2019年 上智大学カトリック高等学校対象特別入学試験 総合人間科学部・看護学科 小論文 解答例

議論の整理……

若者にとって携帯電話は、筆者が指摘するように、常に何かをする、常に他人とつながるための手段である。確かに私自身、携帯電話を家に忘れると一日中とても不安な気持ちになる。自分が知らないあいだに、誰かから連絡が来ているのではないかと心配になる。私が携帯電話を忘れていることを知らない友だちが、メールの返信がないと不快に思うのではないか、という気持ちにもなる。今では、ほとんどの人が携帯電話を持っているため、数時間以内に電話を折り返したり、メールを返したりするが当たり前になっている。そのため携帯電話を忘れたことで、世の中の流れから取り残された気持ちになるのだろう。

問題発見……

筆者自身は携帯電話を持っていない。その理由として、物書きであるから必要ない、そして、世界とつながることに執着していないことをあげている。筆者が指摘するように、現代の若者は、携帯電話を通じて他者とつながり、それにより安心感を得ていることは間違いない。そのため私は、携帯電話を忘れたとき、他者とのつながりが絶たれた気がして、とても不安になったのだと思う。友だちとやり取りしていないときも、ツイッターに「いいね」を押したり、YouTubeにコメントを残したりすることで、人とつながっている感覚になる。つまり、携帯電話を通じて、現実とは異なる次元でも人とつながろうとしているのだ。

論証……

確かに、筆者が言う通り、自分が最終的に向き合う相手は自分であるため、ひとりでゆっくり自分と向き合う時間を持つことは大切である。しかし私は、携帯電話を忘れて不安になるいちばんの理由は、他者とのつながりが絶たれたことではないと考える。むしろ、いつでも手で触れているからこそ、自分自身の一部を置き忘れたような気持ちになるのだと思う。

結論……

携帯電話は他者とつながる手段であると同時に、自分自身の体の一部としてつながっている。そのため携帯電話がその場になくても、それを操作しようとしていまう。「あるはずのものがない」ことに気が付くと、まるで自分の体の一部を置き忘れた気持ちになり、不安で仕方なくなるのだと私は考える。(859文字)

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