2019年 上智大学編入学試験 神学部・神学科 小論文 解答例

議論の整理(要約)

この文章は、ローマ教皇フランシスコによる第50回世界平和の日のメッセージである。このメッセージのなかで教皇フランシスコは、非暴力の生き方を実践することを訴えかけた。これは、個人だけではなく国際紛争を暴力で解決させようとする国々に向けたメッセージとなっている。暴力による解決は報復の連鎖を生む。そのためあらゆる政治が非暴力に基づくことを望んでいる。

問題発見

教皇フランシスコが発した非暴力に基づく政治という指針は、この現代世界のなかでどのように実現できるのだろうか。その実現の過程で、私たちができることはあるのだろうか。

論証

世界のなかでも長らく紛争が続いているのが中東エリアである。イスラエルとアラブ諸国の対立が紛争の原因であるが、そこで仲介的な役割を果たしているのがアメリカである。ここでアメリカが果たしている役割は、対話を推進することであるが、実際は、イスラエルの軍事行動を背後から支援している。つまり、表面的には非暴力の政治を行っているが、実際は暴力による政治を推し進めている。

アメリカはオバマ政権時代、イランとの関係を改善することを目指した。そこでイランが核開発を大幅に制限するかわりに、経済制裁を解除することとした。しかしながら、トランプ大統領は、ふたたび経済制裁を復活させたことで、ふたたび情勢は悪化している。中東問題は暴力と報復の連鎖が続いているのみで、新しいステージに進むことはできないでいる。

結論

国内の支配者のパワーや世界の強国の関係性を一転させない限り、現在の中東諸国から非暴力に基づく政治を排除することは難しいというのが現状である。中東諸国の支配者と関与している国の支配者が、現在の状況に危機感を持って、いちど白紙に戻した状態で対話することにより、暴力を介さずに解決の糸口が見つかる可能性はある。

吟味

日本は、中東の石油に大きく依存しながら、中東の平和に向けての取り組みにあまり関与していない。これまで直接関与していないからこそ、和平に向けた対話の調停に貢献できる可能性はある。ただし、日本および国民がもっと中東について学ぶ姿勢も必要になってくる。(890文字)

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