上智大学 総合グローバル学部 特別入試 志望理由書 提出例(赤堀雅幸ゼミ向け)

■ 議論の整理
名誉殺人とは、女性の性的不品行をはじめとした不道徳な行為を契機に発動される暴力と一般に認識されている。赤堀は、調査対象としてきたエジプトのベドウィン社会の中で、「名誉」という言葉が、女性に対するものだけではなく、集団間で展開される暴力行為を説明される際に使われていることに注目する。また暴力の行使が「名誉」によって正当化されるだけではなく、暴力の抑止や和解もまた「名誉」によって説明されることから、「名誉に基づく殺人」に関わる概念自体を見直していく必要があると言う※。

■ 問題発見
私たちは、自分の属する集団や社会の文化とはかけ離れた概念や現象と出会うと、自分の常識を元に価値判断を下す傾向がある。暴力、特に女性や子どもの心身の健康を損なう行為自体は阻止されるべきだが、国際社会の規範やヒューマニズムを所与のものとして、その価値基準だけで「名誉」の概念をわかったつもりになり非難することは、新たな認識の暴力の構造を生むことにならないだろうか。さらに、その暴力の構造の元、ますます女性や子どもを物言わぬ他者として位置づけてしまうことにはならないだろうか。

■ 論証
上記の疑問を深く追及するために、「名誉」という言葉で語られる暴力について、事実、文化的慣習などの背景、ジェンダー・セクシュアリティ観などを整理することが重要だと考える。また、それぞれの文化的文脈において、それらの事例がどのように語られているのか、「血讐」などの類似の概念とはどのように使い分けられているのかに着目し、参与観察によって洗い出していく必要がある。

■ 結論
このような人類学的研究は、オリエンタリズムを克服し、物理的・認識的暴力を根本から問い直すための対話構築に向けても必要な作業であると考えている。

■ 結論の吟味
上記の研究を行うために、貴学の赤堀雅幸教授のもとで文化における暴力の概念と語り方について学ぶことを強く希望する。また貴学の紛争や平和について様々な分野から学べる学習環境は、私にとって最適な学習環境であることを確信している。

※ 赤堀雅幸(2017) 「暴力のイディオムとしての名誉ーエジプト西武砂漠ベドウィンの血讐と名誉殺人を事例に」 『文化人類学』82巻3号 367~385頁

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