上智大学 文学部 特別入試 志望理由書 提出例(中澤克昭ゼミ向け)

■ 議論の整理
鷹は、世界中で古代から人間社会と、特に王権や為政者との関りが深い動物である。日本においても武家の家紋には鷹の羽が家紋のモチーフとして用いられており、徳川政権や織豊政権においても鷹狩が盛んにおこなわてきた。また、その狩りで得た獲物は国家的儀礼として朝廷にも献上されてきた。

■ 問題発見
こうした歴史的事実から、従来の研究では鷹は武家の「暴力性」や「軍事訓練」の象徴という見方も強い。しかし、鷹狩の源流は仁徳天皇にまで遡ることができ、古代の王権や貴族層にも鷹狩の愛好者がいた。また、先行研究によると9世紀後半以降には仏教的な殺生罪業観が貴族社会に定着し始め、「穢」の概念も広まり、狩猟を職能の一つとしていた武士の間でも、13世紀には狩猟や獣肉食を忌避し、その罪業について説くものも現れていたという※。そのような背景を踏まえるならば、中澤教授が指摘するように、鎌倉武士から近世の武家にまで還流する思潮を見出そうとするならば、この殺生罪行観をめぐる葛藤に注目すべきであろう※。

■ 論証
鷹狩の歴史において、中世は重要な葛藤を含む過渡期であり、私はこの過渡期における鷹狩の変容に関心がある。とくに古代と中世では宗教や信仰にも大きく転換したため、浄・不浄の観念も大きく異なってくると考えられる。そのため、古代から近世に至るまでの連続性と、葛藤や断絶の両面から問い直すことが重要である。

■ 結論
この問いを深めるために、古代から近世までの鷹狩の歴史を先行研究や文献で追うとともに、生活史や信仰の変容、外交による多文化の影響等から鷹狩に関してどのような葛藤があったのかを探りたい。

■ 結論の吟味
上記の研究を行うにあたり、この分野において先進的研究を積み重ねている中澤克昭教授のゼミに入会し、中世史や民俗学の視点からこの問題を追求することを強く希望する。

中澤克昭. (2018). 中世の鷹狩に関する研究の動向と課題. 鷹・鷹場・環境研究= The journal of hawks, hawking grounds, and environment studies, 2, 39-63.

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