2020年 上智大学公募推薦入学 文学部・新聞学科 小論文 解答例

議論の整理(要約)

愛国心とは、自分が生まれ育った国を強く愛する気持ちのことである。祖国を愛する気持ちは普遍的な感情であるが、あえて愛国心と言うときは、国に対する反省がなく、無条件で忠誠心を持っている。ときとして、ただ愛着を持つだけではなく、自分と国を一体のものと捉えている。愛国心から、命を犠牲にすることを恐れない者もいる。例えば、第二次世界大戦は、愛国心教育を受けた若者たちは、日本の勝利を信じて特攻隊として命を差し出した。最近は、偏った愛国心から、他国に対してヘイト行動をとる人が目立っている。

問題発見

他者や他国に対する排他的思考や行動を介さずに愛国心を持つことは可能なのだろうか。可能ではれば、どのようなかたちなのだろうか。

論証

愛国心には2つのパターンがある。ひとつは他国に興味を持たず、自分の祖国だけに目を向ける内向きの愛国心である。もうひとつが、他国を攻撃することで、祖国を持ち上げようとする、外向きの愛国心である。内向きの愛国心は、海外留学や海外就職にチャレンジしない、内向き志向と重なる。日本を事例にすると、反中・反韓を主張して極端な言動をとる人たちが、外向きの愛国心を持っていると言えるだろう。

歴史的に見ると、政策的な失敗や反省を繰り返しながら国は発展している。ヨーロッパ諸国のように民衆による革命が、国を近代化させたという事例もある。革命は、その国の政治的腐敗に問題を感じた人々が、国家権力を転覆させるためにリーダーシップをとることで実現した。

革命は極端な例かもしれないが、国と国家権力を区別して考えないと、愛国心を正しく抱くことはできない。国がより良くなることを願うのであれば、まずは批判的視点を持って自国に関心を持つべきだと考える。そして、政治家など批判される側も、適切な批判であれば受け入れる、それが愛国心である。

結論

つまり愛国心とは、祖国を思う心を持ちながら、必要なことは批判する精神を指す。他国に無関心である、他国を攻撃することは、他国に対する感情に過ぎず、愛国心と関連づけることはできない。

吟味

近年、偏った愛国心から排他的思考・行動をとる若者が増えていると聞いた。日本の経済、教育、日常生活のなかで、どのような流れが偏った愛国心を増強させているのか、もっと検討していきたいと思う。(955文字)

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