慶應SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(福田和也研究会向け)

 議論の整理・・・ 

 「文芸」は人によって意味するところもその範囲もまちまちであり,何をもって「文芸」とみなすか,その定義が定まっているとは言い難い。芸といいながら,活字のみならず,音楽,舞台,絵画,映像まで対象とすることもある。それ故,文芸批評もまた,批評の対象となる文芸の一つのジャンルを成すとも考えられる。自然科学的にいえば,「評価法自体を評価する」かの如く,といえよう。ここでは表現方法を問わず,自己の内なる創造性を外に向けて表現した芸術作品を「文芸」とみなし,その「文芸」を批評する行為が生み出した成果物を文芸批評とする。

 

 問題発見・・・ 

 では,文芸批評の目的をどう捉え,存在意義をどう考えるべきだろうか。

 

 論証・・・ 

 文芸批評の第一の目的は,まだ作品を未読・未鑑の人々に対する作品紹介である。味わうべき作品か否かの判断材料として,文芸批評が存在する。新聞の新刊書評はまさにこのためにある。第二の目的は,文芸の芸術的価値,質を高め,さらなる芸術性を求めて作品創作者へフィードバックを提供することにある。相性や好き嫌いを超越した,批評者による当該作品の観方,読み方,味わい方が示される。ここに批評者の主観が表れる。批評が建設的であればあるほど,文芸批評はよりよい作品を生み出すための刺激となろう。実際,文芸批評が文壇論争のはじまりとなることもある。旧聞に属するが,ロッキード事件判決をめぐる渡部昇一と立花隆の論争は当時の論壇を大いに賑わせた。

 

 結論・・・ 

 そこで,文芸批評を生業とし,文芸についての実践的研究を専門としている貴学環境情報学部の福田和也教授に師事し,研究会での活動を通じて文芸批評の実践的技法を学ぶとともに,文芸批評の在り方や存在意義について研究会で議論することで文芸批評についての理解を深めたいと考えている。なお,近代日本の文芸批評は『小説真髄』を著した坪内逍遥に始まり,小林秀雄によって確立されたとみてよい。小林秀雄の没後は,江藤淳が文芸批評の第一人者といわれたが,その江藤淳に見い出されたのが貴学の福田和也教授である(*1)

 

 結論の吟味・・・ 

 貴学の福田和也教授率いる福田和也研究会は,研究生各々が自ら著した書評,短編小説,写真評,映画評などを互いに講評しあい,あるいは自主映画を撮影・上映するなど,自ら手を動かして研究する土台があり,上述の研究に最適の研究環境であると考える。そこで,貴学SFCに入学し,福田和也研究会に入会することを強く希望する。

 

 

 

(*1) 福田和也.江藤淳という人,新潮社,2006

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