上智大学 文学部ドイツ文学科 AO入試 中村朝子ゼミ向け

  • 議論の整理

ゲオルク・トラークルの作品は読む度にいつも新しい発見がある。それは彼の作品に一度の鑑賞では理解を許さない重層的な意味がいくつも込められているからであるともいえるが、そもそも彼が描き出す世界が限定的でないが故に読み手側に豊かなイメージを想起させるという点もあるといえる。詩人トラークルの特徴といえば鋭い色彩表現が第一に挙げられるが、この色彩表現こそイメージを限定せずに感情を表現するのに適した言葉である。プライセンダンツはトラークルの色彩用語を経験的世界から分離された事物としての言葉と論じている。

  • 問題発見

また、彼の用いる言葉の多くが牧歌的世界を表彰するものであることもたびたび指摘されることである。それはやはり、人間と自然が調和した古代の生活が近代化された生活から距離をおいて、ある種の理想的世界として我々の心に存在するからであろう。トラークルの詩の最大の魅力は、経験的な言葉で言語化される前のこのような根源的な感情を、限定せずに根源的なイメージのまま詩として表現するところにあると考える。それでは、トラークル自身はこれらの経験的世界から分離された言葉たちにどのようなイメージを持っていたのだろうか。

  • 論証

鍛冶の論考によれば、トラークルは牧歌的世界や自然を必ずしも全面的に肯定していたわけではなく、彼の描く自然には彼自身の自然に関する考え方が反映されているという。それは、単純な生の連鎖に対する恐怖と暴力性である。私はトラークルの詩が想起させるこのようなイメージに一般的な共感とは乖離したものを感じる。そこで、トラークルの描く自然描写の人工性という観点から彼の詩を分析したいと考えている。

  • 結論

上記研究を行うにあたって、これまで貴学においてドイツ現代抒情詩に関する数多くの論考を執筆してきた中村教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

鍛冶哲郎 (2019) 「素朴な生の形象と言語の弁別機能-ゲオルク・トラークルの言葉の揺らぎについて-」『鎌倉女子大学学術研究所報』 19, 59-75

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