふれたものなのだろうと思い知らされ少し安心するのだ。このハップル望遠鏡の撮影した写真を見ても、私は同じような思いを抱く。途方もなく離れた遠い銀河系は未知の世界であり、探査することはとても難しいだろうけれど、もしかすると太陽系と同じような惑星の連なりがあり、地球と同じような環境の星があるかもしれない。そこには人間と同じような形態の生物がいて、天の川銀河を望遠鏡で覗いているかもしれないと想像すると、とても楽しくなってこないだろうか。

・結論、結論の吟味

広大な宇宙の世界は、己の小ささを実感させてくれると同時に、探究心をくすぐってくるひどく魅力にあふれたものなのである。(740字)

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