2019年 上智大学編入学試験 総合人間科学部・教育学科 小論文 解答例

問2

議論の整理(要約)

世界のグローバル化は、日本にふたつのグローバル化をもたらした。ひとつは外に向かうグローバル化である。留学や就業など、海外に向かうことが当たり前となり、日本にとどまる必要性がなくなってきている。もうひとつが内なるグローバル化である。これは外国の人々が日本に来るようになり、日本の学校や職場が国際化している現状のことである。ふたつのグローバル化により、日本の教育のあり方は、さまざまに変化を求められている。

問題発見

それではグローバル化の進展は、日本の教育にどのような課題を投げかけているのだろうか。

論証

外に向かうグローバル化により、日本の教育は世界レベルの英語話者を育成することが必要となっている。現在の日本は、英語教育は行われているが、実践レベルとなると世界に遅れをとっている。文法のことはよく理解しているが、実際に話すとなると力を発揮できない日本人が多いのが現状だ。そこで文法や単語を覚えるのではなく、知識は不十分でもいいので、コミュニケーション力をそなえる教育方法の開発が求められている。

内なるグローバル化は、国際化の波を受け入れるための土壌づくりが課題となっている。日本の一部の地域では、半数以上が外国人という小中学校が存在する。そうではなくても、外国人児童が数人いることは珍しいことではない。彼ら・彼女らは、必ずしも日本語が十分であるわけではないため、言語面での支援も必要となる。また、日本人学生が自然に受け入れられるように、教師が支援することも求められる。

結論

ふたつのグローバル化の進展により、日本の教育は世界に羽ばたける人材育成と、世界を受け入れるための土壌づくりと、ふたつの課題を抱えている。どちらも実現するためには教育内容の改革が必須である。

吟味

私は、小中学校では内なるグローバル化に対応できる教育、高校・大学では外に向けたグローバル化に対応できる教育を重視するといいと考えた。それにより段階的にグローバル化に適応するための能力が備わっていくと考える。(842文字)

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