上智大学 文学部ドイツ文学科 AO入試 三輪玲子ゼミ向け

  • 議論の整理

二十世紀から二十一世紀にかけての現代演劇の潮流を見てみると、演劇の新たな地平を開くための過激な実験性を含んだ挑戦的な戯曲からテクスト中心主義への回帰という傾向を捉えることができる。特に、ドイツ語圏演劇についてはミュラーやイェリネクのように「上演不可能性」を志向するような難解なテクストが多く生まれた時代から、近年ではドラマ性を残しつつも世界の本質に迫る思想性の強い作品が登場するようになり、演劇は常に進化し続けているといえる。

  • 問題発見

二十一世紀を代表するドイツ劇作家の一人にデーア・ローアーを挙げることができる。彼女の戯曲テクストは残酷さと滑稽さが入り混じった人間の現実を描き出す。それによって観客は舞台上で繰り広げられる風景に自らが生きる世界の縮図をオーバーラップさせ、異なる視点から現実を見ることができる。この異なる視点が同時にいくつも存在することは「ポストドラマ演劇」時代の戯曲に散見される傾向であると三輪教授は論じるが、彼女の戯曲の優れている点はそのテクスト内の詩的言語によって高い文学性をも備えていることであると述べている。それでは、この戯曲テクストはどのような創意によって演出されうるのだろうか。

  • 論証

この問いの答えを探るうえで、アンドレアス・クリーゲンブルクへの言及を避けることはできない。彼はローアー作品をほぼ専属的に初演してきた演出家であり、その柔軟な創造性によってローアーの重層的なテクストを忠実に再現しながら鮮やかに舞台の上に立体化している。私が注目したいのは、ローアーの戯曲における話法の揺らぎをどのように舞台化しているのかである。人称の異なる語りが混在するテクストをなぞりながら演劇として成立させるための手法について分析を行いたい。

  • 結論

上記研究を行うにあたって、これまで貴学においてドイツ現代演劇について数多くの論考を執筆してきた三輪教授のもとで学ぶことを強く希望する。

参考文献

三輪玲子 (2012) 「「テクスト演劇」の可能性:デーア・ローアー『無実』の演出から」『上智大学ドイツ文学論集』 49, 179-198

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