早稲田大学商学部AO入試・志望理由書・提出例(谷口真美ゼミ向け)

■議論の整理・・・

大学生活を送るにあたり、社会に出たあと、地域や世界でリーダーシップをとれる能力を備えることが求められている。かつては、リーダーシップをとるのは男性がメインであった。しかし現在は、女性が中心となってプロジェクトを率いることも珍しくない。また、チームのヒエラルキーは年功序列とは限らず、さまざまな国籍、ポジション、働き方が入り混じっている。

■問題発見・・・

従来のリーダーとは、カリスマ性という言葉に象徴されるように、ひとつの才能であった。しかし、地域や世界のグローバル化に伴い、リーダーシップはスキルとして捉えるべきではないか。

■論証・・・

経済産業省※1は、「社会人基礎力」とは、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」であると定義した。具体的には、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力の3つの能力から構成されると述べている。ここでキーワードとなるのが多様性である。多様性について論文※1では、格差、距離、種類の 3 つの視点から考察する必要性を指摘している。その視点に立つのかにより、多様性に対する対処方法が異なるというのが、論文※1の問題提起である。

■結論・・・

私が、とくに関心を持っているのは、多様性と格差の関係性である。同じチーム内には、雇用形態、立場、給与など、暗黙の社内格差が存在している。多様性という言葉は、異なる立場や考えを認めることであると同時に、解決が求められる社会問題でもある。そのため現代のリーダーは、チームを引っ張るだけではなく、チームに内在する未解決の格差を調整するスキルを必要とすると考える。

■結論の吟味・・・

そこで私は、組織におけるリーダーシップのあり方を、さまざまな角度から研究を進めている谷口真美教授のもと、多様性と格差の調整と解決の方法を探求することを希望する。

経済産業省※1「社会人基礎力」(https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/)

論文※1谷口真美(2017)「多様化する組織におけるリーダーの役割」『商学研究科紀要』84号(早稲田大学)

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