上智大学 文学部 特別入試 志望理由書 提出例(大塚寿郎ゼミ向け)

■ 議論の整理
19世紀の作家ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』は、ピューリタンの歴史の暗い影の部分を表した作品と称されることも多い。序文「税関にて」でも示されているように、ホーソーンの先祖が悪名高いセイラムの魔女裁判に関わっていたこともあり、その負い目が『緋文字』をはじめとした、歴史を背景とした文学作品の執筆動機の大きな一つであったとも言われる。

■ 問題発見
「税関にて」の序文にもあるように、当時は法と宗教の境目が曖昧で、作品からは中世の宗教裁判のような無気味さや居心地の悪さも立ち上ってくる。ではホーソーンは先祖の所業に対する負い目や子孫としての贖罪、または清教徒の負の歴史に対する弾劾として、あるいは主人公のように傷つけられ晒された魔女達へのレクイエムとして一連の作品を書いたのだろうか。

■ 論証
しかし、この居心地の悪さは、文学作品として昇華されることで多くの読者に対して開かれ、個人的な動機を超えて、否応なしに読者を議論の渦に巻き込んでいく。大塚教授はホーソーンと同時代の作品を分析し、自由や民主主義の意味をめぐる葛藤と「落ちつかなさ」を描くことで、物語の中に様々な主張が交錯する公共空間の創設を意図したのではないかと推察する※。民主主義的であるということは、様々な主張を排除することなく、居心地の悪さを抱えているものだからだ。

■ 結論
この分析に触れ、私は文学作品の持つ力や、作家の仕事に深い関心を抱くようになった。ホーソーンの未翻訳作品、同時代の作品を通して、アメリカ文学が果たしてきたこと、ひいては文学作品と読者の相互関係について探求していきたい。

■ 結論の吟味
上記を学生時代の目的として追求していくために、大塚寿郎教授のゼミに入会することを強く希望する。

※大塚寿郎. (2009). ホーソーンの歴史物語における文化的象徴としてのピューリタンと民主主義. 英文学と英語学, (46), 43-55.

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