早稲田大学 スポーツ科学部 2017年 小論文 過去問解説

■ 答案構成

5STEPで書く

議論の整理→スポーツの存在理由

問題発見→平和の象徴としてのスポーツにおいて男女の待遇差は是正されるべき

原因分析→ビジネスとしてのスポーツ、男女の性差

解決策→平和の象徴としてのスポーツにおいて男女平等は達成されなくてはならない

解決策の吟味→法の整備、企業や観戦者への理解が求められる

■ 答案の下書き

議論の整理→スポーツの存在理由

スポーツは平和の象徴であり(結論)、それはプレーにおいてスポーツマンシップが求められることからも明らかである(根拠)

問題発見→平和の象徴としてのスポーツにおいて男女の待遇差は是正されるべき

競技者の男女の人数比、強化費用、遠征費用など(具体例)

原因分析→ビジネスとしてのスポーツ、男女の性差

一般企業におけるスポンサー契約、成績優秀者に対する賞金があることから(根拠)、スポーツはビジネスとしても成り立っている(結論)また、男性の方が身体能力等が高いことから(根拠)、男性の行うスポーツがより迫力があり人気があり優遇されている(結論)

解決策→平和の象徴としてのスポーツにおいて男女平等は達成されなくてはならない

スポーツは本来平和を表現するもの(結論)

解決策の吟味→法の整備、企業や観戦者への理解が求められる

■ 答案

そもそもスポーツとは、平和と友愛の象徴となるものである。五輪がしばしば平和の祭典と称されることやスポーツマンシップという言葉にも表されるように、スポーツにおいて競技を行う者同士はお互いを称え、尊重しあいながらプレーしなくてはならない。

そのため、試合で対戦者や対戦チームに対する危険行為や暴言・中傷といった行為、また薬物などによるドーピングは罰則の対象となり、競技者にはプレー前後の握手や礼など常に紳士淑女たる振る舞いが求められる。

このように、平和と友愛という観点において男女平等を実現させることは必要不可欠であるということができ、競技者の人数比や選手に対する強化費用、遠征のための飛行機の座席のクラスといった待遇に男女差をつけることは平和と平等の前提に反している。

ただ五輪でもプロの試合でも、選手や大会そのものに対して一般企業による高額なスポンサー契約が結ばれていること、大会における成績上位者やチーム、勝利国の競技団体への賞金が設けられていることを考えると、スポーツは大金の動くビジネスとしても成り立っているといわざるを得ない。

また、男女の性差という観点からいうと、一般的に男性は女性に比べて体格が大きく筋力があり、身体能力も高い。そういった点から男性が行うスポーツの方が観戦していて迫力があり面白く、結果として男性の行うスポーツが女性のそれよりも人気があるのは事実である。そのため、観戦者に対する広告効果を狙う一般企業やチケットの売り上げによって大会運営をまかなう開催者にとって、ビジネスとして男性がより優遇されてしまうことは必然であるといえる。

ただ、先にも述べた通りスポーツとは本来平和と友愛を表現するものである。

そのため男女平等を盛り込んだ法の整備を行い両者が同程度活躍することのできる環境をつくり、指導者・競技団体幹部における男女比の差をなくすことが求められる。そしてスポンサーとなる企業や試合を観戦する人々へは平和の祭典としてのスポーツであるという理解を促すことが必要であると考える。(848字)

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