上智大学 総合グローバル学部 特別入試 志望理由書 提出例(丸井雅子ゼミ向け)

■ 議論の整理
私は幼いころから世界遺産に関心があり、将来は世界遺産の修復に携わるために考古学を学びたいと考えてきた。私の住む地域にも古墳があるが、それは重要な歴史的と指定されているがために厳重に囲いを付けて「保存」され、間近で見ることもなかった。 親や地域の人に尋ねても具体的な情報を知る人はおらず、市の文化財課の方や調査に来る考古学の権威だけがその意義を知っていた。また、私も含め地域の人の中には「遺跡といっても、教科書に掲載されたり、観光資源として地元にお金を落とせるほどでもない」という、暗黙の尺度で地元の遺跡を低くランク付けする傾向があった。

■ 問題発見
しかし、遺跡の価値とは、誰にとっての価値なのか。ユネスコの世界遺産に指定され、世界中の注目を集め、観光客を呼べるものが優良な遺跡であるいうイメージはどこから来るのか。そんな疑問を持ち始めた時、貴学の丸山雅子教授のインタビュー記事を読み、「パブリック・アーケオロジー」という概念に辿り着いた。カンボジアを例にとると、内戦を経て、観光資源として修復されてきたアンコールワットが、国家や世界のグローバルな期待が先走るあまり、ローカルな地元住民の郷土の遺産としての側面がとりこぼされてきた。丸山教授やチームの、アンコール遺跡を「地元住民が郷土史に親しむための生きた教材」※1として位置づけなおす実践に触れ、規模は違うが、私の地元の古墳をはじめ、日本の郷土史や地域の復興にとっても応用可能だと実感した。

■ 論証
遺跡の観光資源としての側面ばかりがクローズアップされ、権威づけやランク付けされる現状に対して、考古学ができることはたくさんあり、そのためには地域の人との協働によって、地域の遺跡として保存や活用法を共に考えていくことが重要であると考える。
そのためには、考古学は常に、遺跡の発掘や保存の目的を、地域住民の声をもとに問い直していく作業が必要である。

■ 結論
上記の実践に考古学の分野から貢献するために、まず基礎となる知識や方法論を学びながら、住民参加のパブリック・アーケオロジーの実践に触れたい。さらに、考古学史の中で、特に旧植民地の遺跡が政府の観光資源として取り上げられてきた背景や経緯についても学び、そこからどのように地域住民と再びつながっていくかの道筋や見通しを捉えたい。

■ 結論の吟味
上記の目的を達成するために、アンコール遺跡における住民参加の郷土史に貢献し、パブリック・アーケオロジーの概念普及に努めてきた丸井雅子教授のゼミに入会し、学ぶことを強く希望する。また、貴学のグローバルな学習理念とローカルな実践を奨励する学習環境で、グローカルに貢献できる考古学者の在り方を考えていけると確信している。

※1 丸井雅子(2011)「カンボジア、アンコール遺跡におけるパブリック・アーケオロジーの実践:1999-2009」金沢大学考古学紀要32,57-63

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