2020年 上智大学外国人入学試験 文学部・国文学科 小論文 解答例

議論の整理(要約)

日本語の歴史は、基本的に漢字をベースとする言葉により築き上げられてきた。日本では長らく、男性と女性は使用する言葉が分けられており、漢字・漢文は男性の言葉であった。そのため公的な文章は、権力を有してきた男性の言葉により書かれてきた。そのため女性は、一部の例外を除いて、言葉の違いにより公的な世界から排除されてきた。

問題発見

現在の日本では、書き言葉における男女の性差は存在するのだろうか。また、どのようなときに、男女の性差がなくなって一体化していると感じるのだろうか。

論証

現在の日本では、書き言葉における男女の性差は基本的にないと考える。話し言葉では男女の性差があるものの、日常生活でも公的なものでも、男女を問わず理解できる文章となっている。しかしながら、SNSが普及するにともない、世代間の言葉の差が広がっているように思う。SNS上で使われる言葉や表現は、ある程度の年齢になると、ほとんど理解できなくなると言われている。事実、私が当たり前のように使っている言葉は、同級生は男女ともに理解できるが、両親は理解できないことが多い。

さらに、かつての日本に存在していた書き言葉における区別は、徐々に女性よりに一体化しているように思う。たとえば、絵文字は男性的というよりは女性的である。男性であっても、かわいらしい表現をするなど、一見すると男性が書いていると分からないような言葉もある。女性っぽい言葉で書くことで、言葉のとげがなくなり、人間関係が円滑になるというメリットから、書き言葉の女性化が進んでいると私は考える。

結論

現在の日本では、書き言葉における男女の性差はなく、公的文書の言葉も共通化している。しかしSNS上で書かれる言葉は、世代間の差が顕著であり、さらに衝突を避けて円滑にコミュニケーションをとれるため女性的になっている。

吟味

これまでの日本語も世代間の差はあったと思うが、近年の差は顕著であると思う。男女の性差と共に、あわせて考えていく必要があると思う。(830文字)

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