上智大学 総合人間科学部 特別入試 志望理由書 提出例(渡邉深ゼミ向け)

■ 議論の整理
精神的・経済的に自立して「一人前」になることは、どの時代、どの社会においても人類の重要なテーマである。しかし近年の日本においては、「年功序列」や「終身雇用」によって特徴づけられる従来の日本型企業を支える社会的構造は大きく様変わりし、就職や結婚によって安定を得られるとは一概には言えなくなった。また、ライフスタイルの大きな変容により、従来型の「一人前」モデルはもはや若者のロールモデルとして成立しなくなった。この状況は一見、選択肢の多様化ともいうべき望ましい状況にも見えるが、その選択を支える社会基盤や受け皿は十分育っているとはいえない。

■ 問題発見
では、現代の若者の人生設計や生存戦略において、どんな要素が有効・有利に働くと考えられているのだろうか。

■ 論証
渡邉教授は、労働者が転職方法として活用するネットワークについての長期的調査と研究の中で、マーク・S.グラノヴェッターの理論「弱い紐帯の強さ」仮説を現代日本の状況の中で検証している※。「弱い紐帯」とは、人的つながりの中でも接触頻度の低い関係を指し、その弱い紐帯こそが、自分の交際範囲では手に入りにくい希少な情報や資源への接近を可能にするという理論で、それが転職にも有効に働くとされている。しかし、渡邉教授は日本においては弱い紐帯よりも強い紐帯が望ましい転職結果をもたらしたことも踏まえ、日本の労働市場や転職環境の特徴を明らかにしてきた。「弱い紐帯」が提起するネットワークは、確かにIT時代の申し子である現代の若者にとって、有効で頼りになる手段である。さらに、都会と地方、年齢層、属性などの差異による特性や傾向を視野に入れ、手持ちのネットワークをどのように使い分けているのか、その戦術を社会学的調査によって明らかにしてみたい。

■ 結論
社会学による実証研究の成果は、先行きが不透明な時代を読み解く一つの手がかりとなる。上記の問題意識を学問的に追及するために、貴学の渡邉深教授のゼミに入会し、理論的枠組みと統計調査などを駆使した実証研究の方法を学ぶことを強く希望する。

※渡邉深(2014) 『転職の社会学ー人と仕事のソーシャル・ネットワーク』 ミネルヴァ書房

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