2019年 上智大学外国人入学試験 文学部・哲学科 小論文 解答例

問2

結論……

私は、ジョン・スチュアート・ミルの自由に関する考え方に反対である。

根拠……

その理由は、現代社会において、社会との関りがない状態は存在しないからである。ミルの考え方に従えば、社会が干渉するのは、その人が他人に危害を加えるときであり、自分自身にだけ関係する行為では、独立が保たれる。

具体例……

ミルの自由に関する考え方を応用すると、法に触れる劇薬を他人に飲ませた場合、他人に危害を加えたとして罰せられる。しかしながら、勝手に自分の部屋で劇薬をつくっただけで、誰にも危害を加えつもりはないのなら、罰せられないとい。つまり、ひとりで自分のために劇薬をつくる行為は、自身にだけ関係する行為のため、独立が保たれるということだ。

私は、独立が保たれるのは、行為ではなく思考であると考える。劇薬をつくる行為は、自分のためにつくるだけでも権力が行使される。しかし、劇薬をつくりたいと思うことは自由である。ミルは、権力を行使する目的は、他人に対する危害の防止であると述べている。劇薬をつくりたいと思うことは、他人に対して危害を加える可能性があるものの、本当にそうなのかを実証することはできない。そのため、リスクがあるにも関わらず、独立と自由を保障しなければならないのである。(515文字)

 

問4

結論……

私は、完全に自由であることは、よいことであるとは思わない。

根拠……

なぜなら、人間が自由を感じられるのは、ある程度の不自由さがあるからである。社会のルール、時間的・経済的な制約、義務、伝統など、行動をしばるものがあるから、自由を感じられるのである。しばられるものが何もなければ、「自分が自由である」と認識すること自体、できなくなるだろう。

また、現実問題として、行動をしばるものが何もなかったら、そこはただの無法地帯となってしまう。すべての人間が、他人に危害を加えないで、それぞれの平和を保つことは難しい。必ず、自分に危害が加わる、または、自由が侵されることが出てくるだろう。つまり、社会に干渉される不自由さがあるからこそ、自由を感じされるようになるのだ。(322文字)

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