慶應SFC 環境情報学部 AO入試 志望理由書 提出例(石川初研究会向け)

■ 議論の整理・・・
「造園」と訳されるランドスケープアーキテクチャLandscape Architectureは,1827年にGilbert Laing Measonによって発明された用語である。ランドスケープアーキテクトの仕事は「造園」にとどまらず,スケールに応じて,庭や公園,街並みなどの敷地計画,さらには都市計画・環境保全計画などの大規模な景観デザインに及ぶ。貴学環境情報学部の石川初教授は,ランドスケープデザインの観点から,徳島県神山町の山間部の農家の周囲に見られる日常的ものづくりの技術やそれを支える空間構造を明らかにするなど,周辺環境を取り入れた物質循環についてユニークな実践的研究を行っている(*2)。

■ 問題発見・・・
石川教授は,「異なるスケールで複数の文脈のなかで見る」,「より広域的な事情の兆候として関係を見る」という分析思考法を「ランドスケープ思考」と名付けた(*1)。ここで,ランドスケープ思考に基づいて神山町の地域資源としての魅力的な風景を改めて分析してみたい。

■ 論証・・・
神山町は四国山地の東部にあり,全面積の86%が山地である。町域は町の中心を流れる鮎喰川流域と重なり,上中流域に農地と集落が点在している。市街地から外れた傾斜地には雛壇状の農地が発達し,そこに点在する伝統的な形態の民家とともに,特徴的な景観を作り出している。棚田や段畑は,盛土と切土と石積みによって造成・造形された水平な平坦面である。特に,緩傾斜な地すべり地形に発達する棚田や段畑の土留めに用いられている石積みが特徴的で,複雑な形状と肌理を持つ天然石が使われている。すなわち神山町の農村集落は,集落全体の地形という大きなスケールから石積みの表面という小さなスケールまで,大小いかなるスケールによる「切り取り方」をしてみても,「意味のある風情」を見出すことができるのである。これが神山町の景観を複雑で奥行きのあるものにしているのである(*1)。

■ 結論・・・
そこで,貴学環境情報学部の石川初教授に師事し,プロジェクト研究を通して実践的にランドスケープ的分析眼を学ぶことで,計画から設計まで手がけることができるランドスケープアーキテクトを目指し,景観学の研究を深めたいと考えている。

■ 結論の吟味・・・
貴学の石川初教授は,ランドスケープに関わる事業をしている人で知らない人がいないほどの,高名なランドスケープアーキテクトである。ゆえに,上述の研究を進めるために最適な環境を求めて,貴学SFCに入学し石川初研究会に入会することを強く希望する。

(*1) 石川初.『思考としてのランドスケープ 地上学への誘い 歩くこと,見つけること,育てること』.LIXIL出版.2018
(*2) 石川初.“ものづくりのモデルとしての生活風景”, KEIO SFC JOURNAL, Vol.17, No.1, pp.162-184, 2017

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