北里大学 看護学部 2017年 小論文 解答例

平成二九年度 北里大学看護学部

・議論の整理

筆者は、人間にとって必要な能力は小手先に目を捕らわれることなく大局を見据えられることや、対症療法ではなく根本的な解決を図ることだと述べている。また、人間社会において過度な競争社会は成立せず、逆に過度に均一な集団は周りが見えなくなって危険としている。その上で、人間が植物社会から学べることは「競争・我慢・共生」であり、これは人間を含めた生物全体に通じる生き抜くための基本的かつ本質的な掟であり、植物世界と人間社会はこれらの点において相同関係にあるとしている。そのため、植物から発される微かな予兆に耳を傾ければ、大局を見据えることができ、物事の本当の姿が見えてくるとしている。

・問題発見

大局を見据える能力が必要な場面として、私は我が国の消費税増税について考えた。我が国の医療保障経済の将来について考えたときに、超高齢社会である日本において今後ますます需要が増して来る医療保障経済の財源として、消費税の増税が必要であることは明らかである。

・論証

過去には「事業仕分け」といった財源の確保のための対症療法もあったものの、長続きはしなかった。根本的な解決のためには医療費そのものを目的とした財源の確保が必要である。消費税増税の過程には目先の出費が増えることへの反発から、多くの人が、組織が反対をしている。もちろん、日本人皆目先の出費が増えることが好ましいとは思っていない。それでも大局を見据えて「我慢」をすることが、日本が生き抜くための基本的かつ本質的な方法であろう。

・結論、結論の吟味

また、世界の歴史を鑑みても過度な「競争」と過度な「共生」に基づく社会は長期的に生存が難しいと思われる。「競争」と「共生」の両方を兼ね備え、その結果生じた矛盾には「我慢」をすることが日本が大局を見据え、本質にたどり着くことのできる方法であろう。

(741字)

 

 

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